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「純生」dl−カンフル

添付文書番号

2645701X1043_3_03

企業コード

270108

作成又は改訂年月

2023年11月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

872645

薬効分類名

鎮痛・鎮痒・消炎剤

承認等

「純生」dl−カンフル

販売名コード

YJコード

2645701X1043

販売名英語表記

dl-Camphor

販売名ひらがな

「じゅんせい」dl-かんふる

承認番号等

承認番号

16100AMZ00363000

販売開始年月

1986年1月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

基準名

日本薬局方

dl-カンフル

一般的名称

dl-カンフル

3. 組成・性状

3.1 組成

「純生」dl−カンフル

有効成分1g中 日局 dl-カンフル   1g

3.2 製剤の性状

「純生」dl−カンフル

性 状無色又は白色半透明の結晶、結晶性の粉末又は塊で、特異な芳香がある。
室温で徐々に揮散する。

4. 効能又は効果

下記疾患における局所刺激、血行の改善、消炎、鎮痛、鎮痒。

  • 筋肉痛、挫傷、打撲、捻挫、凍傷(第1度)、凍瘡、皮膚そう痒症

6. 用法及び用量

通常、1~10%の軟膏、10%のアルコール溶液、10~20%の植物油溶液又は2~4.5%の石ケンカンフルリニメントとして患部に適量を塗布あるいは塗擦する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

頻度不明

過敏症

発赤、発疹等の過敏症状

14. 適用上の注意

14.1 薬剤使用時の注意

  1. 14.1.1 水疱性タイプの症状には有害であるため、湿潤面への使用は避けること。
  2. 14.1.2 液剤、軟膏剤、リニメント剤として、眼又は眼の周囲には使用しないこと。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

健康な皮膚を刺激して軽い炎症を起こすことにより、反射的に局所の血管を拡張させる。したがって栄養状態の悪い皮膚、局所の疾患の治癒を促進する。皮膚・粘膜から吸収される1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

dl-カンフル(dl-Camphor)

化学名

(1RS,4RS)-1,7,7-Trimethylbicyclo[2.2.1]heptan-2-one

分子式

C10H16O

分子量

152.23

性状

無色又は白色半透明の結晶、結晶性の粉末又は塊で、特異な芳香があり、味は僅かに苦く、清涼味がある。

エタノール(95)、ジエチルエーテル又は二硫化炭素に溶けやすく、水に溶けにくい。

室温で徐々に揮散する。

20. 取扱い上の注意

火気を避けて保存すること。

22. 包装

500g[内装:ポリ袋、外装:ブリキ缶]

24. 文献請求先及び問い合わせ先

日興製薬販売株式会社 製品情報窓口

〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町32

TEL:03-3254-1831  FAX:03-3254-1846

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

小堺製薬株式会社

東京都墨田区両国4-36-9

26.2 発売元

日興製薬販売株式会社

東京都千代田区神田紺屋町32

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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