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トウガラシチンキ「コザカイ・M」

添付文書番号

2649712X1032_1_06

企業コード

270108

作成又は改訂年月

2023年10月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

872649

薬効分類名

皮膚刺激剤

承認等

トウガラシチンキ「コザカイ・M」

販売名コード

YJコード

2649712X1032

販売名英語表記

Capsicum Tincture

販売名ひらがな

とうがらしちんき「こざかい・M」

承認番号等

承認番号

16000AMZ04507000

販売開始年月

1967年7月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

4年

基準名

日本薬局方

トウガラシチンキ

一般的名称

トウガラシチンキ

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

び爛・創傷皮膚及び粘膜には使用しないこと。[刺激作用を有する]

3. 組成・性状

3.1 組成

トウガラシチンキ「コザカイ・M」

有効成分100mL中 日局 トウガラシ   10g
(総カプサイシン((E)-カプサイシン及びジヒドロカプサイシン)   0.010w/v%以上 )
添加剤エタノール  

3.2 製剤の性状

トウガラシチンキ「コザカイ・M」

性 状黄赤色の液である。

4. 効能又は効果

皮膚刺激剤として下記に用いる。

 筋肉痛、凍瘡、凍傷(第1度)、育毛

6. 用法及び用量

  • 筋肉痛、凍瘡、凍傷(第1度)には、トウガラシチンキとして、通常、10~40%を添加した液剤、軟膏剤、硬膏剤又はパップ剤を1日1~数回局所に塗布する。
  • 育毛には、トウガラシチンキとして、通常、1~4%を添加した液剤を1日1~数回局所に塗擦する。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

頻度不明

皮膚1)

刺激感、疼痛等

1) これらの症状が強くあらわれた場合には、濃度を下げるなど適切な処置を行うこと。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤使用時の注意

  1. 14.1.1 原液のまま使用しないこと。
  2. 14.1.2 入浴直後に使用しないよう注意させること。
  3. 14.1.3 眼又は眼の周囲に使用しないこと。
  4. 14.1.4 引火性があり、爆発の危険性もあるため、火気には十分注意すること。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

capsaicinは局所適用又は皮下投与などで侵害受容器及び温覚受容器を選択的に遮断する感覚ニューロン遮断薬である。capsaicinは脊髄からP物質、ソマトスタチンなどを放出させ、化学物質による痛覚、温覚の閾値を高めるが、皮膚のP物質含量及び血漿溢出も減少させる1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

トウガラシ

性状

トウガラシCapsicum annuum Linné (Solanaceae)の果実である。

20. 取扱い上の注意

火気を避けて保存すること。

22. 包装

500mL[ガラス瓶]

24. 文献請求先及び問い合わせ先

小堺製薬株式会社 学術情報室

〒130-0026 東京都墨田区両国4-36-9

TEL:03-3631-1495 FAX:03-3631-1457

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

小堺製薬株式会社

東京都墨田区両国4-36-9

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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