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コタロー茵ちん蒿湯エキス細粒

添付文書番号

5200003C1035_1_13

企業コード

270127

作成又は改訂年月

2023年1月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

875200

薬効分類名

漢方製剤

承認等

コタロー茵ちん蒿湯エキス細粒

販売名コード

YJコード

5200003C1035

販売名ひらがな

こたろーいんちんこうとうえきすさいりゅう

承認番号等

承認番号

16100AMZ03821000

販売開始年月

1986年10月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

一般的名称

茵蔯蒿湯

3. 組成・性状

3.1 組成

コタロー茵ちん蒿湯エキス細粒

有効成分本剤6.0g中  
日局インチンコウ   4.0g
日局サンシシ   3.0g
日局ダイオウ   1.0g
上記の混合生薬より抽出した水製乾燥エキス   1.9gを含有する。
添加剤ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、プルラン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム

3.2 製剤の性状

コタロー茵ちん蒿湯エキス細粒

剤形細粒剤
色調黄褐色~黄茶褐色
識別コードN135
におい特異なにおい
やや苦く、ややすっぱい

4. 効能又は効果

口渇があり、尿量少なく、便秘するものの次の諸症:
ジンマ疹、口内炎。

6. 用法及び用量

通常、成人1日6.0gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
  2. 8.2 サンシシ含有製剤の長期投与(多くは5年以上)により、大腸の色調異常、浮腫、びらん、潰瘍、狭窄を伴う腸間膜静脈硬化症があらわれるおそれがある。長期投与する場合にあっては、定期的にCT、大腸内視鏡等の検査を行うことが望ましい。
  3. 8.3 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意すること。
  4. 8.4 ダイオウの瀉下作用には個人差が認められるので、用法及び用量に注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 下痢、軟便のある患者

    これらの症状が悪化するおそれがある。

  2. 9.1.2 著しく胃腸の虚弱な患者

    食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢等があらわれるおそれがある。

  3. 9.1.3 著しく体力の衰えている患者

    副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。本剤に含まれるダイオウの子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用により流早産の危険性がある。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤に含まれるダイオウ中のアントラキノン誘導体が母乳中に移行し、乳児の下痢を起こすことがある。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

    AST、ALT、Al-P、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

  2. 11.1.2 腸間膜静脈硬化症(頻度不明)

    長期投与により、腸間膜静脈硬化症があらわれることがある。腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれた場合、又は便潜血陽性になった場合には投与を中止し、CT、大腸内視鏡等の検査を実施するとともに、適切な処置を行うこと。なお、腸管切除術に至った症例も報告されている。

11.2 その他の副作用

頻度不明

消化器

食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢等

20. 取扱い上の注意

  1. 20.1 本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。
  2. 20.2 開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。
  3. 20.3 本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。

22. 包装

500g[ポリ瓶、バラ]
2.0g×42包[分包]
2.0g×231包[分包]

24. 文献請求先及び問い合わせ先

小太郎漢方製薬株式会社 医薬事業部

〒531-0071
大阪市北区中津2丁目5番23号

TEL 06-6371-9106 FAX 06-6377-4140
(9:00~17:30/土、日、祝日、弊社休日を除く)

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

小太郎漢方製薬株式会社

大阪市北区中津2丁目5番23号

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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