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処方箋医薬品注)
なお、上記の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常、成人にはパンテチンとして1日20~100mg、血液疾患、術後腸管麻痺には1日200mgを1~2回に分けて、皮下、筋肉内または静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
0.1~5%未満
0.1%未満
消化器
腹部膨満、腹痛
下痢・軟便、悪心
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため下記の点に注意すること。
パンテチンは、パンテテインのdisulfide型で、CoAの前駆物質である1) 。
無麻酔マウスにパンテチンを経口投与すると胃腸管輸送能の亢進がみられ、さらに麻酔下ウサギ及びイヌに静脈内投与すると腸管運動の亢進がみられる2) 。
高コレステロール食飼育ウサギにおいて減少したHDL2及びHDL3を増加させる。この作用は、LDL及びVLDLの異化排泄を促進し、組織リポ蛋白リパーゼ活性の増加及び血中LCAT活性の増加により、VLDL→HDL産生を高めることが認められている1),3) 。
高コレステロール食飼育ラットにおける血管壁ライソゾームのコレステロールエステラーゼ活性を有意に高め、血管壁へのコレステロールエステルの沈着を抑制することが認められている4) 。
抗ラット血小板ウサギ血清及び乏血小板血輸血による実験的血小板減少症に対して、パンテチンは血小板減少の抑制あるいは回復促進作用を示す。この作用は血小板産生系に直接作用するものと考えられている5) 。
パンテチン(Pantethine)
Bis(2-{3-[(2R)-2,4-dihydroxy-3,3-dimethylbutanoylamino]propanoylamino}ethyl)disulfide
C22H42N4O8S2
554.72
無色~微黄色澄明の粘性の液である。水、メタノール又はエタノール(95)と混和する。光によって分解する。
2mL×50管
1) 第十八改正日本薬局方解説書:廣川書店. 2021:C-4206-4210
2) 橋爪武司 ほか:日本薬理学雑誌. 1972;68:255-264
3) Tomikawa M, et al.:Atherosclerosis. 1982;41(2-3):267-277
4) Shinomiya M, et al.:Atherosclerosis. 1980;36(1):75-80
5) 芦田伸一郎 ほか:Thromb. Diath. Haemorrh. 1975;33(3):528-539
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