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創傷・潰瘍の殺菌・消毒
消毒性包帯材料として用いる。
ヨードホルムの使用により血中ヨウ素値の調節ができず、甲状腺ホルモン関連物質に影響を与える可能性がある。
使用しないこと。本剤の主たる排泄臓器は腎臓であり、腎機能低下患者では血中総ヨウ素濃度が著しく上昇することがある。
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
授乳を避けさせること。ヒト母乳中へ移行し、新生児に一過性の甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある1) 。
以下のような症状を起こすことがあるので、異常が認められた場合には使用を中止し、十分洗浄して適切な処置を行うこと2),3),4),5),6),7),8),9) 。,,
0.1%未満
過敏症
そう痒感、ヨード疹、蕁麻疹様発疹、紅斑、丘疹、水疱等
皮膚
灼熱感等
血漿たん白結合ヨード(PBI)及び甲状腺放射性ヨード摂取率の検査値に影響を及ぼすことがある。
ヨードホルム1回4g局所に塗布した例で、ヨード中毒及び心筋の変性による心臓衰弱のため死亡したとの報告がある2),3) 。,
本剤はヨウ素含有製剤であるので多量使用及び長期連用時には甲状腺機能の変動に注意すること。
ヨードホルムそのものには殺菌作用を有しないが、創傷・潰瘍からでる血液や分泌液に溶け、徐々に分解してヨウ素を遊離することにより殺菌作用をあらわす。
医療ガーゼを対照にして寒天平板法によりE.coli NBRC 3806を試験菌として抗菌力を比較すると、本剤に細菌増殖阻止能力を有することを認めた。また、液体培養法においても上記寒天平板法とほぼ同時に本剤が抗菌活性を有することが認められた10) 。(in vitro)
ヨードホルム(Iodoform)
Triiodomethane
CHI3
393.73
ヨードホルムは黄色の結晶又は結晶性の粉末で、特殊なにおいがある。ジエチルエーテルに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。常温でわずかに揮散する。
120℃(分解)
1) Anita L’Italien.,et al. :J.Pediatr Endocrinol Metab. 2004 ;17 :665-667
2) The U.S.Disp.&Physicians’Pharmacol.1967 ;26 :617
3) The U.S.Dispensatory.1973 ;27:629
4) 原 富英ほか:精神医学.1990 ;32(10):1125-1126
5) 笠原 友幸ほか:精神医学.1992 ;34(4):409-416
6) 久保田 昭彦ほか:神経内科.1995 ;42(1):73-75
7) 湯浅 洋司ほか:日立医誌.1998 ;35(1):25-27
8) 大村 在幸ほか:同愛医学雑誌.2002 ;22(1):57-59
9) 林 祐司ほか:日形会誌.2004 ;24(3):184-188
10) 坂上 吉一ほか:大阪府立公衛研所報.1988 ;22 :31-34
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