医療用医薬品 詳細表示

パッチテストパネル(S)

添付文書番号

7290707T2025_1_06

企業コード

300089

作成又は改訂年月

2023年8月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

87729

薬効分類名

アレルギー性皮膚疾患の検査薬

承認等

パッチテストパネル(S)

販売名コード

YJコード

7290707T2025

販売名英語表記

PATCH TEST PANEL(S)

承認番号等

承認番号

22600AMX01376000

販売開始年月

2015年5月

貯法・有効期間

貯法

2~8℃保存

有効期間

2年

一般的名称

パッチテスト用医薬品

3. 組成・性状

3.1 組成

パッチテストパネル(S)

パネル1

No.1
有効成分硫酸ニッケル   0.16mg
添加剤ヒドロキシプロピルセルロース
No.2
有効成分ラノリンアルコール   0.81mg
添加剤ポビドン
No.3
有効成分フラジオマイシン硫酸塩   0.49mg
添加剤ポビドン
No.4
有効成分重クロム酸カリウム   0.044mg
添加剤ポビドン
No.5
有効成分カインミックス
(アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テトラカイン塩酸塩)   0.51mg
添加剤ポビドン
No.6
有効成分香料ミックス
(α-アミルシンナムアルデヒド、イソオイゲノール、ケイ皮アルデヒド、オイゲノール、ケイ皮アルコール、ヒドロキシシトロネラール、ゲラニオール、オークモス)   0.402mg
添加剤ポビドン、β-シクロデキストリン
No.7
有効成分ロジン(精製松脂)   0.97mg
添加剤ポビドン、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン
No.8
有効成分パラベンミックス
(パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル)   0.80mg
添加剤ポビドン
No.9
有効成分陰性対照   -
添加剤-
No.10
有効成分ペルーバルサム   0.65mg
添加剤ポビドン
No.11
有効成分金チオ硫酸ナトリウム   0.061mg
添加剤ヒドロキシプロピルセルロース
No.12
有効成分塩化コバルト   0.016mg
添加剤ヒドロキシプロピルセルロース

パネル2

No.13
有効成分p-tert-ブチルフェノール
ホルムアルデヒド樹脂   0.036mg
添加剤ヒドロキシプロピルセルロース
No.14
有効成分エポキシ樹脂   0.041mg
添加剤ヒドロキシプロピルセルロース
No.15
有効成分カルバミックス
(ジフェニルグアニジン、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛)   0.204mg
添加剤ヒドロキシプロピルセルロース
No.16
有効成分黒色ゴムミックス
N-イソプロピル-N’-フェニルパラフェニレンジアミン、N-シクロヘキシル-N’-フェニルパラフェニレンジアミン、N,N’-ジフェニルパラフェニレンジアミン)   0.060mg
添加剤ポビドン
No.17
有効成分イソチアゾリノンミックス
(5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン)   0.0032mg
添加剤ポビドン、硝酸Mg、塩化Mg
No.18
有効成分陰性対照   -
添加剤-
No.19
有効成分メルカプトベンゾチアゾール   0.061mg
添加剤ポビドン
No.20
有効成分パラフェニレンジアミン   0.065mg
添加剤ポビドン
No.21
有効成分ホルムアルデヒド   0.150mg
N-ヒドロキシメチルスクシンイミドとして   0.645mg )
添加剤ポビドン、乾燥炭酸Na、炭酸水素Na
No.22
有効成分メルカプトミックス
(モルホリニルメルカプトベンゾチアゾール、N-シクロヘキシルベンゾチアジルスルフェンアミド、ジベンゾチアジルジスルフィド)   0.060mg
添加剤ポビドン
No.23
有効成分チメロサール   0.0057mg
添加剤ポビドン
No.24
有効成分チウラムミックス
(テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジスルフィラム、ジペンタメチレンチウラムジスルフィド)   0.022mg
添加剤ポビドン

3.2 製剤の性状

パッチテストパネル(S)

パネル1

色調
No.1 無色透明
No.2 無色~淡黄色透明
No.3 無色~白色透明
No.4 黄色~淡褐色透明
No.5 無色~淡白色透明
No.6 淡黄色~黄色
No.7 無色~淡白色透明
No.8 無色~淡白色透明
No.9 無色透明
No.10 淡褐色透明
No.11 無色透明
No.12 淡青色透明
外形
大きさ粘着テープ:50×131mm 試験片:9×9mm(面積:81mm2
性状2枚の白色の粘着テープ上に、それぞれ12枚ずつの試験片を配置し、片面に保護シートを施したもの

パネル2

色調
No.13 無色透明
No.14 無色透明
No.15 無色~白色透明
No.16 灰褐色透明
No.17 無色透明
No.18 無色透明
No.19 無色透明
No.20 淡赤紫色~暗赤紫色透明
No.21 無色~白色透明
No.22 無色透明
No.23 無色透明
No.24 無色透明
外形
大きさ粘着テープ:50×131mm 試験片:9×9mm(面積:81mm2
性状2枚の白色の粘着テープ上に、それぞれ12枚ずつの試験片を配置し、片面に保護シートを施したもの

4. 効能又は効果

アレルギー性皮膚疾患のアレルゲンの確認

5. 効能又は効果に関連する注意

本剤の使用前に十分な問診及び視診を実施し、本剤の使用が適切と判断した場合に使用すること。

6. 用法及び用量

本剤を皮膚面に貼付する。貼付2日後に本剤を剥がし、剥がしてから30分から1時間後及び1日又は2日後に反応を以下の基準により判定する。なお、必要に応じて剥がしてから3~5日後にも同様に判定する。

‒:反応なし
+?:紅斑のみ
+:紅斑+浸潤、丘疹
++:紅斑+浸潤+丘疹+小水疱
+++:大水疱
IR:刺激反応

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 誤った判定をすることがあるので、にきび、損傷、皮膚炎のある部位にはパッチテストを行わないこと。
  2. 7.2 副腎皮質ホルモン剤は陽性反応を抑制することがあるので、パッチテストを行う1週間前より検査部位への局所適用、内服又は注射を原則として避けること。
  3. 7.3 抗ヒスタミン剤又は免疫抑制剤を全身適用した場合のパッチテスト結果に及ぼす影響は不明であるが、検査部位への局所適用は原則として避けること。
  4. 7.4 多部位に陽性反応が見られた患者は刺激反応又は偽陽性の可能性があるため、判定には十分注意し、後日の再検査実施を考慮すること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 夏期に2日間貼付した場合、非特異的反応が起こることがあるので注意すること。
  2. 8.2 感作が誘発されることがある。検査10~20日後以降に陽性反応が発現した場合には、新たな感作が成立した可能性があるので後日の再検査実施を考慮すること。ただし、再検査の際には慎重に使用すること。
  3. 8.3 遅発陽性反応が検査7~10日後に発現することがあり、金チオ硫酸ナトリウムについては、検査20日以上経過してから遅発陽性反応が発現したとの報告もある。
  4. 8.4 パッチテスト実施前には、感作や遅発陽性反応が生じる可能性があることを患者に説明し、判定後に陽性反応が発現した場合は、速やかに医療機関を受診するように注意を促すこと。
  5. 8.5 陽性反応は通常1~2週間以内に消退するが、まれに1ヶ月以上持続することがある。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 本剤に含まれているアレルゲン又は添加剤のいずれかに対し、重度の全身性又は局所性のアレルギー反応を示したことがある患者
  2. 9.1.2 皮膚炎が急性期にある患者

    パッチテストは行わないこと。皮膚炎の増悪、汎発化を来すことがあり、また皮膚の反応性が高まっているため非特異的反応を起こしやすい。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。

9.6 授乳婦

診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

6歳未満の幼児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

使用に際しては注意すること。一般に生理機能が低下している。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

0.1~1%未満

0.1%未満

頻度不明

皮膚

皮膚炎の増悪、発疹の増悪

皮膚炎の再燃、発疹の再燃、小水疱性皮疹、ニキビ様病変、浮腫、小水疱、疼痛、そう痒感、感染、痂皮形成、二次的なパッチテスト反応、テープによる刺激反応

急性アレルギー反応、極度の陽性反応、被刺激皮膚症候群、刺激性接触皮膚炎、粘着テープ部位の接触皮膚炎

その他

感作の疑い

発熱、咽頭痛、息切れ、口内炎

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意

  1. 14.1.1 貼付部位は肩甲間部(傍脊椎部)が最適である。
  2. 14.1.2 パッチテスト施行中は入浴及び過激な運動を避けさせること。また、日光への曝露を最小限に抑えること。
  3. 14.1.3 パラフェニレンジアミンは染料であるため、皮膚が着色されることがある。この着色は約2週間持続することがある。

14.2 診断上の注意

原因アレルゲンの特定に際しては、本剤による検査結果のみではなく、問診の結果等も踏まえて総合的に判定すること。

17. 臨床成績

17.1 有効性及び安全性に関する試験

  1. 17.1.1 国内第Ⅲ相比較臨床試験

    金属アレルゲン(硫酸ニッケル、塩化コバルト)のパッチテストが有用と考えられた患者51例を対象に、FC(Finn Chamber)法による既承認薬を対照として実施した比較臨床試験において、本剤の有用性が下表のとおり確認された1)

    アレルゲン名

    判定分類
    一致率

    FC陽性
    一致率

    FC陰性
    一致率

    硫酸ニッケル

    92.2%
    (47/51)

    100%
    (9/9)

    90.5%
    (38/42)

    塩化コバルト

    94.1%
    (48/51)

    0%
    (0/1)

    96.0%
    (48/50)

    安全性解析対象症例52例において、副作用発現頻度は3.8%(2/52例)であった。主な副作用は、水疱1.9%(1/52例)、投与部位そう痒感1.9%(1/52例)であり、いずれも硫酸ニッケルの陽性反応に伴うものであった。

  2. 17.1.2 海外第Ⅲ相比較臨床試験

    アレルギー性接触皮膚炎の疑いのある患者2775例を対象に、FC法等によるICDRG標準アレルゲンを対照として複数の比較臨床試験を実施した2),3),4),5),6),7)。また、ホルムアルデヒドについては別途臨床試験を実施し、至適用量が設定された8)。本剤の有用性が下表のとおり確認された。さらに、別途臨床試験を実施し、パラフェニレンジアミン二塩酸塩からパラフェニレンジアミンへ改良され9),10)、フラジオマイシン硫酸塩と重クロム酸カリウムについては、用量が改良された11)

    アレルゲン名

    判定分類
    一致率

    FC陽性
    一致率

    FC陰性
    一致率




    1

    硫酸ニッケル

    94.3%
    (1409/1494)

    95.2%
    (378/397)

    94.9%
    (1014/1069)

    ラノリンアルコール

    98.5%
    (1697/1723)

    61.1%
    (22/36)

    99.6%
    (1671/1677)

    フラジオマイシン硫酸塩1)

    97.0%
    (1449/1494)

    57.4%
    (31/54)

    99.1%
    (1414/1427)

    重クロム酸カリウム2)

    96.5%
    (1441/1494)

    85.9%
    (79/92)

    98.4%
    (1353/1375)

    カインミックス

    98.1%
    (1465/1494)

    84.1%
    (53/63)

    99.2%
    (1410/1422)

    香料ミックス

    93.5%
    (1397/1494)

    54.6%
    (71/130)

    99.2%
    (1321/1332)

    ロジン(精製松脂)

    98.6%
    (1473/1494)

    86.2%
    (50/58)

    99.2%
    (1420/1432)

    パラベンミックス

    99.0%
    (1705/1723)

    73.7%
    (14/19)

    99.6%
    (1688/1694)

    ペルーバルサム

    95.2%
    (1422/1494)

    67.7%
    (42/62)

    97.7%
    (1377/1409)

    金チオ硫酸ナトリウム

    82.6%
    (90/109)

    100.0%
    (7/7)

    83.0%
    (83/100)

    塩化コバルト

    94.4%
    (1179/1249)

    82.7%
    (110/133)

    97.8%
    (1051/1075)




    2

    p-tert-ブチルフェノール
    ホルムアルデヒド樹脂

    99.4%
    (1712/1723)

    96.3%
    (26/27)

    99.6%
    (1683/1689)

    エポキシ樹脂

    98.7%
    (1474/1494)

    78.6%
    (11/14)

    98.8%
    (1461/1478)

    カルバミックス

    97.3%
    (1677/1723)

    80.5%
    (33/41)

    98.4%
    (1635/1661)

    黒色ゴムミックス

    98.5%
    (1697/1723)

    62.5%
    (10/16)

    99.1%
    (1682/1698)

    イソチアゾリノンミックス

    97.7%
    (1683/1723)

    70.0%
    (35/50)

    99.3%
    (1648/1659)

    メルカプト
    ベンゾチアゾール

    99.4%
    (1713/1723)

    94.1%
    (16/17)

    99.6%
    (1697/1704)

    パラフェニレンジアミン二塩酸塩3)

    96.3%
    (1439/1494)

    55.4%
    (41/74)

    98.8%
    (1397/1414)

    ホルムアルデヒド

    97.3%
    (248/255)

    75.0%
    (6/8)

    99.2%
    (242/244)

    メルカプトミックス

    99.4%
    (1713/1723)

    81.8%
    (18/22)

    99.6%
    (1695/1701)

    チメロサール

    98.5%
    (1336/1356)

    87.7%
    (50/57)

    99.2%
    (1283/1293)

    チウラムミックス

    98.6%
    (1473/1494)

    85.7%
    (54/63)

    99.4%
    (1414/1423)

    1) 比較臨床試験時の用量:0.16mg/試験片
    2) 比較臨床試験時の用量:0.020mg/試験片
    3) 本剤にはパラフェニレンジアミンが含まれる

    判定分類:陽性(+以上)、陰性(-)、その他(?及びIR)の3つに分類する
    判定分類一致率:FC法と本剤の判定が一致した割合
    FC陽性一致率:FC法における陽性患者の中で本剤においても陽性と判定された患者の割合
    FC陰性一致率:FC法における陰性患者の中で本剤においても陰性と判定された患者の割合

19. 有効成分に関する理化学的知見

パネル1

No.

有効成分

一般的名称

化学名

分子式(分子量)

性状

1

硫酸ニッケル(Nickel sulfate)

Nickel(II) sulfate hexahydrate

NiSO4・6H2O(262.85)

青色~青緑色の結晶で、水に溶けやすい。

2

ラノリンアルコール(Wool alcohols)

-

-

淡黄色又は黄褐色のもろい塊で、熱可塑性である。沸騰したエタノール(99.5)又はジクロロメタンにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。

3

フラジオマイシン硫酸塩(Fradiomycin sulfate)

-

C23H46N6O13・xH2SO4

白色又は黄白色の粉末で、吸湿性であり、水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくい。

4

重クロム酸カリウム(Potassium dichromate)

Potassium dichromate

K2Cr2O7(294.18)

淡橙色~赤色の結晶で、水にやや溶けやすい。

5

アミノ安息香酸エチル(Ethyl aminobenzoate)

Ethyl 4-aminobenzoate

C9H11NO2(165.19)

無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、エタノール(95)に溶けやすく、水に極めて溶けにくい。

ジブカイン塩酸塩(Dibucaine hydrochloride)

2-Butyloxy-N-(2-diethylaminoethyl)-4-quinolinecarboxamide monohydrochloride

C20H30ClN3O2(379.92)

無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、吸湿性であり、水に極めて溶けやすく、アセトン又はエタノール(95)に溶けやすい。凝集性がある。

テトラカイン塩酸塩(Tetracaine hydrochloride)

2-(Dimethylamino)ethyl 4-(butylamino) benzoate monohydrochloride

C15H25ClN2O2(300.82)

白色の結晶性の粉末で、わずかに吸湿性があり、水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすい。

6

α-アミルシンナムアルデヒド(α-Amyl cinnamaldehyde)

α-Pentylcinnamaldehyde

C14H18O(202.29)

淡黄色の液体で、花のジャスミン様又はユリ様のにおいがあり、エタノール(99.5)と混和する。

イソオイゲノール(Isoeugenol)

2-Methoxy-4-(1-propenyl)phenol

C10H12O2(164.20)

淡黄色油状の液体で、花様、スパイス様の甘いにおいがあり、水に溶けにくく、エタノール(99.5)と混和する。

ケイ皮アルデヒド(Cinnamaldehyde)

3-Phenyl-2-propenal

C9H8O(132.16)

淡黄色油状の液体で、シナモン様のにおいがあり、エタノール(99.5)と混和する。

オイゲノール(Eugenol)

2-Methoxy-4-(2-propenyl)phenol

C10H12O2(164.20)

無色又は淡黄色澄明の液体で、チョウジ様のにおいがあり、薄めたエタノール(99.5)(7→10)に溶けやすく、水にほとんど溶けず、エタノール(95)と混和する。空気中にさらすと、色が濃くなる。

ケイ皮アルコール(Cinnamyl alcohol)

3-Phenyl-2-propen-1-ol

C9H10O(134.18)

針状又は結晶状の固体で、ヒヤシンス様のにおいがあり、エタノール(95)に溶けやすく、水にやや溶けやすい。

ヒドロキシシトロネラール(Hydroxycitronellal)

7-Hydroxy-3,7-dimethyloctan-1-al

C10H20O2(172.26)

無色~淡黄色の液体で、花様の甘いにおいがあり、エタノール(99.5)と混和する。

ゲラニオール(Geraniol)

2-trans-3,7-Dimethyl-2,6-octadien-1-ol

C10H18O(154.25)

無色~淡黄色の液体で、甘い、バラ様のにおいがあり、水にほとんど溶けず、エタノール(99.5)と混和する。

オークモス(Oak moss)

-

-

暗緑色の粘稠性のペーストで、エタノール(99.5)と混和する。

7

ロジン(精製松脂)(Colophony)

-

-

半透明で淡黄色~黄褐色であり、角があり、不規則な形で、もろく、表面が貝殻状の模様をした、異なった大きさのガラス状の物質である。

8

パラオキシ安息香酸メチル(Methyl parahydroxybenzoate)

Methyl 4-hydroxybenzoate

C8H8O3(152.15)

無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水に極めて溶けにくい。

パラオキシ安息香酸エチル(Ethyl parahydroxybenzoate)

Ethyl 4-hydroxybenzoate

C9H10O3(166.17)

無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水に極めて溶けにくい。

パラオキシ安息香酸プロピル(Propyl parahydroxybenzoate)

Propyl 4-hydroxybenzoate

C10H12O3(180.20)

白色の結晶性の粉末で、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水に極めて溶けにくい。

パラオキシ安息香酸ブチル(Butyl parahydroxybenzoate)

Butyl 4-hydroxybenzoate

C11H14O3(194.23)

無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水に極めて溶けにくい。

パラオキシ安息香酸ベンジル(Benzyl parahydroxybenzoate)

Benzyl 4-hydroxybenzoate

C14H12O3(228.24)

白色~乳白色の結晶性の粉末で、水にほとんど溶けない。

10

ペルーバルサム(Balsam of Peru)

-

-

暗褐色澄明の粘稠性の液体で、エタノール(99.5)に溶けやすく、水にほとんど溶けず、ヒマシ油以外の脂肪油と混和しない。

11

金チオ硫酸ナトリウム(Gold(I)sodium thiosulfate)

Bis[monothiosulfato-(2-)O,S]aurate(3-)trisodium

AuNa3O6S4・2H2O(526.22)

白色の塊状になった微粉末で、水に溶けやすく、エタノール(95)にほとんど溶けない。

12

塩化コバルト(Cobalt chloride)

Cobalt(II) chloride hexahydrate

CoCl2・6H2O(237.93)

淡紅色~赤色の結晶で、水又はエタノール(95)にやや溶けやすい。

パネル2

No.

有効成分

一般的名称

化学名

分子式(分子量)

性状

13

p-tert-ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂(p-tert-Butylphenol formaldehyde resin)

-

-

淡褐色の薄片で、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。

14

エポキシ樹脂(Epoxy resin)

-

-

澄明で粘稠な液体で、水にほとんど溶けない。

15

ジフェニルグアニジン(Diphenylguanidine)

1,3-Diphenylguanidine

C13H13N3(211.26)

灰白色~乳白色の粒又は粉末で、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、冷水に溶けにくい。

ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(Zinc diethyldithiocarbamate)

Zinc diethyldithiocarbamate

C10H20N2S4Zn(361.92)

白色~黄白色の粉末で、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。

ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(Zinc dibutyldithiocarbamate)

Zinc dibutyldithiocarbamate

C18H36N2S4Zn(474.13)

白色~黄白色の粉末で、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。

16

N-イソプロピル-N’-フェニルパラフェニレンジアミン(N-Isopropyl-N’-phenyl paraphenylenediamine)

N-(1-Methylethyl)-N’-phenyl-1,4-phenylenediamine

C15H18N2(226.32)

淡灰色~濃褐色の粉末又は薄片で、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、水に極めて溶けにくい。

N-シクロヘキシル-N’-フェニルパラフェニレンジアミン(N-Cyclohexyl-N’-phenyl paraphenylenediamine)

N-Cyclohexyl-N’-phenyl-1,4-phenylenediamine

C18H22N2(266.38)

紫色の粉末又は薄片で、水又はエタノール(99.5)に溶けにくい。

N,N’-ジフェニルパラフェニレンジアミン(N,N’-Diphenyl paraphenylenediamine)

N,N’-Diphenyl-1,4-phenylenediamine

C18H16N2(260.33)

灰紫色又は暗褐色の結晶性の粉末又は薄片で、エタノール(95)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。

17

5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン(5-Chloro-2-methyl-4-isothiazolin-3-one)

5-Chloro-2-methyl-4-isothiazolin-3-one

C4H4ClNOS(149.60)

淡黄褐色の液体で、水と混和する。比重(20度,20度)は約1.2である(イソチアゾリノンミックスとして)。

2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン(2-Methyl-4-isothiazolin-3-one)

2-Methyl-4-isothiazolin-3-one

C4H5NOS(115.15)

19

メルカプトベンゾチアゾール(Mercaptobenzothiazole)

2-Mercaptobenzothiazole

C7H5NS2(167.25)

淡黄色の粉末で、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。

20

パラフェニレンジアミン(Paraphenylenediamine)

1,4-Phenylenediamine

C6H8N2(108.14)

白色~微赤色の結晶で、水又はエタノール(95)にやや溶けやすい。

21

N-ヒドロキシメチルスクシンイミド(N-Hydroxymethylsuccinimide)

1-(Hydroxymethyl)-2,5-pyrrolidinedione

C5H7NO3(129.11)

無色又は白色の結晶性の粉末で、水中で分解してホルムアルデヒドを生ずる。

22

モルホリニルメルカプトベンゾチアゾール(Morpholinylmercaptobenzothiazole)

Morpholinylmercaptobenzothiazole

C11H12N2OS2(252.36)

淡黄色又は淡褐色の粒状である。

N-シクロヘキシルベンゾチアジルスルフェンアミド(N-Cyclohexylbenzothiazylsulfenamide)

N-Cyclohexylbenzothiazylsulfenamide

C13H16N2S2(264.41)

淡灰色~灰黄色の微粒で、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。

ジベンゾチアジルジスルフィド(Dibenzothiazyldisulfide)

Dibenzothiazyldisulfide

C14H8N2S4(332.49)

淡黄色の粉末で、クロロホルムにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。

23

チメロサール(Thimerosal)

Ethyl(2-mercaptobenzoato-S)mercury sodium salt

C9H9HgNaO2S(404.81)

白色の結晶性粉末で、水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすいか又はやや溶けにくい。

24

テトラメチルチウラムモノスルフィド(Tetramethylthiuram monosulfide)

Bis(dimethylthiocarbamoyl)monosulfide

C6H12N2S3(208.37)

黄色の顆粒で、水にほとんど溶けない。

テトラメチルチウラムジスルフィド(Tetramethylthiuram disulfide)

Bis(dimethylthiocarbamoyl)disulfide

C6H12N2S4(240.43)

黄白色~灰色の粉末で、水にほとんど溶けない。

ジスルフィラム(Disulfiram)

Bis(diethylthiocarbamoyl)disulfide

C10H20N2S4(296.54)

白色の結晶性の粉末で、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。

ジペンタメチレンチウラムジスルフィド(Dipentamethylenethiuram disulfide)

Bis(pentamethylenethiocarbamoyl)disulfide

C12H20N2S4(320.56)

白色~黄白色の粉末で、水にほとんど溶けない。

22. 包装

1ユニット(パネル1、パネル2(乾燥紙入り)、診断補助ゲージ)×2

24. 文献請求先及び問い合わせ先

佐藤製薬株式会社 医薬事業部

〒107-0051 東京都港区元赤坂1丁目5番27号

フリーダイヤル 0120-310-656

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元(輸入)

佐藤製薬株式会社

東京都港区元赤坂1丁目5番27号



〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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