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処方箋医薬品注)
ロミタピドメシル酸塩を投与中の患者
通常、成人にはトフィソパムとして1回50mg、1日3回経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
筋弛緩作用を若干有する。
作用が強くあらわれることがある。
呼吸機能が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)において、乳汁中に移行することが認められている。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。
本剤がCYP3Aを阻害することにより、ロミタピドメシル酸塩の代謝が阻害される。
中枢神経抑制作用が増強することがある。
両薬剤の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
両者の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
タクロリムスの血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量又は休薬する等適切な処置を行うこと。
本剤がCYP3A4によるタクロリムスの代謝を抑制することによると考えられる。
0.1~5%未満
頻度不明
依存性注1)
薬物依存
精神神経系
眠気、めまい・ふらつき、不眠、頭痛
不安、焦躁、抑うつ症状、手足のふるえ、しびれ等
消化器
口渇、腹痛、悪心・嘔吐、便秘
食欲不振、下痢等
過敏症
発疹
そう痒感、発熱、顔面浮腫等
肝臓
AST・ALTの上昇等
その他
脱力感、動悸
倦怠感、血圧上昇、ほてり、乳房痛、乳汁分泌、月経異常
本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意を必ず読むこと。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与された患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、遅延するおそれがある。
トフィソパム錠50mg「サワイ」とグランダキシン錠50を健康成人男子にそれぞれ2錠(トフィソパムとして100mg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血漿中トフィソパム濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された1)。
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
T1/2(hr)
AUC0-24hr(ng・hr/mL)
トフィソパム錠50mg「サワイ」
89.5±38.4
1.2±0.3
5.3±4.3
194.9±74.3
グランダキシン錠50
88.1±38.3
1.1±0.3
4.3±1.8
206.7±62.6
(Mean±S.D.)
血漿中濃度ならびにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
トフィソパムは、主として自律神経系の高位中枢を介して交感及び副交感神経間の緊張不均衡を改善するが、末梢性にも自律神経系の過度の興奮を抑制することが認められている。
末梢血流量の増加作用4),5)(イヌ、ウサギ)、馴化作用・抗コンフリクト作用8)(マウス、ラット)が認められた。また、筋弛緩作用及び睡眠増強作用はほとんど有さないか、もしくは極めて弱い6),8),9)(マウス)。
トフィソパム(Tofisopam)
(5RS)-1-(3,4-Dimethoxyphenyl)-5-ethyl-7,8-dimethoxy-4-methyl-5H-2,3-benzodiazepine
C22H26N2O4
382.45
微黄白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、アセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。エタノール(95)溶液(1→100)は旋光性を示さない。
155~159℃
PTP:100錠(10錠×10)、1,000錠(10錠×100)
1) 社内資料:生物学的同等性試験
2) 大西治夫他:日本薬理学雑誌, 1981;78(3):139-144
3) 佐藤正巳他:日本薬理学雑誌, 1982;79(4):307-315
4) 北川晴雄他:応用薬理, 1980;19(1):161-168
5) 伊藤千尋他:医薬品研究, 1981;12(2):587-600
6) 古川達雄他:福岡大学医学紀要, 1981;8(3):283-296
7) 竹宮敏子他:日本臨床生理学会雑誌, 1985;15(3):165-181
8) 伊藤千尋:東京医科大学雑誌, 1981;39(3):369-384
9) 君島健次郎他:米子医学雑誌, 1979;30(2):137-147
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