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アレルギー性鼻炎
通常、1日4回(朝、昼、タ方及び就寝前)、1回各鼻腔に1噴霧(ケトチフェンとして0.05mg)ずつ、噴霧吸入する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
0.1%~5%未満
0.1%未満
鼻腔
鼻乾燥感、鼻刺激感
-
精神神経系
眠気、脱力感
頭痛
本剤に添付された携帯袋に記載の「鼻用定量噴霧器の使用方法」にしたがって正しく噴霧吸入するよう患者を指導すること。
抗アレルギー作用及び抗ヒスタミン作用を有し、鼻汁中の好酸球数を減少させ、鼻粘膜の過敏性を減弱させる1) 。
ケトチフェンはPCA(受動的皮膚アナフィラキシー)反応を抑制する(ラット)2)。ヒスタミン、SRS-A等ケミカルメディエーターの遊離を抑制する(ラット腹腔肥満細胞、ヒト白血球中好塩基球・好中球in vitro)2),3),4)。また、PAF(血小板活性化因子)による好酸球の活性化を抑制する(モルモット5)、ヒヒ6))。
ケトチフェンはヒスタミンによる気管支収縮(モルモット)、血管透過性亢進、皮膚反応(ラット)等を抑制する2)。
抗原誘発により生じる鼻粘膜組織中のSRS-A含量はケトチフェン前投与により減少する(モルモット、点鼻)7)。
アレルギー性鼻炎患者において、ケトチフェンは抗原により誘発される鼻粘膜反応を抑制する(点鼻)8)。また、ヒスタミンによる鼻粘膜反応を抑制し、鼻粘膜の過敏性を減弱させる(点鼻)1)。
モルモット鼻アレルギーモデルにおける鼻腔抵抗およびラットアレルギー性鼻炎モデルにおける鼻粘膜からの色素漏出量を指標として、ケトチフェン点鼻液0.05%「サワイ」とザジテン点鼻液0.05%の抗アレルギー作用を比較検討した。その結果、両剤ともコントロール群に比して有意な抗アレルギー作用を示し、両剤間に有意な差は認められず、両剤は生物学的に同等であると判断された9)。
ケトチフェンフマル酸塩(Ketotifen Fumarate)
4-(1-Methylpiperidin-4-ylidene)-4H-benzo[4,5]cyclohepta[1,2-b]thiophen-10(9H)-one monofumarate
C19H19NOS・C4H4O4
425.50
白色~淡黄白色の結晶性の粉末である。メタノール又は酢酸(100)にやや溶けにくく、水、エタノール(99.5)又は無水酢酸に溶けにくい。
約190℃(分解)
プラスチック点鼻容器:8mL×10本
1) 今野昭義他:耳鼻と臨床, 1990;36(2):252-257
2) Martin, U. et al.:Arzneim.-Forsch. Drug Res., 1978;28(5):770-782
3) 熊谷朗他:メディカルサンド, 1980;8(2):87-93
4) 岸本真知子他:アレルギーの臨床, 1984;4(2):149-151
5) Morley, J. et al.:Agents Actions Suppl., 1988;23:187-194
6) Arnoux, B. et al.:Am. Rev. Respir. Dis., 1988;137(4):855-860
7) 今野昭義他:耳鼻咽喉科臨床, 1989;82(6):879-886
8) 奥田稔他:耳鼻咽喉科展望, 1989;32(S5):395-406
9) 社内資料:生物学的同等性試験
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