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劇薬
高カルシウム血症又はビタミンD中毒症状を伴う患者[血清カルシウム値を更に上昇させる。],
本剤は患者の血清カルシウム濃度の十分な管理のもとに投与量を調節する。
通常、成人にはカルシトリオールとして1日0.5μgを2回に分けて経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人1日1回カルシトリオールとして0.25~0.75μgを経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人1日1回カルシトリオールとして0.5~2.0μgを経口投与する。ただし、疾患、年齢、症状、病型により適宜増減する。
リン酸結合剤を併用し、血清リン値を下げること。
マグネシウム含有製剤との併用に注意すること。腎よりのマグネシウムの排泄が低下している。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で催奇形作用が報告されている。ラットで、胎児の化骨遅延(5.0μg/kg/日)、新生児の骨格異常(0.02μg/kg/日)、骨格変異(0.3μg/kg/日)が、ウサギで、胎児の臍ヘルニア(0.04μg/kg/日以上)、四肢異常等の複合奇形(0.08μg/kg/日以上)が報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)でわずかに乳汁中に移行することが報告されている。
用量に注意すること。一般に生理機能が低下している。
ビタミンD及びその誘導体
,
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。
作用が相互に増強される。
*PTH製剤
PTHrP製剤
相加作用による。
カルシウム製剤
本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる。
マグネシウムを含有する製剤
高マグネシウム血症があらわれるおそれがある。
*他のビタミンD誘導体と同様に腸管でのマグネシウムの吸収を促進させると考えられる。
*ミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある。
*血中マグネシウムの増加により代謝性アルカローシスが持続するため、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。
ジギタリス,
高カルシウム血症に伴う不整脈があらわれるおそれがある。
血清カルシウムの濃度が上昇すると、ジギタリスの作用が増強される。
0.1%以上
0.1%未満
頻度不明
消化器
嘔気、下痢、食欲不振、便秘、嘔吐、胃不快感
胃痛、口渇、腹部不快感、心窩部痛、腹部膨満感、口内炎
精神神経系
いらいら感、不眠、頭痛
循環器
動悸
肝臓
AST上昇、ALT上昇、LDH上昇
腎臓
BUN上昇、血中クレアチニン上昇、血中尿酸上昇
皮膚
そう痒感
蕁麻疹、発疹、皮膚乾燥
眼
結膜充血
骨
関節周囲の石灰化(化骨形成)
その他
脱力感、倦怠感、背部痛、カルシウム沈着、熱感、発熱、胸痛、月経不順、鼻出血、尿路結石、顔面潮紅、腰痛、下肢痛、四肢の冷え、浮腫
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人2例にカルシトリオールとして2.0μgを単回経口投与したとき、カルシトリオールの半減期は16.2時間であった1)。健康成人6例にカルシトリオールとして0.5μgを単回経口投与したとき、カルシトリオールの血中濃度は投与後4~8時間で最高に達し、投与後24時間で投与前値に復した2)(外国人データ)。
血液透析を受けていない慢性腎不全患者6例にカルシトリオールとして2.0μg注1)を単回経口投与したとき、カルシトリオールの血中濃度は健康成人4例に2.0μgを単回経口投与したときに比べ、最高血中濃度の低下と消失時間の延長が認められた3)(外国人データ)。
透析患者3例にカルシトリオールとして4.0μg注1)を単回経口投与したとき、カルシトリオールの半減期は21.9時間である1)。
カルシトリオールカプセル0.25μg「サワイ」とロカルトロールカプセル0.25を健康成人男子にそれぞれ8カプセル(カルシトリオールとして2μg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血漿中カルシトリオール濃度を測定した。投与前値で補正した値より得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された4)。
Cmax(pg/mL)
Tmax(hr)
T1/2(hr)
AUC0-48hr(pg・hr/mL)
カルシトリオールカプセル0.25μg「サワイ」
90.0±14.9
4.2±0.7
5.1±3.4
596±123
ロカルトロールカプセル0.25
83.8±9.2
4.3±1.1
7.3±4.5
598±100
(Mean±S.D.)
カルシトリオールカプセル0.5μg「サワイ」とロカルトロールカプセル0.5を健康成人男子にそれぞれ4カプセル(カルシトリオールとして2μg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血漿中カルシトリオール濃度を測定した。投与前値で補正した値より得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された5)。
カルシトリオールカプセル0.5μg「サワイ」
65.9±13.0
3.9±0.5
17.2±8.6
971±235
ロカルトロールカプセル0.5
68.9±17.1
4.0±1.0
19.4±15.5
1007±254
ラット(SD系)に3H-カルシトリオールとして0.4μg/kgを単回経口投与したとき、投与後4、24、72時間目の放射活性は消化管で最も高く、次いで肝臓、腎臓に血液よりも高い放射活性が認められた6)。なお、3H-カルシトリオールとして0.4μg/kg/日を21日間連続経口投与した後の代謝物の組織残存性は低かった7)。
ラット(SD系)においてカルシトリオールの代謝物として、胆汁中に1α,24,25(OH)3D3、1α,25(OH)2D3-26,23-lactone、1α,25,26(OH)3D3及びこれらの抱合体が検出された6)。
健康成人2例に3H-カルシトリオールとして1.0μgを単回経口投与したとき、24時間以内に尿中に投与放射能の約10%が排泄された8)。健康成人7例に3H-カルシトリオールとして580pmol(28~2,320pmol)を単回静脈内投与注2)したとき、投与後6日までに投与放射能の16%及び49%がそれぞれ尿及び糞中に排泄された9)(外国人データ)。注1)本剤の慢性腎不全において承認された用法及び用量は1日0.25~0.75μgを経口投与である。注2)本剤の承認された用法及び用量は1日0.25~2.0μgを経口投与である。
カルシトリオールはビタミンD3の生体内活性代謝体である。したがって、肝臓及び腎臓における水酸化を受けることなく、カルシトリオール自体が腸管においてカルシウムの吸収を促進し、腎臓においてカルシウムの再吸収を促進することにより血清カルシウム値を上昇させる。また、破骨細胞、骨芽細胞を活性化させて骨代謝回転を改善し、骨形成を促進する10)。
ビタミンD欠乏ラット、腎摘除ラット及び副甲状腺摘除ラットを用いた腸管輸送能試験の結果、カルシウムの吸収促進作用及び血清カルシウム値の上昇が認められた11),12),13)。
ビタミンD欠乏食で飼育した副甲状腺摘除ラットを用いた腎クリアランス試験の結果、腎におけるカルシウム再吸収の促進が認められた14)。
カルシトリオール(Calcitriol)
(5Z,7E)-9,10-Seco-5,7,10(19)-cholestatriene-1α,3β,25-triol
C27H44O3
416.64
白色の結晶又は結晶性の粉末である。エタノール(99.5)に溶けやすく、酢酸エチルにやや溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくく、クロロホルムに溶けにくく、水又はヘキサンにほとんど溶けない。熱、光又は空気によって変化する。
118~122℃
アルミピロー包装開封後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
**PTP:100カプセル(10Cap×10)
1) 窪田実他:薬理と治療, 1983;11(10):4305-4311
2) Levine, B. S. et al.:J. Lab. Clin. Med., 1985;105(2):239-246
3) Papapoulos, S. E. et al.:Clin. Sci. (Lond.), 1982;62(4):427-429
4) 社内資料:生物学的同等性試験(カプセル0.25μg)
5) 社内資料:生物学的同等性試験(カプセル0.5μg)
6) 富澤宏樹他:応用薬理, 1984;27(4):737-753
7) 富澤宏樹他:応用薬理, 1984;27(4):755-762
8) Mawer, E. B. et al.:Lancet, 1976;1(7971):1203-1206
9) Gray, R. W. et al.:J. Clin. Endocrinol. Metab., 1978;46(5):756-765
10) 田中千賀子他編:NEW薬理学, 改訂第7版, 南江堂, 2017;545
11) 桑原俊一他:応用薬理, 1984;28(1):11-22
12) Walling, M. W. et al.:Arch. Biochem. Biophys., 1977;182(1):251-257
13) Rizzoli, R. et al.:Am. J. Physiol., 1977;233(3):E160-164
14) 山本通子:Prog. Med., 1985;5(6):1621-1625
15) MacDonald, B. R. et al.:Endocrinology, 1987;120(6):2326-2333
16) Price, P. A. et al.:J. Biol. Chem., 1980;255(24):11660-11663
17) Larsson, S. E. et al.:Clin. Orthop. Relat. Res., 1977;(127):228-235
18) 松井清明他:日本骨代謝学会雑誌, 1983;1(2):203-208
19) 井上旬二他:日本骨代謝学会雑誌, 1984;2(1):78-87
20) 桑原俊一他:応用薬理, 1984;28(1):45-54
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