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処方箋医薬品注)
2型糖尿病
通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。
本剤の利尿作用により脱水を起こすおそれがある。,,
症状を悪化させるおそれがある。,
投与しないこと。本剤の効果が期待できない。eGFRが30mL/min/1.73m2未満あるいは末期腎不全(ESRD)の患者における臨床試験は実施していない。,,
投与の必要性を慎重に判断すること。本剤の糖排泄効果は腎機能に依存するため、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した患者では、本剤の効果が十分に得られない可能性がある。,,,
重度の肝機能障害のある患者を対象とした臨床試験は実施していない。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せず、インスリン製剤等を使用すること。妊娠中の投与に関する安全性は確立されていない。動物実験(ラット)において、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる期間の曝露及び生後21日~90日の曝露により、出生児及び幼若動物に腎盂及び尿細管の拡張が認められたとの報告がある。また、本薬の動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。
授乳しないことが望ましい。ラットで乳汁中への移行が報告されている。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがある。,
糖尿病用薬
低血糖の発現に注意すること。特に、インスリン製剤、スルホニルウレア剤又は速効型インスリン分泌促進剤の減量を検討すること。
血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある。
血糖降下作用を増強する薬剤
併用時は血糖コントロールに注意し、血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。
血糖降下作用が増強される。
血糖降下作用を減弱する薬剤
血糖降下作用が減弱される。
利尿薬
,,,
必要に応じ利尿薬の用量を調整するなど注意すること。
利尿作用が増強される。
リチウム製剤
リチウムの作用が減弱されるおそれがある。
リチウムの腎排泄を促進することにより、血清リチウム濃度が低下する可能性がある。
低血糖があらわれることがあるので、低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。,,,,
腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)があらわれ、敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある。,
口渇、多尿、頻尿、血圧低下等の症状があらわれ脱水が疑われる場合には、休薬や補液等の適切な処置を行うこと。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告されている。,,,
血糖値が高値でなくとも、ケトアシドーシス(糖尿病ケトアシドーシスを含む)があらわれることがある。,,,
5%以上
1~5%未満
1%未満
頻度不明
感染症
性器感染(腟カンジダ症等)
尿路感染(膀胱炎等)
血液
ヘマトクリット増加
代謝及び栄養障害
体液量減少注2)
ケトーシス、食欲減退、多飲症
消化器
便秘、口渇
下痢、腹痛、悪心、嘔吐
筋・骨格系
背部痛、筋痙縮
皮膚
発疹
腎臓
頻尿、尿量増加
腎機能障害、排尿困難
精神神経系
頭痛、振戦、めまい
眼
眼乾燥
生殖器
陰部そう痒症
外陰腟不快感
循環器
高血圧、低血圧
その他
倦怠感、無力症、体重減少、異常感
本剤の作用機序により、本剤服用中は尿糖陽性、血清1,5-AG(1,5-アンヒドログルシトール)低値を示す。尿糖及び血清1,5-AGの検査結果は、血糖コントロールの参考とはならないので注意すること。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
2型糖尿病患者における国内外の臨床試験の併合解析において、全ての悪性腫瘍の発現割合は本剤群と対照群で同様であったが、膀胱癌及び乳癌では本剤群で多い傾向が認められた。しかしながら、投与開始から膀胱癌及び乳癌の診断までが短期間であったことから、いずれの腫瘍においても本剤との因果関係は確立されていない。
発癌性あるいは変異原性は認められていない。
健康成人男性6例にダパグリフロジン2.5注3)及び10mgを空腹時に単回経口投与したとき、ダパグリフロジンの血漿中濃度は投与約1時間後に最高値に達し、消失半減期は約8~12時間であった。
投与量(mg)
Cmaxa(ng/mL)
tmax(h)b
AUCinfa(ng·h/mL)
t1/2(h)c
2.5
29(14)
1.00(1.00, 2.00)
103(30)
8.1(4.78)
10
124(34)
1.25(1.00, 1.50)
489(19)
12.1(7.79)
a 幾何平均値(変動係数)、b 中央値(最小値, 最大値)、c 算術平均値(標準偏差)
2型糖尿病患者9例にダパグリフロジン錠2.5注3)及び10mgを1日1回14日間反復経口投与したとき、投与14日目における投与後のCmaxは48及び191ng/mL、AUCτは157及び727ng・h/mLであり、累積係数は1.28及び1.21であった1)。
健康成人29例にダパグリフロジン錠10mgを空腹時又は高脂肪高カロリー食摂取後(食後)に投与したとき、空腹時投与に対する食後投与のダパグリフロジンのCmax及びAUCinfの幾何平均比(90%信頼区間)は、それぞれ0.550(0.499, 0.606)及び0.973(0.943, 1.004)であった。食後投与のtmaxの中央値は、空腹時投与と比べ1.25時間遅延した(外国人データ)3)。
ダパグリフロジン錠10mg「サワイ」とフォシーガ錠10mgを健康成人男性にそれぞれ1錠(ダパグリフロジンとして10mg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血漿中ダパグリフロジン濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された4)。
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
T1/2(hr)
AUC0-48hr(ng·hr/mL)
ダパグリフロジン錠10mg「サワイ」
184.3±44.1
0.8±0.4
9.4±2.6
512.7±108.0
フォシーガ錠10mg
175.4±48.5
8.9±2.9
498.7±111.8
(Mean±S.D., n=31)
血漿中濃度ならびにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
健康成人男性7例にダパグリフロジン錠10mgを空腹時に経口投与し、その1時間後に[14C]ダパグリフロジン80µgを1分間かけて静脈内投与したとき、バイオアベイラビリティは78%であった(外国人データ)5)。
In vitroにおけるダパグリフロジン(0.5及び5µg/mL)の血漿蛋白結合率(平衡透析法)は約91%であった6)。健康被験者、腎機能正常患者及び腎機能障害患者にダパグリフロジン錠50mg注3)を投与、健康被験者及び肝機能障害者にダパグリフロジン錠10mgを投与したとき、血漿蛋白結合率(平衡透析法)は健康被験者では約92%、腎機能正常患者、腎機能障害患者及び肝機能障害者では約91%~95%であった(外国人データ)6),7),8)。
ダパグリフロジンの主代謝物は3-O-グルクロン酸抱合体であり、肝臓及び腎臓でUGT1A9により代謝を受ける9)。外国人健康成人男性に[14C]ダパグリフロジン50mg注3)を単回経口投与したとき、血漿中には3-O-グルクロン酸抱合体(血漿中総放射能の約42%)、未変化体(約39%)、2-O-グルクロン酸抱合体(約5%)及びベンジル水酸化体(約4%)が検出され、尿中には主に3-O-グルクロン酸抱合体(投与量の約61%)が認められた(外国人データ)10),11)。In vitroにおいて、ダパグリフロジンはCYP1A2、CYP2A6、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6及びCYP3A4を阻害せず、CYP1A2、CYP2B6及びCYP3A4/5を誘導しなかった。ダパグリフロジンはUGT1A1に対して弱い阻害作用を示した(IC50>50µM)12)。
外国人健康成人男性に50mgの[14C]ダパグリフロジンを投与したとき、総放射能の75%が尿中に、21%が糞中に排泄された。糞中からは投与量の約15%が未変化体として排泄された(外国人データ)11),13)。健康成人男性6例にダパグリフロジン2.5注3)及び10mgを空腹時に単回経口投与したとき、未変化体として投与量の1.0%及び1.1%が投与120時間後までに尿中排泄された1)。2型糖尿病患者9例にダパグリフロジン錠2.5注3)及び10mgを1日1回14日間反復投与したとき、未変化体として投与量の1.7%及び1.9%が投与24時間後までに尿中排泄された1)。
In vitroにおいて、ダパグリフロジンは有機アニオントランスポーター(OAT3)及び有機アニオントランスポーターポリペプチド(OATP1B1及びOATP1B3)に対して弱い阻害作用を示した(IC50値はそれぞれ33µM、69µM、8µM)。ダパグリフロジンはP-糖蛋白の弱い基質となるが、P-糖蛋白を阻害しなかった12)。
健康成人及び2型糖尿病患者にダパグリフロジン錠50mg注3)を単回投与したとき、腎機能が正常な被験者(健康成人(8例)及びCLcr>80mL/minである2型糖尿病患者(12例))に対する、軽度腎機能障害患者(50<CLcr≦80mL/minである2型糖尿病患者(8例))、中等度腎機能障害患者(30≦CLcr≦50mL/minである2型糖尿病患者(8例))及び重度腎機能障害患者(CLcr<30mL/minであり透析を受けていない2型糖尿病患者(4例))のCmax及びAUCinfの幾何平均の比(90%信頼区間)は、それぞれ1.142(1.052, 1.239)及び1.278(1.189, 1.374)、1.256(1.091, 1.445)及び1.523(1.346, 1.724)並びに1.355(1.123, 1.633)及び1.753(1.486, 2.068)であった(外国人データ)7),14)。2型糖尿病患者にダパグリフロジン錠20mg注3)を1日1回7日間反復投与したとき、定常状態における24時間の尿糖排泄量は、腎機能が正常である2型糖尿病患者では85g/日、軽度の腎機能障害を持つ2型糖尿病患者では52g/日、中等度の腎機能障害を持つ2型糖尿病患者では18g/日、重度の腎機能障害を持つ2型糖尿病患者では11g/日であった(外国人データ)14)。,
健康成人及び肝機能障害者にダパグリフロジン錠10mgを単回投与したとき、健康成人(6例)に対する軽度(Child-Pugh分類でA(6例))、中等度(Child-Pugh分類でB(6例))及び重度(Child-Pugh分類でC(6例))の肝機能障害者におけるダパグリフロジンのCmax及びAUCinfの幾何平均の比(90%信頼区間)は、それぞれ0.882(0.598, 1.301)及び1.033(0.765, 1.396)、1.122(0.761, 1.654)及び1.359(1.007, 1.836)並びに1.395(0.946, 2.056)及び1.669(1.236, 2.255)であった(外国人データ)8),15)。
ピオグリタゾン16),17)、シタグリプチン16)、グリメピリド16)、メトホルミン16)との併用により、ダパグリフロジン又はこれらの薬剤の薬物動態は臨床的に問題となる影響を受けなかった(外国人データ)。ボグリボース18)との併用により、ダパグリフロジンの薬物動態は影響を受けなかった。
ヒドロクロロチアジド19)、ブメタニド20)との併用により、ダパグリフロジン又はこれらの薬剤の薬物動態は臨床的に問題となる影響を受けなかった(外国人データ)。
併用により、ダパグリフロジン又はこれらの薬剤の薬物動態は臨床的に問題となる影響を受けなかった(外国人データ)。
併用により、ダパグリフロジンの薬物動態は臨床的に問題となる影響を受けなかった(外国人データ)。
併用により、ダパグリフロジンはこれらの薬剤の薬物動態に影響を及ぼさなかった(外国人データ)。
ダパグリフロジン錠5mg「サワイ」は溶出挙動に基づき、ダパグリフロジン錠10mg「サワイ」と生物学的に同等とみなされた24)。
国内の臨床試験において、ダパグリフロジン錠5mg又は10mgを1日1回投与した1012例中172例(17.0%)に副作用が認められた。主な副作用は、頻尿36例(3.6%)、口渇18例(1.8%)、性器感染17例(1.7%)、尿路感染17例(1.7%)等であった。(初回承認時)
ダパグリフロジン錠1、2.5、5及び10mgの12週間投与により、HbA1cはプラセボに比べて有意に低下した(本剤の承認された用量は1日1回5又は10mg)。HbA1cのプラセボ(54例)との差〔平均値±標準誤差〕は、5mg群(58例)で-0.74±0.10%、10mg群(52例)で-0.80±0.10%であった。低血糖の有害事象発現割合は、プラセボ群で1.9%(1例/54例)、5mg群で0%(0例/58例)、10mg群で1.9%(1例/52例)であり、重度の低血糖は認められなかった。
ダパグリフロジン錠5及び10mgの24週間投与によりHbA1c変化量の結果は以下のとおりであり、プラセボに比べて有意に低下した。また、体重のプラセボとの差〔平均値±標準誤差〕は、5及び10mg群でそれぞれ-1.29±0.35kg及び-1.38±0.35kgであった。低血糖の有害事象発現割合は、プラセボ群で0%(0例/87例)、5mg群で0%(0例/86例)、10mg群で2.3%(2例/88例)であり、重度の低血糖は認められなかった。
HbA1c(NGSP値)(%)
空腹時血糖(mg/dL)
ベースライン平均値(SD)
ベースライン値からの変化量注4)(SE)
プラセボとの差(SE)
プラセボ(n=87)
7.50(0.63)
-0.06(0.06)
-
5.8(2.17)
ダパグリフロジン錠5mg
(n=86)
7.50(0.72)
-0.41(0.06)
-0.35※(0.09)
-8.6(2.19)
-14.4※(2.90)
ダパグリフロジン錠10mg
(n=88)
7.46(0.61)
-0.45(0.06)
-0.39※(0.09)
-13.7(2.15)
-19.5※(2.89)
※p<0.0001 SD:標準偏差、SE:標準誤差
腎機能別のHbA1c変化量の結果は以下のとおりであった。
ベースライン値からの変化量注5)[両側95%信頼区間]
eGFR 60以上90mL/min/1.73m2未満
プラセボ(n=57)
7.59(0.63)
-0.01[-0.15, 0.14]
ダパグリフロジン錠5mg(n=61)
7.52(0.79)
-0.37[-0.51, -0.23]
-0.37(0.10)
ダパグリフロジン錠10mg(n=61)
7.43(0.58)
-0.50[-0.64, -0.36]
-0.49(0.10)
eGFR 45以上60mL/min/1.73m2未満
プラセボ(n=24)
7.34(0.62)
-0.10[-0.32, 0.13]
ダパグリフロジン錠5mg(n=23)
7.44(0.53)
-0.46[-0.69, -0.23]
-0.37(0.16)
ダパグリフロジン錠10mg(n=24)
7.55(0.70)
-0.31[-0.53, -0.08]
-0.21(0.16)
SD:標準偏差、SE:標準誤差
eGFR 90mL/min/1.73m2以上については例数が少ないため(プラセボ5例、ダパグリフロジン錠5mg2例、ダパグリフロジン錠10mg2例)、本表には含めなかった。
ダパグリフロジン錠5mg(10mgへの増量を含む)の単独及び併用療法によるHbA1c変化量の結果は以下のとおりであった。また、単独療法群における52週時のベースライン値からの空腹時血糖変化量〔平均値±標準偏差〕は、-14.3±21.4mg/dL、体重変化量〔平均値±標準偏差〕は、-2.58±2.29kgであった。低血糖の有害事象発現割合は、単独療法群2.4%(6例/249例)、スルホニルウレア剤併用群6.6%(8例/122例)、DPP-4阻害剤併用群3.2%(2例/62例)、α-グルコシダーゼ阻害剤併用群0%(0例/61例)、ビグアナイド系薬剤併用群2.8%(2例/71例)、チアゾリジン系薬剤併用群1.6%(1例/64例)、速効型インスリン分泌促進剤併用群6.1%(3例/49例)、GLP-1受容体作動薬併用群6.0%(3例/50例)であった。重度の低血糖は認められなかった。
ベースライン値からの変化量(SD)
ダパグリフロジン錠単独療法群(n=249)
7.53(0.76)
-0.66(0.71)
スルホニルウレア剤併用群(n=122)
8.02(0.84)
-0.65(0.70)
DPP-4阻害剤併用群(n=62)
7.80(0.91)
-0.60(0.57)
α-グルコシダーゼ阻害剤併用群(n=61)
7.59(0.73)
-0.81(0.67)
ビグアナイド系薬剤併用群(n=69)
7.63(0.85)
-0.63(0.69)
チアゾリジン系薬剤併用群(n=64)
7.94(0.92)
-0.86(0.76)
速効型インスリン分泌促進剤併用群(n=49)
7.49(0.73)
-0.76(0.65)
GLP-1受容体作動薬併用群(n=50)
8.11(0.92)
-0.49(0.80)
SD:標準偏差
ダパグリフロジン錠単独療法群の腎機能別のHbA1c変化量の結果は以下のとおりであった。
eGFR 90mL/min/1.73m2以上
ダパグリフロジン錠単独療法群(n=13)
-0.86(0.78)
ダパグリフロジン錠単独療法群(n=175)
-0.73(0.63)
ダパグリフロジン錠単独療法群(n=61)
-0.43(0.85)
外国人の中等度腎機能障害患者(eGFRが30以上60mL/min/1.73m2未満)におけるHbA1c変化量の結果は以下のとおりであった。
ベースライン値からの変化量注6)[両側95%信頼区間]
全体
プラセボ(n=82)
8.53(1.29)
-0.32[-0.66, 0.01]
ダパグリフロジン錠5mg(n=83)
8.30(1.04)
-0.41[-0.74, -0.07]
-0.08(0.14)
ダパグリフロジン錠10mg(n=82)
8.22(0.97)
-0.44[-0.77, -0.10]
-0.11(0.15)
eGFR 30以上45mL/min/1.73m2未満
プラセボ(n=33)
8.23(1.20)
-0.52[-1.08, 0.03]
ダパグリフロジン錠5mg(n=41)
8.49(1.16)
-0.47[-1.01, 0.06]
0.05(0.21)
ダパグリフロジン錠10mg(n=45)
8.12(1.00)
-0.45[-0.96, 0.05]
0.07(0.21)
プラセボ(n=40)
8.78(1.32)
-0.11[-0.57, 0.35]
ダパグリフロジン錠5mg(n=35)
8.13(0.93)
-0.47[-0.97, 0.02]
-0.37(0.23)
ダパグリフロジン錠10mg(n=32)
8.25(0.89)
-0.44[-0.94, 0.07]
-0.33(0.24)
また、eGFRが45以上60mL/min/1.73m2未満の中等度腎機能障害患者における投与開始24週後のダパグリフロジン錠5及び10mg群の調整済み平均変化量のプラセボとの差(平均値±標準誤差)は、空腹時血糖でそれぞれ-24.8±12.4mg/dL及び-24.4±12.7mg/dL、体重でそれぞれ-1.9±0.7kg及び-2.3±0.7kgであった。
,,
eGFRが45mL/min/1.73m2以上の2型糖尿病患者を対象とし、インスリン製剤〔0.2単位/kg/日以上かつ15単位/日以上〕の単独又はDPP-4阻害薬との併用療法に加え、ダパグリフロジン錠5mg併用16週間投与におけるHbA1c変化量の結果は以下のとおりであった。低血糖の有害事象発現割合は、16週間の二重盲検投与期ではダパグリフロジン錠併用群19.5%(24例/123例)、プラセボ併用群23.3%(14例/60例)であった。
ベースライン値からの変化量注7)(SE)
プラセボ併用群(n=60)
8.49(0.93)
0.05(0.0904)
-0.60※(0.1053)
ダパグリフロジン錠併用群(n=122)
8.26(0.79)
-0.55(0.0638)
16週間の二重盲検期にダパグリフロジン錠併用群に割り付けられ、36週間の非盲検期に移行し、ダパグリフロジン錠を52週間継続投与(ダパグリフロジン錠10mgへの増量を含む)した症例において、HbA1c(NGSP値)の変化量(標準偏差)は、-0.74(0.746)%(122例)であった。低血糖の有害事象発現割合は52週間ダパグリフロジン錠併用投与群で35.0%(43例/123例)であり、重度の低血糖は認められなかった。
ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2は、腎尿細管に特異的に発現しており、近位尿細管でグルコースを再吸収する役割を担う主要な輸送体である39)。ダパグリフロジンは、SGLT2の競合的かつ可逆的な選択的阻害剤である40)。ダパグリフロジンは、腎におけるグルコースの再吸収を抑制し、尿中グルコース排泄を促進することにより、空腹時及び食後の血糖コントロールを改善する41)。
In vitro試験で、ダパグリフロジンは、ヒトSGLT2を選択的に阻害し(Ki値:0.55nM)、その選択性はSGLT1(Ki値:810nM)との比較で約1400倍高かった40)。SGLT1は、腎尿細管のほか、腸内に存在してグルコース吸収に関与する主要な輸送体である42)。
遺伝的糖尿病モデルのZDFラットにダパグリフロジンを単回経口投与した試験で、尿中グルコース排泄量の増加と共に血漿中グルコース濃度の低下が認められた43)。また、ZDFラットにダパグリフロジンを15日間反復経口投与した試験では、投与15日目の絶食下での尿中グルコース排泄量は用量依存的に増加し、投与8日目及び投与14日目にそれぞれ絶食下及び摂餌下での血漿中グルコース濃度は用量依存的に低下した44)。
日本人2型糖尿病患者を対象とした第I相反復投与試験において、ダパグリフロジン10mgを投与したとき、投与1及び14日目の投与後24時間までの累積尿中グルコース排泄量は増加し、投与13日目のOGTT後の血糖値のAUC0-4hが低下した1)。
ダパグリフロジン(Dapagliflozin)
(1S)-1,5-Anhydro-1-C-{4-chloro-3-[(4-ethoxyphenyl)methyl]phenyl}-D-glucitol
C21H25ClO6
408.87
白色の粉末である。N,N-ジメチルアセトアミド、メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
瓶又はPTPシートから取り出した後は、高温・高湿を避けること。
PTP[乾燥剤入り]:100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)バラ[乾燥剤入り]:500錠
PTP[乾燥剤入り]:100錠(10錠×10)
1) Kasichayanula, S. et al.:Diabetes Obes. Metab., 2011;13(4):357-365
2) 単回投与(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.6)
3) 生物学的同等性と食事の影響(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.4)
4) 社内資料:生物学的同等性試験(錠10mg)
5) Boulton, D. W. et al.:Br. J. Clin. Pharmacol., 2013;75(3):763-768
6) 蛋白結合率測定試験(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.5.6)
7) Kasichayanula, S. et al.:Br. J. Clin. Pharmacol., 2013;76(3):432-444
8) Kasichayanula, S. et al.:Clin. Ther., 2011;33(11):1798-1808
9) 腎、肝、小腸ミクロソームによるグルクロン酸抱合(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.4.9)
10) In vivo代謝(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.5.9)
11) マスバランス及び代謝試験(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.9)
12) 薬物動態学的薬物相互作用(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.4.7)
13) 糞尿中排泄率(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.4.6)
14) 腎機能障害患者における薬物動態(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.12)
15) 肝機能障害患者における薬物動態(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.13)
16) Kasichayanula, S. et al.:Diabetes Obes. Metab., 2011;13(1):47-54
17) ピオグリタゾンとの薬物相互作用(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.15)
18) Imamura, A. et al.:Diabetes Ther., 2013;4(1):41-49
19) ヒドロクロロチアジドとの薬物相互作用(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.14)
20) Wilcox, C. S. et al.:J. Am. Heart Assoc., 2018;7(4):e007046
21) バルサルタン及びシンバスタチンとの薬物相互作用(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.17)
22) Kasichayanula, S. et al.:Adv. Ther., 2012;29(2):163-177
23) Kasichayanula, S. et al.:Diabetes Obes. Metab., 2013;15(3):280-283
24) 社内資料:生物学的同等性試験(錠5mg)
25) 単独療法用量反応試験(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.27)
26) 単独療法プラセボ対照比較試験①(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.28)
27) 単独又は併用療法による非盲検長期投与試験①(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.6.48)
28) Kaku, K. et al.:Diabetes Obes. Metab., 2013;15(5):432-440
29) Kaku, K. et al.:Diabetes Obes. Metab., 2014;16(11):1102-1110
30) 単独療法プラセボ対照比較試験②(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.7.3.3)
31) 単独療法プラセボ対照比較試験③(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、審査報告書)
32) Kaku, K. et al.:Diabetes Ther., 2014;5(2):415-433
33) 単独又は併用療法による非盲検長期投与試験②(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、審査報告書)
34) 外国人の中等度腎機能障害患者を対象としたプラセボ対照二重盲検試験(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、審査報告書)
35) Kohan, D. E. et al.:Kidney Int., 2014;85(4):962-971
36) Araki, E. et al.:J. Diabetes Investig., 2016;7(4):555-564
37) 製造販売後臨床試験(プラセボ対照二重盲検比較試験)(フォシーガ錠:2024年3月6日公表、再審査申請資料概要1.5.1.5、再審査報告書)
38) Araki, E. et al.:Diabetes Obes. Metab., 2017;19(4):562-570
39) Kanai, Y. et al.:J. Clin. Invest., 1994;93(1):397-404
40) SGLT2及びSGLT1に対するKi値及び選択性(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.2.2)
41) 作用機序(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.1.1)
42) Wright, E. M. et al.:J. Intern. Med., 2007;261(1):32-43
43) 糖尿病モデルラットに単回投与後の尿中グルコース排泄量及び血漿中グルコース濃度(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.2.2)
44) 糖尿病モデルラットに反復投与後の尿中グルコース排泄量及び血漿中グルコース濃度(フォシーガ錠:2014年3月24日承認、申請資料概要2.6.2.2)
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