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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
アレルギー性結膜炎
1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で、レボカバスチン80mg/kg経口投与(臨床投与量の33000倍以上に相当)により、胎児死亡及び催奇形性(多指、水頭、過剰中足骨及び無眼球)が報告されている1)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
オキシメタゾリン
本剤の吸収が低下する可能性がある。
機序不明
呼吸困難、顔面浮腫等があらわれることがある。
0.5%以上
0.5%未満
頻度不明
眼
眼刺激
眼瞼炎、眼脂、眼球乾燥感、羞明、そう痒感
角膜上皮障害(角膜びらん、点状表層角膜炎等)、結膜充血、霧視(感)、結膜炎、眼瞼浮腫、眼痛、流涙
免疫系
血管神経性浮腫
皮膚
接触皮膚炎、蕁麻疹
循環器
動悸
精神神経系
頭痛、眠気
本剤の保存剤であるベンザルコニウム塩化物による過敏症が知られている。
健康成人に0.05%レボカバスチン塩酸塩点眼液を両眼に1滴ずつ(レボカバスチン塩酸塩として30μg)6時間間隔で1日3回注1)、11日間反復投与したとき、血漿中未変化体濃度は投与5日目には定常状態に達し、蓄積性は認められなかった。最終投与後のCmaxは0.94ng/mL、消失半減期は約41時間であった2)。
健康成人に3H-レボカバスチン塩酸塩(レボカバスチンとして1mg)を単回経口投与注1)したとき、尿中放射活性の大部分は未変化体であり、主代謝物はレボカバスチンのグルクロン酸抱合体であった3)。(外国人データ)
日本白色家兎にレボカバスチン点眼液0.025%「FFP」あるいはリボスチン点眼液0.025%を点眼後0.5、1、3、8及び24時間に眼瞼結膜を摘出し結膜中薬物濃度を測定した。結膜中の薬物濃度は、レボカバスチン点眼液0.025%「FFP」の点眼0.5時間後に最高値(199.19ng/g)を示した後、一次速度式に従って徐々に消失した。レボカバスチン点眼液0.025%「FFP」とリボスチン点眼液0.025%の値を用いてStudentのt検定にて統計解析を行った結果、いずれの測定点においても両剤の間に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された5)。
アレルギー性結膜炎患者230例において、比較試験を含む臨床試験での中等度改善以上の改善率は69.1%(159/230例)で、自覚症状ではそう痒感、異物感、眼脂、流涙、羞明、眼痛、他覚所見では結膜充血及び浮腫、角膜輪部病変が改善された。また、比較試験で0.025%レボカバスチン塩酸塩点眼液の有用性が確認された6),7),8),9)。
ヒスタミンH1受容体に特異的に働き、強力かつ持続的な拮抗作用を有し、アレルギー性結膜炎におけるそう痒感、充血などの諸症状を改善する10)。
モルモット及びラットのアレルギー性結膜炎モデルにおいて、ヒスタミン及び抗原誘発による結膜炎症状(充血及び浮腫)、結膜の血管透過性亢進を抑制する15),16),17),18)。
ヒスタミン誘発によるモルモット結膜への好中球及び好酸球の遊走を抑制する(in vivo)19)。
抗卵白アルブミンラット血清をラット結膜下に注射することにより感作し、48時間後に卵白アルブミン/エバンスブルー溶液を静脈内投与し結膜にアレルギー反応を惹起した。惹起30分後に眼球結膜及び眼瞼結膜を摘出し、組織中漏出色素量を血管透過性の指標とし評価した。レボカバスチン点眼液0.025%「FFP」及びリボスチン点眼液0.025%において得られた値を用いて90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)(=-0.09691~0.09691)の範囲内にあることから両剤の生物学的同等性が確認された5)。
試験製剤
例数
組織内色素量(吸光度)
レボカバスチン点眼液0.025%「FFP」
10
0.1414±0.0041**
リボスチン点眼液0.025%
0.1393±0.0069**
基剤
20
0.2397±0.0083
**p<0.01(Dunnettの多重比較検定、対基剤)、平均値±標準誤差
ヒスタミン溶液をモルモット眼瞼結膜嚢に投与し実験的結膜炎を惹起した。レボカバスチン点眼液0.025%「FFP」あるいはリボスチン点眼液0.025%を惹起15分前に点眼投与することにより予防効果を検証し、惹起後5分及び10分に2回点眼することにより治療効果を検証した。結膜炎の程度を肉眼的に観察し、基準に従いスコア化することで評価した。基剤のスコア値に対するレボカバスチン点眼液0.025%「FFP」及びリボスチン点眼液0.025%のスコア値の比率より結膜炎抑制率を算出し、それらの値を用いて90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、予防効果、治療効果共にlog(0.80)~log(1.25)(=-0.09691~0.09691)の範囲内にあることから両剤の生物学的同等性が確認された5)。
結膜炎抑制率(%)
8
70.4±3.29
67.1±4.30
平均値±標準誤差
14
41.8±2.99
レボカバスチン塩酸塩(Levocabastine Hydrochloride)[JAN]
(-)-(3S,4R)-1-[cis-4-cyano-4-(4-fluorophenyl)cyclohexyl]-3-methyl-4-phenylpiperidine-4-carboxylic acid monohydrochloride
C26H29FN2O2・HCl
456.98
本品は白色もしくはほとんど白色の粉末で、ギ酸にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、水、無水酢酸、2-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
5mL×10本
1) wistar系ラットにおける胎児毒性及び催奇形性試験(segment ⅱ)帝王切開及び自然分娩試験並びに次世代試験 投与経路:強制経口投与(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ニ 3.(2).1)
2) 澤 充 他:薬理と治療. 1994;22(11):4697-4711
3) ヒトに単回経口投与したときのlevocabastineの吸収、排泄及び代謝(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ヘ 3.(1).2).①)
4) ヒト乳汁中へのlevocabastineの排泄(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ヘ 3.(1).2).③)
5) 共創未来ファーマ株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
6) 澤 充 他:あたらしい眼科. 1995;12(2):317-332
7) 澤 充 他:あたらしい眼科. 1995;12(2):333-350
8) 澤 充 他:あたらしい眼科. 1994;11(12):1893-1902
9) 澤 充 他:あたらしい眼科. 1994;11(12):1903-1912
10) 作用機序(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要イ 1.(2)、ホ 2.)
11) Tasaka K, et al.:Arzneim.-Forsch. /Drug Res. 1993;43(12):1331-1337
12) ヒスタミンによる気管収縮に対する作用(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ホ 5.(1))
13) モルモットにおける塩酸レボカバスチンのin vivoでの抗ヒスタミン作用、抗セロトニン作用及び抗コリン作用:対照薬との比較(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ホ 2.(1).3))
14) Dechant KL, et al.:Drugs. 1991;41(2):202-224
15) Kamei C, et al.:J. Pharmacobio - Dyn. 1991;14(8):467-473
16) 亀井千晃 他:あたらしい眼科. 1994;11(4):603-605
17) モルモットにおけるヒスタミン及び抗原誘発結膜炎に対するレボカバスチン局所投与の作用(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ホ 1.(2))
18) 実験的アレルギー性結膜炎ならびに鼻炎に対する塩酸levocabastineの影響(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ホ 1.(3).2)、(4).2))
19) モルモットにおけるhistamine誘発による好中球および好酸球の結膜への浸潤に対する塩酸levocabastine点眼薬の作用(リボスチン点眼液 承認年月日:2000年9月22日、申請資料概要ホ 1.(6))
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