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劇薬
処方箋医薬品注)
観察を十分行い慎重に投与量の調整を行うこと。効果が得られた場合には減量し、有効最小量で投与を持続すること。動脈管開存の維持には10ng/kg/分でも有効な場合がある。
循環状態に対する観察を十分に行い、慎重に投与すること。心不全の増強傾向があらわれるとの報告がある。
網膜症等、脆弱血管からの出血を助長することがある。
出血を助長するおそれがある。
動物実験(ウサギ)で眼圧上昇が報告されている1)。
陰茎痛を伴うおそれがある。
腎不全を増悪することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。アルプロスタジルには子宮収縮作用が認められている2)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
動脈管依存性先天性心疾患以外の効能について、小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に心機能等生理機能が低下している。
抗血小板剤
血栓溶解剤
抗凝血剤
これらの薬剤と併用することにより出血傾向の増強をきたすおそれがある。観察を十分に行い、用量を調節するなど注意すること。
本剤は血小板凝集能を抑制するため、類似の作用を持つ薬剤を併用することにより作用を増強することが考えられる。
観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、発疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
観察を十分に行い、動悸、胸苦しさ、呼吸困難、浮腫等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
観察を十分に行い、胸痛、胸部圧迫感、心電図異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。
観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
観察を十分に行うこと。なお、発現した場合は、人工呼吸器の装着、皮膚への刺激等、適切な処置を行うこと。
注)動脈管依存性先天性心疾患への投与において、上記等の副作用が発現した場合には、患者の状態を観察し、本剤の投与継続の必要性について考慮した上で、適切な処置を行うこと。
観察を十分に行い、発現した場合にはα刺激剤の投与、脱血と生理食塩水による洗浄等、適切な処置を行うこと。
10~35%未満
10%未満
頻度不明
注射部
疼痛、腫脹
発赤、発熱、脱力感、瘙痒
その他
頭痛
発熱、動悸、血漿蛋白分画の変動
0.5~10%未満
0.5%未満
過敏症
掻痒、発疹、蕁麻疹
循環器
胸部絞扼感
顔面潮紅
血圧降下、動悸、発赤
出血傾向
眼底出血、皮下出血
血管痛、発赤
腫脹、掻痒
静脈炎、疼痛
呼吸器
咳嗽、喘息
消化器
悪心・嘔吐
下痢
胃部不快感、食欲不振、腹痛
精神神経系
めまい
発熱、悪寒
肝臓
AST・ALTの上昇等
腎臓
腎不全の増悪
血液
血小板減少、貧血
熱感、四肢疼痛(増強を含む)
頭痛・頭重、乳房硬結
浮腫、関節痛、しびれ、CRP上昇、低ナトリウム血症
5~15%未満
5%未満
頻脈、低血圧
肺動脈中膜の菲薄化、浮腫、発赤、徐脈
中枢神経系
発熱
痙攣、振戦、多呼吸
血管痛、静脈炎、疼痛、発赤、腫脹、瘙痒
下痢、口腔内・気道分泌液の増加、アシドーシス、低ナトリウム血症
胃粘膜肥厚、低クロール血症、CRP上昇、脱毛、多毛、腹水、骨膜肥厚、低カリウム血症、出血傾向
発疹、掻痒
泌尿、生殖器
勃起の延長、陰茎痛、陰茎腫脹
疼痛、血腫、出血、腫脹、灼熱感、発赤、瘙痒
低血圧、胸部絞扼感、発赤
悪心、嘔吐、腹痛
めまい、発熱、頭痛、悪寒
シリンジポンプ使用に際しては、シリンジ内に気泡が混入しないように注意すること。
本剤投与により、副作用があらわれた場合には、すみやかに投与速度を遅くするか又は投与を中止すること。
雄性ラットに3H-PGE1・14C-CDを静脈内投与したとき、投与5分後の3Hの臓器内放射能分布は、肝臓16.8%、小腸6.0%、腎臓5.6%、大腸1.7%であり、14Cの臓器内放射能分布は、肝臓3.7%、腎臓3.1%、小腸3.0%、大腸2.1%であった。また、雄性ラットに3H-PGE1・14C-CDを1日1回7日間静脈内投与した場合、PGE1及びCDとも各臓器への蓄積は認められない7)。
雄性ラットに3H-PGE1・14C-CDを静脈内投与したとき、投与後数分間でPGE1の大部分は代謝物の13,14-dihydro 15-keto PGElとして血液中に存在し、CDはほとんど代謝を受けることなくそのまま血液中に存在する7)。
雄性ラットに3H-PGE1・14C-CDを静脈内投与したとき、投与24時間以内に3H-PGE1は投与量の30~40%が尿中に、25~30%が糞中に排泄され、14C-CDは代謝を受けずに、そのままの形で92~98%が尿中に排泄され、糞中への排泄は0.4%以下であった7)。
四肢に難治性潰瘍を有する慢性動脈閉塞症患者47例に、二重盲検下で0.05又は0.15ng/kg/分で2~6週間持続動脈内投与を行った。その結果、有効率は0.05ng/kg/分で44%、0.15ng/kg/分で68%であった。副作用は0.05ng/kg/分で36%(9/25例)、0.15ng/kg/分で73%(16/22例)に腫脹、鈍痛、発赤、発熱がみられた8)。
振動病患者107例に1μg/kgを電解質液で総量500mLとしたものを、2時間かけて二重盲検下で1日1回、2週間点滴静注した注2)。その結果、改善率(「やや改善」以上)は、機能試験全般改善度で59%、自覚症状全般改善度で78%であった。副作用は22.4%(24/107例)にみられ、主な副作用は血管痛が13.1%(14/107例)、発赤が6.5%(7/107例)であった9)。
慢性動脈閉塞症に対する動脈血行再建術施行患者52例に、非盲検下で30~100μgを1日1~2回、2~3時間かけて点滴静注した注2)。投与期間は4~27日間であった。その結果、血行再建部血管の開存率は退院時で91%、術後7カ月経過時で83%であった。副作用は5.5%(3/55例(腸骨静脈閉塞に対して投与された3例を含む))に胸痛、熱感、悪心、嘔吐がみられた10)。
血管平滑筋及び血小板のプロスタノイド受容体に作用し、細胞内のcAMPを増加させることで血管弛緩作用及び血小板凝集抑制作用を示す11),12)。
ウサギの摘出血管平滑筋標本に対してPGE1は大動脈のような太い血管では収縮、腸管動脈のような細い血管では低用量(PGE1・CDをPGE1として10-7~5×10-6g/mL)で弛緩、高用量(PGE1・CDをPGE1として10-5g/mL以上)で収縮の2相性の作用を示した(in vitro)2)。
アルプロスタジル アルファデクス(Alprostadil Alfadex)
7-{(1R,2R,3R)-3-Hydroxy-2-[(1E,3S)-3-hydroxyoct-1-en-1-yl]-5-oxocyclopentyl}heptanoic acid-α-cyclodextrin
C20H34O5・xC36H60O30
354.48(アルプロスタジルとして)
白色の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(95)、酢酸エチル又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
外箱開封後は、遮光して保存すること。
10バイアル
1) Chiang T.S. et al.:Arch Ophthal., 1972;88:418-420
2) 川崎晃義 他:応用薬理, 1979;17(5):859-880
3) Cawello W. et al.:Eur.J.Clin.Pharmacol., 1994;46(3):275-277
4) Golub M. et al.:J. Clin. Invest., 1975;56(6):1404-1410
5) Ahlen H. et al.:J. Urol., 1994;151(5):1227-1230
6) Cawello W. et al.:J. Urol., 1997;158(4):1403-1407
7) 宮本 積 他:現代医療, 1978;10(5):589-604
8) Sakaguchi S. et al.:VASA. 1978;7:263-266
9) 阿岸祐幸 他:現代医療, 1981;13(5):839-853
10) 田辺達三 他:外科, 1980;42(2):152-157
11) 福田 悟:日本臨床麻酔学会誌, 1992;12(4):528-533
12) 山本尚三 他:プロスタグランジン研究法(上), 1986;35
13) 西村昭男 他:現代医療, 1979;11(11):1491-1499
14) 三島好雄:代謝, 1975;12:1727-1731
15) 川崎晃義 他:応用薬理, 1979;17(6):1043-1060
16) 桶川忠夫 他:現代医療, 1981;13:2132-2143
17) 塩野谷恵彦 他:外科治療, 1976;34(2):213-218
18) 本間浩樹 他:現代医療, 1981;13(3):445-448
19) 西島早見:現代医療, 1977;9(2):195-199
20) 原田英之 他:外科, 1982;44(10):1069-1074
21) Sharpe G. L. et al.:Prostaglandins, 1975;9(5):703-719
22) 門間和夫 他:日本新生児学会雑誌, 1985;21(2):396-402
23) Hedlund H. et al.:J. Urol., 1985;134(6):1245-1250
24) Tamura M. et al.:Int. J. Impoten. Res., 1990;2(Suppl.1):141-145
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