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処方箋医薬品注)
外科的ショックおよびショック様状態における救急、または術中・術後のショック
症状、症例により異なるが、1日1回または数回、1回2~20mL(ヒドロコルチゾンとして100~1,000mg)を静注または点滴静注する。
免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。
心破裂を起こしたとの報告がある。
粘膜防御能の低下等により、消化性潰瘍が増悪するおそれがある。
糖新生促進作用(血糖値上昇)等により、糖尿病が増悪するおそれがある。
免疫抑制作用により、結核性疾患が増悪するおそれがある。
免疫抑制作用により、単純疱疹性角膜炎が増悪するおそれがある。
骨形成抑制作用及びカルシウム代謝の障害を起こすことにより、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。
中枢神経系に影響し、精神病が増悪するおそれがある。
水晶体線維に影響し、後嚢白内障が増悪するおそれがある。,
眼圧が上昇し、緑内障が増悪するおそれがある。,
ナトリウム・水貯留作用等により、高血圧症が増悪するおそれがある。
ナトリウム・水貯留作用により、電解質異常が増悪するおそれがある。
ナトリウム・水貯留作用等により、うっ血性心不全が増悪するおそれがある。
血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。
脂質代謝に影響し、脂肪肝が増悪するおそれがある。
脂質代謝に影響し、脂肪塞栓症が増悪するおそれがある。
使用当初、一時症状が増悪することがある。
副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意すること。異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行うこと。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。
症状が増悪するおそれがある。
慢性肝疾患患者では、血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で催奇形作用が報告されており、また、新生児に副腎不全を起こすことがある。マウス、ラット及びウサギを用いて催奇形性試験を行った。胎児の主要器官形成期にあるそれぞれの妊娠動物に、本剤の200~500mg/kg/日、100~250mg/kg/日を腹腔内に、25~300mg/kg/日を静脈内に注射し、妊娠末期胎児の異常の有無を調べた結果、口蓋裂及び椎骨系奇形の出現、化骨の遅延並びに胎児死亡率の上昇が認められた。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用があらわれやすい。
デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)(男性における夜間多尿による夜間頻尿)
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
機序不明
バルビツール酸誘導体
フェニトイン
リファンピシン
本剤の作用が減弱することが報告されている。
これらの薬剤はチトクロームP450を誘導し、本剤の代謝が促進される。
サリチル酸誘導体
併用時に本剤を減量すると、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されている。
本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する。
抗凝血剤
抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されている。
本剤は血液凝固促進作用がある。
糖尿病用薬
インスリン製剤等
これらの薬剤の作用を減弱させることが報告されている。
本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害する。
利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)
β2-刺激剤
アムホテリシンB
併用により、低カリウム血症があらわれることがある。
本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。
ジゴキシン
ジゴキシン中毒があらわれるおそれがある。
本剤の尿細管でのカリウム排泄促進作用により、血中カリウム値が低下し、ジゴキシンの作用が増強する。
シナカルセト
血清カルシウム濃度が低下するおそれがある。
シナカルセトの血中カルシウム低下作用が増強される可能性がある。
シクロスポリン
副腎皮質ホルモン剤の大量投与により、併用したシクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告がある。
シクロスポリンの代謝を阻害する。
マクロライド系抗生物質
エストロゲン(経口避妊薬を含む)
副腎皮質ホルモン剤の作用が増強されるとの報告がある。
本剤の代謝が阻害されるおそれがある。
エフェドリン
副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するとの報告がある。
ジクロフェナク
消化器系の副作用(消化性潰瘍、消化管出血等)を起こすおそれが高くなる。
ともに消化器系の副作用を起こすおそれがある。
B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。,,,,,,
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アナフィラキシー様反応があらわれることがある。
頻度不明
内分泌
月経異常
消化器
悪心・嘔吐
精神神経系
多幸症、不眠、頭痛
筋・骨格
筋肉痛、関節痛
脂質・蛋白質代謝
満月様顔貌、窒素負平衡
体液・電解質
浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
眼
中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血液
白血球増多
皮膚
創傷治癒障害、ざ瘡、そう痒、刺激感、脂肪織炎
その他
発熱、疲労感
静脈内注射により、血管痛、静脈炎、不整脈又は循環性虚脱があらわれることがあるので、これを予防するため、注射部位、注射方法等について十分注意すること。
静脈内注射により、血管痛、静脈炎、不整脈又は循環性虚脱があらわれることがあるので、これを予防するため、注射速度はできるだけ遅くすること。
副腎皮質ホルモン剤の高用量投与による抗ショック作用の作用機序としては、心拍出量の増加、末梢血管抵抗の減少、心筋収縮力の増強、微小循環の改善、リソゾーム膜の安定化等があげられている2)。
出血性ショックのイヌに対してヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウムの高用量(ヒドロコルチゾンとして50mg/kg)静注により、心拍出量増加、血圧上昇等循環動態の著明な改善が認められている2)。
ヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウム(Hydrocortisone Sodium Phosphate)
11β,17,21-Trihydroxypregn-4-ene-3,20-dione 21-(disodium phosphate)
C21H29Na2O8P
486.40
白色~淡黄色の粉末である。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくい。吸湿性である。結晶多形が認められる。
2mL:10アンプル
10mL:5バイアル
1) Vimala J., et al.:Int J Cardiol. 2011;150(3):e94-e95
2) 田辺堅三郎 他:応用薬理. 1973;7(4):501-512
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