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劇薬
処方箋医薬品注)
眼炎症が悪化するおそれがある。
使用経験がない。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠ウサギにオミデネパグ イソプロピルを皮下投与した場合、0.8mg/kg/日(臨床用量注1) の40,000倍)では死亡胚胎児数、着床後胚損失率の高値、生存胎児数及び胎児生存率の低値がみられた。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳期のラットに14C-オミデネパグ イソプロピル0.03mg/kgを単回皮下投与したとき、乳汁中への移行は認められなかったが、ヒトにおける乳汁中への移行は不明である。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
タフルプロストタプロス点眼液タプコム配合点眼液
中等度以上の羞明、虹彩炎等の眼炎症が高頻度に認められている。
機序不明
タフルプロストを除く緑内障・高眼圧症治療薬チモロールマレイン酸塩等
チモロールマレイン酸塩との併用例で結膜充血等の眼炎症性副作用の発現頻度の上昇が認められている。他の薬剤との併用経験はない。
視力低下、視力障害等の症状があらわれた場合は、速やかに視力検査や眼底検査、及び可能であれば光干渉断層計や蛍光眼底造影等の検査を実施し、黄斑浮腫が確認された場合は、本剤の投与中止等の適切な処置を行うこと。,
10%以上
1~10%未満
頻度不明
眼
結膜充血(22.8%)
角膜肥厚、虹彩炎(前房内細胞、前房のフレア)、眼痛、羞明、眼の不快な症状(刺激感等)、角膜上皮障害
眼乾燥感
精神神経系
頭痛
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
0.0025%オミデネパグ イソプロピル点眼液注2) を健康成人(日本人及び白人、各7例)の両眼に1回1滴、1日1回7日間反復点眼し、活性代謝物であるオミデネパグの血漿中濃度を測定したとき、1日目の点眼後約9分に41.5pg/mL(日本人)及び約10分に27.2pg/mL(白人)、7日目では点眼後約12分に37.5pg/mL(日本人)及び約11分に33.3pg/mL(白人)で最高濃度に達し、半減期23~32分で減少した1) 。
0.03%14C-オミデネパグ イソプロピル点眼液注2) をサルに単回点眼したとき、各眼組織における濃度は点眼後15分~4時間で最高に達し、特に角膜、結膜及び線維柱帯に高濃度に分布した。これらの組織では、点眼後15分に最高濃度を示した後、消失した2) 。
オミデネパグはヒトではCYP3A4により代謝される(in vitro)。オミデネパグ イソプロピルは生体内のエステラーゼにより活性代謝物のオミデネパグに加水分解される。またN-脱アルキル化により代謝されると推測された。オミデネパグはさらに一酸化、N-脱アルキル化、グルクロン酸抱合、硫酸抱合及びタウリン抱合反応によって代謝されると推測された3),4) 。
原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者190例(有効性解析対象189例)を対象とした評価者盲検並行群間比較試験において、本剤又は0.005%ラタノプロスト点眼液を1日1回、4週間点眼した結果、最初の規定来院日である投与後1週から眼圧下降作用が認められ、本剤投与後4週の眼圧変化量(平均値±標準偏差)は-5.96±2.45mmHgであり、対照薬に対する非劣性が検証された。副作用は、本剤群94例中37例(39.4%)に認められ、主な副作用は結膜充血24.5%(23/94例)であった5) 。
本剤(n=94)
対照薬(n=95)
ベースラインの平均日中眼圧
23.78±1.73
23.40±1.51
投与後4週の平均日中眼圧
17.81±2.41
16.96±2.24
投与後4週のベースラインからの平均日中眼圧変化量
-5.96±2.45
-6.45±2.01
投与後4週の平均日中眼圧変化量の群間差(本剤-対照薬)
0.63
群間差の95%信頼区間
0.01~1.26
(平均値±標準偏差)
オミデネパグ イソプロピル点眼液の眼圧下降作用機序は、EP2受容体刺激作用により、線維柱帯流出路及びぶどう膜強膜流出路を介した房水流出が促進されることによると考えられている。
活性代謝物であるオミデネパグは、EP2受容体に対して選択的に結合(Ki=3.6nM)し、高いアゴニスト活性(EC50=8.3nM)を示した(in vitro )6),7) 。
レーザー誘発高眼圧サルを用いて、0.002%オミデネパグ イソプロピル点眼液を1日1回7日間点眼したときの房水動態をフルオロフォトメトリー法により検討したところ、房水産生量に変化は認められず、房水流出率(線維柱帯流出路を介すると推測される)及びぶどう膜強膜流出量が有意に増大した8) 。
オミデネパグ イソプロピル(Omidenepag Isopropyl)
1-Methylethyl 2-{[6-({N-[4-(1H-pyrazol-1-yl)benzyl]pyridine-3-sulfonamido}methyl)pyridin-2-yl] amino}acetate
C26H28N6O4S
520.60
本品は白色から淡褐色の結晶又は結晶性の粉末で、水にほとんど溶けず、エタノールに溶けにくく、N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすい。
プラスチック点眼容器 2.5mL×5本、2.5mL×10本
プラスチック点眼容器 0.3mL×30本(アルミピロー1袋10本入り×3袋)
1) Aihara, M. et al.:J. Ocul. Pharmacol. Ther. 2019;35:542-550 〔66324〕
2) 社内資料:サル眼組織分布(2018年9月21日承認、CTD2.6.4.4) 〔66033〕
3) 社内資料:推定代謝経路(2018年9月21日承認、CTD2.6.4.5)〔66035〕
4) 社内資料:代謝に関与する酵素(2018年9月21日承認、CTD2.6.4.5)〔66511〕
5) Aihara, M. et al.:Am. J. Ophthalmol. 2020;220:53-63 〔66405〕
6) Kirihara, T. et al.:Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. 2018;59:145-153 〔66030〕
7) 社内資料:受容体親和性及び選択性に関する試験(2018年9月21日承認、CTD2.6.2.2)〔66029〕
8) Fuwa, M. et al.:J. Ocul. Pharmacol. Ther. 2018;34:531-537 〔66031〕
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**エイベリスミニ点眼液0.002%は、以下の患者に使用した場合に限り算定するものであること。
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