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処方箋医薬品注)
気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入β2刺激剤及び長時間作用性吸入抗コリン剤の併用が必要な場合)
患者に対し、次の注意を与えること。本剤は発現した発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、急性の発作に対しては使用しないこと。
通常、成人にはエナジア吸入用カプセル中用量1回1カプセル(インダカテロールとして150μg、グリコピロニウムとして50μg及びモメタゾンフランカルボン酸エステルとして80μg)を1日1回本剤専用の吸入用器具を用いて吸入する。なお、症状に応じてエナジア吸入用カプセル高用量1回1カプセル(インダカテロールとして150μg、グリコピロニウムとして50μg及びモメタゾンフランカルボン酸エステルとして160μg)を1日1回本剤専用の吸入用器具を用いて吸入する。
症状を悪化させるおそれがある。
血糖値をモニタリングするなど慎重に投与すること。高用量のβ2刺激剤又はステロイド剤を投与すると、血糖値が上昇するおそれがある。
痙攣の症状を悪化させるおそれがある。
排尿障害が発現するおそれがある。
血清カリウム値に注意すること。低酸素血症により血清カリウム値の低下の心リズムに及ぼす影響が増強されることがある。
治療上の有益性と危険性を勘案して慎重に投与し、副作用の発現に注意すること。グリコピロニウムの血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。モメタゾンフランカルボン酸エステルの経皮又は経口投与による動物実験(ラット、ウサギ)で催奇形性作用が報告されている。インダカテロールの動物実験(ウサギ)で骨格変異の発生率増加を伴う生殖発生毒性が報告されている。また、インダカテロール及びグリコピロニウムの動物実験で胎盤通過性が報告されている(インダカテロール:ラット、グリコピロニウム:マウス、ウサギ、イヌ)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。インダカテロール、グリコピロニウム及びモメタゾンフランカルボン酸エステルの動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
機序不明
ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状があらわれる可能性がある。
CYP3A4の活性を阻害することにより、モメタゾンフランカルボン酸エステルの代謝が阻害され、血中濃度が上昇する可能性がある。
インダカテロールの血中濃度が上昇するおそれがある。エリスロマイシンとの併用投与によりインダカテロールのCmax及びAUCがそれぞれ1.2倍及び1.4~1.6倍に上昇したとの報告がある。
CYP3A4の活性を阻害することにより、インダカテロールの代謝が阻害され、血中濃度が上昇すると考えられる。
インダカテロールの血中濃度が上昇するおそれがある。ベラパミルとの併用投与によりインダカテロールのCmax及びAUCがそれぞれ1.5倍及び1.4~2.0倍に上昇したとの報告がある。
P糖蛋白の活性を阻害することにより、インダカテロールの排泄が阻害され、血中濃度が上昇すると考えられる。
インダカテロールのAUCが上昇するおそれがある。リトナビルとの併用投与によりインダカテロールのAUCが1.6~1.8倍に上昇したとの報告がある。
CYP3A4及びP糖蛋白の活性を阻害することにより、インダカテロールの代謝及び排泄が阻害されると考えられる。
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大するおそれがある。
いずれもQT間隔を延長させる可能性がある。
インダカテロールの作用が増強するおそれがある。
交感神経刺激剤との併用により、アドレナリン作動性神経刺激が増大する可能性がある。
低カリウム血症による心血管事象(不整脈)を起こすおそれがあるため、血清カリウム値に注意すること。
キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下が増強する可能性がある。ステロイド剤及びこれらの利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強する可能性がある。
インダカテロールの作用が減弱するおそれがある。やむを得ず併用する場合には、心選択性β遮断剤が望ましいが、注意すること。
β遮断剤との併用により、インダカテロールの作用が拮抗される可能性がある。
血管浮腫、呼吸困難、舌・口唇・顔面の腫脹、蕁麻疹、皮疹などがあらわれることがある。
,
1%以上
1%未満
頻度不明
感染症および寄生虫症
―
カンジダ症、尿路感染
代謝および栄養障害
高血糖
神経系障害
頭痛
心臓障害
頻脈
呼吸器、胸郭および縦隔障害
発声障害(8.7%)
口腔咽頭痛、咳嗽
胃腸障害
胃腸炎、口内乾燥
皮膚および皮下組織障害
発疹、そう痒症
筋骨格系および結合組織障害
筋痙縮、筋骨格痛
腎および尿路障害
排尿困難
一般・全身障害および投与部位の状態
発熱
β2刺激剤の薬理学的作用による症状(頻脈、振戦、動悸、頭痛、悪心、嘔吐、傾眠、心室性不整脈、代謝性アシドーシス、低カリウム血症及び高血糖等)、抗コリン剤の薬理学的作用による症状(口内乾燥、動悸、排尿困難、眼圧上昇、便秘等)やステロイド剤による副腎皮質系機能抑制が発現するおそれがある。
β刺激作用による心血管症状に対する治療剤として心選択性β遮断剤があるが、気管支痙攣を誘発する可能性があるため、使用にあたっては十分に注意すること。
本剤は吸入用カプセルであり、必ず専用の吸入用器具(ブリーズヘラー®)を用いて吸入し、内服しないこと。
局所的な副作用(カンジダ症又は発声障害等)を予防するため、本剤吸入後に、うがいを実施するよう患者を指導すること。ただし、うがいが困難な場合には、口腔内をすすぐよう指導すること。また、口に含んだ水を飲み込まないよう指導すること。
日本人健康成人に本剤中用量(150/50/80μg)又は本剤高用量(150/50/160μg)を反復吸入投与したとき、投与初日及び投与14日目のインダカテロール、グリコピロニウム及びモメタゾンフランカルボン酸エステルの血漿中濃度はそれぞれ15分、5分及び1~2時間(中央値)で最高値に達した。AUCから算出した累積率(Racc、平均値)は、インダカテロールで3.09~3.32、グリコピロニウムで2.74~2.86、モメタゾンフランカルボン酸エステルで1.37~1.50であった。
薬物動態パラメータ
投与日
インダカテロール
150/50/80μg16例
150/50/160μg14例
Tmax(h)
Day1
0.250(0.250-0.500)
0.250(0.250-0.250)
Day14
Cmax(pg/mL)
388±98.2
338±96.8
595±162
593±165
AUC0-24h(h・pg/mL)
1090±273
1010±347
3360±1020
3330±1240
グリコピロニウム
0.0833(0.0833-0.0833)
0.0833(0.0833-0.08330)
318±170
296±141
467±164
464±198
294±74.4
278±87.8
772±162
751±131
モメタゾンフランカルボン酸エステル
2.00(0.500-3.00)
1.00(0.250-2.00)
2.00(0.250-3.00)
105±17.2
197±36.0
141±26.5
268±50.6
936±141
1730±291
1270±202
2540±357
Tmaxは中央値(最小値-最大値)を、それ以外は平均値±標準偏差を示す。
日本人及び白人健康成人に本剤150/50/80又は150/50/160μgを1日1回14日間反復吸入投与したときのインダカテロール、グリコピロニウム及びモメタゾンフランカルボン酸エステルの14日目の血漿中濃度推移
MF:モメタゾンフランカルボン酸エステル血漿中濃度は、平均値±標準偏差で示した。
本剤を吸入投与したときの定常状態におけるインダカテロール、グリコピロニウム、及びモメタゾンフランカルボン酸エステルの血漿中トラフ濃度は、単剤投与時のインダカテロールマレイン酸塩、グリコピロニウム、及びモメタゾンフランカルボン酸エステル(ツイストヘラーによる中用量400μg及び高用量800μg)と同程度であった。
健康成人に本剤を吸入投与したときの絶対的バイオアベイラビリティは、インダカテロールで約43%1) 、グリコピロニウムで40%2) と推定された(外国人のデータ)。健康成人にインダカテロールを経口投与注1) したときの吸入投与時に対する相対的バイオアベイラビリティは46%であり、インダカテロールは消化管からも吸収されることが考えられた3) (外国人のデータ)。健康成人にグリコピロニウムを吸入投与したときの血漿中曝露量に対する肺吸収及び消化管吸収の寄与はそれぞれ約90%及び約10%であった。経口投与時注1) の絶対的バイオアベイラビリティは約5%であった2) (外国人のデータ)。
インダカテロールのヒト血清中蛋白結合率は94%~95%、ヒト血漿中蛋白結合率は95%~96%であった4) 。健康成人にインダカテロールを静脈内投与したときの分布容積は2,560Lであった1) (外国人のデータ)。グリコピロニウムのヒト血漿中蛋白結合率は1~10ng/mLの濃度範囲で38%~41%であった5) 。健康成人にグリコピロニウムを静脈内投与したときの定常状態時及び消失相での分布容積はそれぞれ83L及び376Lであった2) (外国人のデータ)。モメタゾンフランカルボン酸エステルのヒト血漿蛋白結合率は99.0%~99.5%であった。
健康成人男子に14Cインダカテロール800μg注1) を単回経口投与したとき、血清中には主として未変化体が存在し、総放射能の約1/3を占めた。主な代謝経路は、ベンジル炭素の一水酸化、グルクロン酸抱合、酸化的開裂及びN-脱アルキル化反応と推察された6) 。インダカテロールは主としてCYP3A4とUGT1A1で代謝され、Pgpの低親和性の基質であることが示唆された7),8) (外国人のデータ)。In vitro試験において、グリコピロニウムの主な代謝物は、水酸化による一水酸化体、二水酸化体、並びに加水分解で生じたカルボン酸誘導体であった。酸化的代謝には複数のCYP分子種の関与が考えられた9),10),11),12) 。グリコピロニウム吸入投与時のカルボン酸誘導体の血漿中曝露量は未変化体と同程度であった2) 。慢性閉塞性肺疾患患者にグリコピロニウムを吸入投与したとき、抱合代謝物は尿中に投与量の約3%排泄された13) (外国人のデータ)。モメタゾンフランカルボン酸エステルはヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験では広範な代謝が認められ、生成する複数の代謝物の1つとして6β水酸化体が確認された。6β水酸化体の生成に関与するP450分子種はCYP3A4であることが確認されている。
日本人健康成人男子にインダカテロールを単回吸入投与したとき、未変化体の尿中排泄量は投与量の1.6%~1.9%であった。また、このときの腎クリアランスは1.2~1.7L/hであった。インダカテロールの全身クリアランス(23L/h)との比較から、腎排泄の寄与は小さいことが示唆された。健康成人男子に14C標識したインダカテロール800μgを単回経口投与したとき、投与量の85%が糞中に排泄され、尿中への排泄は9.7%であった。糞中への排泄は未変化体(投与量の54%)及び水酸化代謝物(投与量の24%)が主であった1),6),14) (日本人及び外国人のデータ)。日本人健康成人にグリコピロニウムを吸入投与したときの未変化体の尿中排泄量は、投与量の13.0%~15.5%であった。グリコピロニウムの腎クリアランスは21.4~23.5L/hであり、尿細管分泌の関与が考えられた15) 。グリコピロニウムの腎クリアランス及び腎外クリアランスは、それぞれ全身クリアランスの60%~70%及び30%~40%であった2),16) 。グリコピロニウムを吸入投与したときの消失半減期は33~57時間であった2),17) (外国人のデータ)。健康成人男性に3H-モメタゾンフランカルボン酸エステル約971μg注1) を単回吸入投与したとき、放射能は主に糞中に排泄され(73.5%)、尿中放射能排泄率は7.57%であった(外国人のデータ)。
軽度及び中等度の肝機能障害患者にインダカテロールを単回吸入投与したとき、インダカテロールのCmaxは健康成人の0.98倍及び0.77倍、AUCは健康成人の0.87~1.0倍及び0.95~1.1倍であった。肝機能障害による血清中蛋白結合率の変化はみられなかった。重度の肝機能障害患者に対する検討は行っていない18) (外国人のデータ)。
腎機能障害患者にグリコピロニウムを吸入投与したとき、軽度又は中等度の腎機能障害患者(eGFRが30mL/min/1.73m2以上)及び重度(eGFRが30mL/min/1.73m2未満)又は透析を必要とする末期腎不全患者のAUCは、それぞれ健康成人の1.0~1.4倍及び2.1~2.2倍であった16) (外国人のデータ)。
活性の低いUGT1A1変異型を有する被験者にインダカテロールを反復吸入投与したとき、定常状態時のCmax及びAUCはそれぞれ野生型を有する被験者の1.2倍であった19) (外国人のデータ)。
健康成人男子にエリスロマイシン400mg(経口投与)とインダカテロール300μg(吸入投与)を併用したとき、インダカテロールのCmax及びAUCがそれぞれ1.2倍及び1.4~1.6倍に上昇した20) (外国人のデータ)。
健康成人男子にベラパミル80mg(経口投与)とインダカテロール300μg(吸入投与)を併用したとき、インダカテロールのCmax及びAUCがそれぞれ1.5倍及び1.4~2.0倍に上昇した21) (外国人のデータ)。
健康成人にリトナビル300mg(経口投与)とインダカテロール300μg(吸入投与)を併用したとき、インダカテロールのAUCが1.6~1.8倍に上昇した22) (外国人のデータ)。
健康成人男子にケトコナゾール200mg(経口投与)とインダカテロール300μg(吸入投与)を併用したとき、インダカテロールのCmax及びAUCがそれぞれ1.3倍及び1.9倍に上昇した23) (外国人のデータ)。
健康成人にシメチジン800mg(経口投与)とグリコピロニウム100μg(吸入投与)を併用したとき、グリコピロニウムのAUCは1.2倍に上昇し、腎クリアランスは23%低下した17) (外国人のデータ)。
グリコピロニウムはCYP2D6及びCYP3A4/5(ミダゾラム水酸化)に対して阻害作用を示し、IC50はそれぞれ100μM及び230μMであった24),25) 。トランスポーターを強制発現させたMDCKII細胞を用いた検討で、グリコピロニウムはOCT1及びOCT2に対して阻害作用を示し、IC50はそれぞれ47μM及び17μMであった26) 。
健康成人男子にケトコナゾール200mgを1日2回(経口投与)とモメタゾンフランカルボン酸エステル400μgを1日2回(ツイストヘラーによる吸入投与)を併用したとき、血漿中モメタゾンフランカルボン酸エステル濃度の明らかな上昇を示す例が認められた(外国人のデータ)。
中用量~高用量ICS/LABAでコントロールが不十分で、過去1年以内の喘息増悪歴を有する成人気管支喘息患者3092例(日本人患者78例を含む)を対象とした52週間の無作為化二重盲検並行群間比較試験で、本剤中用量(150/50/80μg)、高用量(150/50/160μg)、アテキュラ吸入用カプセル中用量(150/160μg)、同吸入用カプセル高用量(150/320μg)を1日1回吸入投与した。投与26週後のトラフFEV1は下表のとおりであり、本剤中用量とアテキュラ吸入用カプセル中用量及び本剤高用量とアテキュラ吸入用カプセル高用量の対比較において、統計学的に有意な差が認められた。本剤による副作用は、52週間の治療期間中に本剤高用量群で8.3%(616例中51例)、本剤中用量群で7.5%(617例中46例)に認められた。主な副作用は、本剤高用量群では発声障害3.4%(616例中21例)及び本剤中用量群では発声障害1.3%(617例中8例)であった27) 。
投与群
ベースライン
投与26週後
ベースラインからの変化量
本剤群とアテキュラ群との差[95%信頼区間]#調整後p値#, ※
中用量群
本剤
1.726±0.597(616)
2.032±0.707(535)
0.301±0.371(535)
0.074[0.036,0.112]<0.001
アテキュラ
1.740±0.617(607)
1.974±0.722(526)
0.229±0.352(526)
高用量群
1.738±0.610(615)
2.039±0.717(537)
0.319±0.366(537)
0.065[0.027,0.103]0.002
1.738±0.610(611)
1.998±0.709(527)
0.254±0.373(527)
S/F群
1.709±0.588(612)
1.935±0.695(504)
0.209±0.375(504)
平均値±標準偏差(例数)アテキュラ吸入用カプセル中用量:インダカテロール/モメタゾンフランカルボン酸エステル(150/160μg)の配合剤を1日1回、アテキュラ吸入用カプセル高用量:インダカテロール/モメタゾンフランカルボン酸エステル(150/320μg)の配合剤を1日1回、S/F:サルメテロールキシナホ酸塩/フルチカゾンプロピオン酸エステル(50/500μg)の配合剤を1日2回
#:投与群、地域、評価時点、投与群と評価時点の交互作用、ベースライン値、ベースラインと評価時点の交互作用、気管支拡張薬吸入前のFEV1及び気管支拡張薬吸入後のFEV1を固定効果、地域でネスト化した実施医療機関を変量効果としたMMRM、被験者内相関に無構造の分散共分散行列を仮定
※:有意水準は両側5%、generalized Simes testに基づき多重性を調整
長時間作用性のβ受容体刺激薬であり、β1及びβ3受容体と比較してβ2受容体に対して高い親和性を示す28) 。
長時間作用性のムスカリン受容体拮抗薬であり、すべてのムスカリン受容体M1~M5受容体に対して高い親和性を示す。チオトロピウムと比較した場合、M2受容体に比べてM3受容体に対してやや高い選択性を有する29) 。
合成ステロイドであり、グルココルチコイド受容体に親和性を示す30) 。
モルモット摘出気管を用いたカルバコール誘発収縮に対して濃度依存的な抑制作用を示した。インダカテロールとグリコピロニウムの併用により、相加作用が示された31) 。
覚醒下モルモットにおけるセロトニン及び麻酔下アカゲザルにおけるメサコリンによる気管支収縮に対して持続的な抑制作用を示した32),33) 。
ムスカリン受容体刺激によって誘発されたモルモット及びヒトの摘出気管収縮に対して抑制作用を示した34) 。ラット及びアカゲザルにおけるメサコリン誘発気道収縮に対して持続的な抑制作用を示した35),36) 。
ヒトのヘルパーT細胞からのインターロイキン-4(IL-4)及びIL-5産生を抑制した37) (in vitro)。能動感作マウスにおいて、抗原惹起による気管支肺胞洗浄液又は肺組織中における好酸球等の炎症細胞数増加、肺組織におけるIL-4及びIL-5のmRNA発現に対して、吸入投与により抑制作用を示した38) 。
インダカテロール酢酸塩(Indacaterol Acetate)
5-{(1R)-2-[(5,6-Diethyl-2,3-dihydro-1H-inden-2-yl)amino]-1-hydroxyethyl}-8-hydroxyquinolin-2(1H)-one monoacetate
C24H28N2O3・C2H4O2
452.54
白色~黄色又は淡褐色の粉末である。
グリコピロニウム臭化物(Glycopyrronium Bromide)
(3RS)-3-[(2SR)-(2-Cyclopentyl-2-hydroxy-2-phenylacetyl)oxy]-1,1-dimethylpyrrolidinium bromide
C19H28BrNO3
398.33
白色の粉末である。
モメタゾンフランカルボン酸エステル(Mometasone Furoate)
[(8S,9R,10S,11S,13S,14S,16R,17R)-9-chloro-17-(2-chloroacetyl)-11-hydroxy-10,13,16-trimethyl-3-oxo-6,7,8,11,12,14,15,16-octahydrocyclopenta[a]phenanthren-17-yl]furan-2-carboxylate
C27H30Cl2O6
521.43
光及び湿気を避けるため、ブリスター包装のまま保存すること。
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
*14カプセル(7カプセル×2シート、ブリーズヘラー®1個)28カプセル(7カプセル×4シート、ブリーズヘラー®1個)
1) 社内資料:吸入投与時の絶対的バイオアベイラビリティの評価(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.1-2.2.1.1)[20113030]
2) 社内資料:吸入投与時のバイオアベイラビリティの評価(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.7.6-1.1.1)[20124340]
3) 社内資料:吸入投与時と経口投与時のバイオアベイラビリティの比較(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.1-2.2.1.2)[20113031]
4) 社内資料:血漿及び血清中蛋白結合率(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.6.4-4.1)[20113032]
5) 社内資料:血球移行性及び血漿中蛋白結合率(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.4-4.1)[20124349]
6) 社内資料:吸収、代謝及び排泄の検討(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.2-2.1.2.5)[20113033]
7) 社内資料:代謝酵素の同定(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.6.4-5.2)[20113034]
8) 社内資料:Caco-2細胞単層膜を用いた膜透過性試験(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.6.4-7.2)[20113035]
9) 社内資料:肝細胞、肝ミクロソーム及び肺ミクロソームでの代謝(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.4-5)[20124350]
10) 社内資料:肝細胞での代謝(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.4-5)[20124436]
11) 社内資料:小腸ミクロソーム及び小腸S9画分での代謝(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.4-5)[20124437]
12) 社内資料:代謝に関わるCYP分子種の同定(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.4-5)[20124351]
13) 社内資料:外国人慢性閉塞性肺疾患患者を対象とした反復投与試験(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.7.2-2.2.1)[20124345]
14) 社内資料:日本人及び外国人健康成人を対象とした単回投与試験(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.2-2.1.1.1)[20113036]
15) 社内資料:日本人及び白人健康成人を対象とした単回投与試験(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.7.2-2.1.1)[20124339]
16) 社内資料:腎機能低下が薬物動態に及ぼす影響(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.7.2-2.1.2)[20124342]
17) Dumitras S., et al.:Int J Clin Pharmacol Ther. 2013; 51(10): 771-779[20143374]
18) 社内資料:肝機能障害が薬物動態に及ぼす影響(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.2-2.1.2.6)[20113040]
19) 社内資料:UGT1A1変異型の薬物動態(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.2-2.1.2.7)[20113041]
20) 社内資料:エリスロマイシンとの薬物間相互作用(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.2-2.1.2.10)[20113039]
21) 社内資料:ベラパミルとの薬物間相互作用(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.2-2.1.2.9)[20113038]
22) 社内資料:リトナビルとの薬物間相互作用[20134491]
23) 社内資料:ケトコナゾールとの薬物間相互作用(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.7.2-2.1.2.8)[20113037]
24) 社内資料:CYP各分子種に対する阻害作用(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.4-7.1)[20124438]
25) 社内資料:CYP2B6に対する阻害作用(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.7.2-3.3.1)[20124354]
26) 社内資料:OCT1及びOCT2に対する阻害作用(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.4-7.1)[20124355]
27) 社内資料:気管支喘息患者(日本人を含む)を対象とした国際共同第III相臨床試験(2020年6月29日承認、CTD2.7.6-4.1.1)[20200201]
28) 社内資料:アドレナリンβ受容体に対するインダカテロールのIn vitroにおける選択性及び機能活性(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.4-3.1.1)[20113374]
29) 社内資料:in vitroにおけるムスカリン受容体に対する親和性試験(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.2-2.1)[20124346]
30) Valotis A., et al.:J. Pharm. Sci. 2004; 93: 1337-1350.[20200198]
31) 社内資料:モルモット摘出気管におけるインダカテロール及びグリコピロニウムの相加作用(ウルティブロ2013年9月20日承認、CTD2.6.2-2.5)[20134483]
32) 社内資料:覚醒下モルモットにおけるインダカテロールの作用持続の検討(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.4-3.1.4)[20113370]
33) 社内資料:アカゲザルを用いたβ刺激剤のメサコリン誘発気道収縮に対する抑制作用(オンブレス2011年7月1日承認、CTD2.4-3.1.4)[20113371]
34) Villetti G., et al.:Br. J. Pharmacol. 2006; 148(3): 291-298.[20124439]
35) 社内資料:ラットにおけるメサコリン誘発in vivo気管支収縮モデルを用いた気管支収縮抑制効果の検討(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.2-2.3.1.1)[20124347]
36) 社内資料:アカゲザルにおけるメサコリン誘発in vivo気道収縮モデルを用いた気道収縮抑制効果の検討(シーブリ2012年9月28日承認、CTD2.6.2-2.3.1.3)[20124348]
37) Umland SP., et al.:J. Allergy Clin. Immunol. 1997; 100: 511-519.[20200199]
38) Chapman RW., et al.:Arzneim-Forsch/Drug Res. 1998; 48: 384-391.[20200200]
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