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処方箋医薬品注)
アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化する可能性がある。]
ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)による腎被曝の低減
通常、成人にはルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)投与開始30分前より1回1000mLを4時間かけて点滴静注する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10%以上
10%未満
過敏症
―
紅斑
腎臓
頻尿
消化器
悪心
その他
注入部位血管外漏出
ペプチド受容体放射性核種療法において、L-リシン塩酸塩とL-アルギニン塩酸塩を含む輸液の投与により、高カリウム血症が発現したとの報告があり、臨床症状(動悸、胸痛、全身倦怠感)や心電図異常(flattened P waves、high peaked T waves)を伴う症例も報告されている1),2)。
ソマトスタチン受容体陽性の切除不能又は遠隔転移を有する消化管神経内分泌腫瘍患者3例に本剤投与下においてルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)を投与し、被曝線量を評価した。腎臓のルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)29.6GBqあたりの推定吸収線量(平均±SD)は、20.7±5.29Gyであった注)。副作用は消化管、膵又は肺神経内分泌腫瘍患者全15例中、4例(26.7%)に認められた。主な副作用は悪心2例(13.3%)であった。注)腎臓の最小耐容線量(TD5/5:5年間で5%に副作用を生じる線量)及び最大耐容線量(TD50/5:5年間で50%に副作用を生じる線量)はそれぞれ23Gy及び28Gyとされている3)。
本剤は、塩基性アミノ酸のL-リシン塩酸塩及びL-アルギニン塩酸塩を含有し、ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)の腎臓における再吸収を競合的に阻害することで腎被曝を低減すると考えられている。
L-リシン塩酸塩(JAN)L-Lysine Hydrochloride(INN)
C6H14N2O2・HCl
182.65
L-アルギニン塩酸塩(JAN)L-Arginine Hydrochloride(INN)
C6H14N4O2・HCl
210.66
液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1000mL×1袋(ポリ塩化ビニル製の輸液バッグ。ラミネートフィルムで覆われている。)
1) Lapa C, et al.:EJNMMI Research 2014;4:46-51[20220124]
2) Lapa C, et al.:EJNMMI Research 2014;4:74-81[20220125]
3) 日本放射線腫瘍学会:放射線治療計画ガイドライン2016 総論
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