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向精神薬
処方箋医薬品注)
海外の市販後報告において、重篤な肝障害を発現し死亡に至った症例も報告されていることから、投与中は定期的に血液検査等を行うこと。,
ナルコレプシー、ナルコレプシーの近縁傾眠疾患
軽症うつ病、抑うつ神経症にはペモリンとして通常成人1日10~30mgを朝食後経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
ナルコレプシー、ナルコレプシーの近縁傾眠疾患にはペモリンとして通常成人1日20~200mgを朝食後、昼食後の2回に分割経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
痙攣閾値を低下させるおそれがある。
血圧を上昇させるおそれがある。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
本剤は主に腎で排泄されるため副作用が強くあらわれるおそれがある。
投与しないこと。肝障害が強くあらわれ致死的になるおそれがある。,
肝機能障害が強くあらわれるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
授乳しないことが望ましい。
外国で小児への投与により致死的な急性肝不全が起こったとの報告、また、長期投与により発育抑制があらわれたとの報告がある。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
昇圧剤
昇圧剤の作用を増強するおそれがある。
本剤の交感神経刺激作用によると考えられる。
MAO阻害剤
MAO阻害剤の作用を増強するおそれがある。
グアネチジン
降圧作用を減弱するおそれがある。
本剤が交感神経遮断作用に拮抗すると考えられる。
肝不全を起こすことがある。,,,,
長期投与により薬物依存を生じることがある。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
精神神経系
不眠
焦躁感、頭痛、逆説的傾眠、肩こり、不安
めまい、幻覚、興奮、刺激性、運動亢進
消化器
口渇
食欲不振、嘔気、便秘、胃部不快感
循環器
頻脈、心悸亢進
その他
発汗、疲労
発熱
頻脈、幻覚、激越、情動不安などがあらわれることがある。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
イヌ、サルを用いた動物実験で、経口投与により涙中のリゾチーム活性の低下、角膜の混濁、潰瘍が報告されている。
ナルコレプシー28例、近縁傾眠疾患13例の計41例を対象とした臨床試験の結果(投与法:1日20~500mg朝・昼2回分割投与、2週~7年5カ月)、全般改善率は、71.4%(著効+有効)であった。症状別では、ナルコレプシーの4主徴のうち、特に睡眠発作及び傾眠傾向、精神的弛緩に高い改善率が得られた1)。副作用発現頻度は61.0%(25/41例)であった。主な副作用は、夜間入眠困難22.0%(9/41例)、口渇14.6%(6/41例)、食欲減退12.2%(5/41例)、頭痛12.2%(5/41例)、胃症状9.8%(4/41例)であった。
注)本剤のナルコレプシー、ナルコレプシーの近縁傾眠疾患における承認された用法及び用量は、通常成人1日20~200mgを朝食後、昼食後の2回に分割経口投与である。
本剤は、中枢神経系のドーパミン作動性ニューロンの神経終末でのドーパミン取り込み阻害による神経伝達促進作用を有する2)。
ナルコレプシー及び近縁傾眠疾患に対して、覚醒作用、全般的精神賦活作用、大脳皮質の賦活作用と脳幹の鎮静作用を有する3),4),5),6),7),8),9),10)(ラット、マウス、ウサギ、ネコ、イヌ、ヒト[健康成人])。
うつ病、うつ状態に対して、中枢興奮作用に基づく抗うつ作用を有する11)(マウス)。
ペモリン(Pemoline)
2-Imino-5-phenyl-4-oxazolidinone
C9H8N2O2
176.17
本品は白色の結晶性の粉末で、においはない。本品はN,N-ジメチルホルムアミドにやや溶けにくく、酢酸(100)に溶けにくく、水、無水酢酸、エタノール(95)、アセトン又はクロロホルムにほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
245~248℃
100錠(PTP10錠×10)
1) 本多 裕:新薬と臨牀. 1978;27:1017-1037
2) 高橋康郎:日病薬誌. 1994;30(12):1397-1402
3) Dren AT, et al.:Pharmacologist. 1969;11:264
4) Dren AT, et al.:Fed Proc. 1969;28:641
5) Hartmann E:Biol Psychiatry. 1969;1:243-257
6) Rojas-Ramirez JA, et al.:Int J Neuropharmac. 1969;8:177-180
7) Lienert GA, et al.:Arzneim-Forsch. 1957;7:436-439
8) Schmidt L:Arzneim-Forsch. 1956;6:423-426
9) Tomasi L, et al.:Psychopharmacologia(Berl). 1974;34:155-162
10) Boissier JR, et al.:Therapie. 1967;XXII:1307-1316
11) Lee CM, et al.:J Med Chem. 1976;19:731-733
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本剤は、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付、平成18年厚生労働省告示第107号一部改正)に基づき、投薬量は1回30日分を限度とされています。
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