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処方箋医薬品注)
緑内障、てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加)、肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、メニエル病及びメニエル症候群
アセタゾラミドとして、通常成人1日250mg~1gを分割して静脈内又は筋肉内注射する。
アセタゾラミドとして、通常成人1日250~750mgを分割して静脈内又は筋肉内注射する。
アセタゾラミドとして、通常成人1日1回250~500mgを静脈内又は筋肉内注射する。
アセタゾラミドとして、通常成人1日1回250~750mgを静脈内又は筋肉内注射する。
なお、いずれの場合も、年齢、症状により適宜増減する。
急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
血糖値の異常変動が報告されている。
アシドーシスを進行させることがある。
低ナトリウム血症を起こすおそれがある。
投与しないこと。本剤の排泄遅延により副作用が強くあらわれるおそれがある。
本剤の排泄遅延により副作用が強くあらわれるおそれがある。
投与しないこと。血中アンモニア濃度を上昇させ、肝性昏睡を誘発するおそれがある。
血中アンモニア濃度を上昇させ、肝性昏睡を誘発するおそれがある。
妊娠初期又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。妊娠マウスの器官形成期に皮下投与した実験で、死亡胎児の増加及び骨形成不全等が認められている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行が報告されている。
次の点に注意し、低用量から投与を開始するとともに、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
降圧剤
降圧剤の作用を増強するおそれがある。
機序は不明である。
*ジギタリス製剤
ジギタリスの心臓への作用を増強するおそれがあるので、血中カリウム値をモニターし、カリウム補給を考慮すること。
本剤による血清カリウムの低下により、ジギタリスの作用が増強すると考えられる。
カルバマゼピン
カルバマゼピンの中毒症状が発現することがあるので、カルバマゼピンの中毒症状の発現に注意し、その血清中濃度を測定して、その減量を考慮すること。
機序は不明であるが、併用によりカルバマゼピンの血清中濃度が上昇するとの報告がある。
糖質副腎皮質ホルモン剤
ACTH
過剰のカリウム放出を起こすおそれがある。
両剤ともにカリウム排泄を促進するので、カリウム排泄が増大すると考えられる。
塩化アンモニウム
本剤の効果が阻害される。
ビタミンCの大量投与
腎・尿路結石が起こりやすい。
大量のビタミンC服用後は、その代謝物である蓚酸の尿中排泄が増加し、カルシウム析出を助長して腎・尿路結石が発生しやすくなると考えられる。
フェノバルビタール
フェニトイン等
クル病、骨軟化症があらわれたとの報告がある。このような症状があらわれた場合には減量あるいは投与を中止すること。
本剤による代謝性アシドーシスのため、カルシウムやリン酸塩の排泄が促進され、抗てんかん剤による骨代謝障害が増悪すると考えられる。
アスピリンの大量投与
本剤の副作用が増強されるとの報告がある。異常が認められた場合には減量あるいは投与を中止すること。
血漿蛋白における競合結合や腎排泄の競合により、本剤の排泄遅延が起こることが考えられる。
*ビグアナイド系薬剤
ビグアナイド系薬剤による乳酸アシドーシスを起こすおそれがあるので、脱水症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。
体液量が減少し脱水状態になるおそれがある。
*SGLT2阻害剤
利尿作用が増強されるおそれがあるので、血圧、脈拍数、尿量、血清ナトリウム濃度等を確認し、脱水症状の発現に注意すること。必要に応じ本剤の用量を調整するなど注意すること。
利尿作用が増強されるおそれがある。
代謝性アシドーシス、低カリウム血症、低ナトリウム血症等の電解質異常があらわれることがある。,,,,
不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、血圧低下、呼吸困難、蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症(前駆症状として発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合がある)の重篤な血液障害、また、骨髄機能低下、白血球減少、血小板減少、血小板減少性紫斑病等があらわれることがある。
発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血尿、結晶尿、乏尿等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと1),2)。
精神錯乱、痙攣等の中枢神経症状があらわれることがある。
AST、ALT、Al-P等の上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。
頻度不明
代謝異常
高尿酸血症、血糖値上昇、血糖値低下
皮膚
光線過敏症
過敏症
発熱、発疹
消化器
食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、便秘、味覚異常
精神神経系
知覚異常(しびれ等)、麻痺、めまい、頭痛、興奮、いらいら感、うつ状態、傾眠、見当識障害、振戦
感覚器
一過性近視、聴覚障害
腎・尿路系
多尿、尿糖
その他
倦怠感、潮紅
電解質異常(特に低カリウム血症)、アシドーシス及び中枢神経系障害を起こす可能性がある。
本剤の特異的解毒薬は不明である。本剤は腎排泄性でありかつ血液透析により除去されることより、特に腎障害者において過量投与により状態が悪化した場合は血液透析の適応も考慮すること。
本剤は注射用水、生理食塩液、又は5%ブドウ糖液で完全に溶解してから使用する。
小児水頭症患者(2例)にアセタゾラミドをそれぞれ14mg/kg、18mg/kg、静脈内投与したとき、血中濃度は、それぞれ70μg/mL、80μg/mL以上に達し、その半減期は90~100分であった(米国)3)。
炭酸脱水酵素は腎上皮、赤血球、脳、毛様体上皮等に存在し、生体内で、炭酸ガスと水から炭酸を生成する可逆反応(CO2+H2O⇄H2CO3)にあずかる酵素である。アセタゾラミドはこの酵素を特異的に抑制し、以下の作用を発揮する。
アセタゾラミドは毛様体上皮中に存在する炭酸脱水酵素の作用を抑制することによって房水の産生を減じ、眼圧を低下させるといわれている4)。
アセタゾラミドは中枢神経組織内に存在する炭酸脱水酵素を抑制し、脳のCO2濃度を局所的に増大させることにより、脳の異常な興奮を抑制して、精神神経系の諸症状を緩解すると考えられている5)。
アセタゾラミドは炭酸脱水酵素抑制作用により肺胞中のHCO3-の尿中排泄を増加させるとともに、他方代謝性アシドーシスを起こし、H+を増加させる。増加したH+により呼吸中枢が刺激され、換気量が増大し、併せて低酸素・炭酸ガス換気応答が改善される。この換気量の増大により血中O2が増加し、CO2は減少し、呼吸性アシドーシスが改善する6)。
メニエル症候群に対するアセタゾラミドの効果は内耳の局所的リンパ分泌抑制作用、利尿による内耳水腫の除去、中枢神経系に対する抑制作用等によるといわれている7)。
アセタゾラミドナトリウム(Acetazolamide Sodium)
N-(5-Sulfamoyl-1,3,4-thiadiazol-2-yl)acetamide monosodium salt
C4H5N4NaO3S2
244.23
アセタゾラミドナトリウムは白色の結晶性の粉末又は塊である。
1バイアル、10バイアル
1) 佐藤保生 他:小児科診療. 1979;42(5):625-628
2) Higenbottam T, et al.:Postgr Med J. 1978;54(628):127-128
3) Maren TH, et al.:Bull Johns Hopkins Hosp. 1960;106:1-25
4) 三根 亨 他:臨床眼科. 1966;20(2):241-246
5) 小林提樹 他:小児科診療. 1957;20(9):790-797
6) 笹本 浩 他:日本内科学会雑誌. 1959;48(2):288-297
7) 切替一郎 他:治療. 1961;43(3):521-528
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