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ガラクトース血症の患者[本剤はガラクトース(1%以下)及び乳糖(1%以下)を含有する。]
通常、成人には本剤24g(本剤2包)を1日2回経口投与する。症状により適宜増減するが、1日最高用量は72g(本剤6包)までとする。
通常、成人には本剤12~24g(本剤1~2包)を1日3回(1日量として本剤3~6包)経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人には本剤12~36g(本剤1~3包)を1日2回(1日量として本剤3~6包)経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
本剤投与中に下痢があらわれるおそれがあるので、症状に応じて減量、休薬又は中止を考慮し、本剤を漫然と継続投与しないよう、定期的に本剤の投与継続の必要性を検討すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
消化器系副作用が増強される可能性がある。
α-グルコシダーゼ阻害剤により増加する未消化多糖類およびラクツロースは、共に腸内細菌で分解されるため、併用により腸内ガスの発生や下痢等が増加する可能性がある。
1〜5%未満
1%未満
頻度不明
消化器
下痢注1)、腹部膨満、腹痛、鼓腸、腹鳴
悪心・嘔吐
食欲不振
分包製品の使用後、残薬は廃棄し、保存しないこと。
健康成人5例にラクツロースシロップ剤30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、吸収されたラクツロースは4時間で最高血中濃度(平均56.8μg/mL)となり、12時間後の血中にはほとんど検出されなかった1)。
健康成人5例にラクツロースシロップ剤30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、ラクツロースの吸収は極めて微量であった1)。
健康成人5例にラクツロースシロップ剤30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、尿中排泄は0~4時間で最高(93.0±30.6mg/4h)となり、12時間で投与量の0.65%が未変化のまま排泄された1)。
自発排便回数が平均3回/週未満の状態が6カ月以上持続している日本人慢性便秘症患者を対象に、本剤1回12g、24g、36g(ラクツロースとして1回6.5g、13g、19.5g)又はプラセボを1日2回2週間経口投与した。その結果、主要評価項目である投与第1週の自発排便回数のベースラインからの変化量は、本剤48g/日群及び72g/日群でプラセボ群に対して有意な増加を認めた2)。副作用発現頻度は、本剤24g/日群が3.2%(2/63例)、本剤48g/日群が6.3%(4/63例)、本剤72g/日群が21.0%(13/62例)であった。発現した副作用は、本剤24g/日群では腹部膨満、鼓腸、胃炎がそれぞれ1.6%(1/63例)、本剤48g/日群では咽頭炎、腹部膨満、腹痛、鼓腸、胃腸音異常、蕁麻疹がそれぞれ1.6%(1/63例)、本剤72g/日群では下痢が9.7%(6/62例)、腹部膨満、腹痛、胃腸音異常がそれぞれ3.2%(2/62例)、腹部不快感、鼓腸、悪心、血中カリウム増加がそれぞれ1.6%(1/62例)であった。
投与群
ベースラインからの変化量♯(回/週)[95%信頼区間]
プラセボ群との差[95%信頼区間]
p値(閉手順)
プラセボ群(n=62)
2.04[1.21~2.87]
—
本剤24g/日群(n=63)
2.17[1.35~2.99]
0.13[-1.04~1.30]
p=0.826
本剤48g/日群(n=63)
3.78[2.96~4.61]
1.74[0.57~2.92]
p=0.003
本剤72g/日群(n=62)
5.06[4.23~5.89]
3.02[1.84~4.19]
p<0.001
検定方法:ベースラインの自発排便回数を共変量とした共分散分析
♯:最小二乗平均
自発排便回数が平均3回/週未満の状態が6カ月以上持続している日本人慢性便秘症患者を対象に、本剤1回24g(ラクツロースとして1回13g)1日2回より投与を開始し、その後症状により本剤24~72g/日の範囲内で用量調節を行い4週間経口投与した。その結果、自発排便回数のベースラインからの変化量はいずれの時期も増加を認め、4週間にわたり効果が持続した3)。副作用発現頻度は、13.0%(7/54例)であった。発現した副作用は、腹痛が5.6%(3/54例)、腹部膨満、胃腸音異常、軟便、浮腫、白血球数増加、血中アルカリホスファターゼ増加がそれぞれ1.9%(1/54例)であった。
評価時期
ベースラインからの変化量(回/週)
95%信頼区間
投与第1週(n=54)
3.70±2.46
3.03~4.37
投与第2週(n=54)
3.69±2.17
3.10~4.28
投与第3週(n=54)
3.60±2.54
2.91~4.29
投与第4週(n=54)
3.84±2.09
3.27~4.41
(Mean±S.D.)
ラクツロース末を投与した評価対象35例中の臨床症状有効率は94.3%(33/35例)であり、副作用は悪心が1例に認められた4)。
ラクツロース製剤にて治療中の高アンモニア血症患者を対象に、ラグノスNF経口ゼリー分包12g又はモニラック・シロップ65%との2週間投与によるクロスオーバー試験を実施した。分散分析の結果、両薬剤の血中アンモニア濃度、Number Connection Test(NCT)値に、有意な差を認めなかった5)。ラグノスNF経口ゼリー分包12g投与時における副作用発現頻度は、4.7%(2/43例)であり、発現した副作用は、下痢が4.7%(2/43例)であった。
血中アンモニア濃度測定値の変化量(%)
NCT値の変化量(秒)
ラグノスNF経口ゼリー分包12g(n=43)
-12.49±54.78
-3.72±8.96
モニラック・シロップ65%(n=44)
8.13±54.47注)
-2.63±9.96
変化量:15日目-1日目、注)n=43
ラクツロース末を投与した評価対象46例中の排ガスに関する有効率は50.0%(23/46例)、排便に関する有効率は89.1%(41/46例)であり、副作用は下痢が2例、腹痛と嘔気が各1例に認められた6)。
高アンモニア血症モデルラットを用いた試験で、本剤群では対照群(無処置)と比較して血中アンモニア濃度の有意な低下が認められた13)。
ラットを用いた試験で、本剤群では対照群(無処置)と比較して糞便pHの有意な低下が認められた14)。
便秘症モデルラットを用いた試験で、本剤群では対照群(無処置)と比較して緩下作用の増強及び糞便排泄量の有意な増加が認められた15)。
ラクツロース(Lactulose)
β-D-Galactopyranosyl-(1→4)-D-fructose
C12H22O11
342.30
結晶ラクツロースは、白色~微黄色の結晶性の粉末である。
本剤は天然の成分を含有するため、色調に変化がみられることがあるが、服用上さしつかえない。
12g×84包
1) 日野原好和 他. 応用薬理. 1974;8(4):417-420
2) 社内資料:第Ⅱ/Ⅲ相試験
3) 社内資料:一般臨床試験−日本人慢性便秘症患者−
4) 林 茂樹 他. 診療と新薬. 1999;36(5):383-397
5) Yoshiji H, et al.:Hepatol Res. 2018;48(13):1178-1183
6) 矢島正純 他. 臨床婦人科産科. 1997;51(12):1359-1364
7) Hoffmann K, et al. Klin Wochenschr. 1964;42(3):126-130
8) Hoffmann K, et al. Schweiz Med Wochenschr. 1969;99(16):608-609
9) 柿本守夫 他. 産婦人科の世界. 1978;30(5):531-539
10) Vince A, et al. Gut. 1973;14(3):171-177
11) Castell DO, et al. Gastroenterology. 1971;60(1):33-42
12) 満谷夏樹 他. 肝臓. 1973;14(12):761-71
13) 社内資料:高アンモニア血症に対する作用
14) 社内資料:糞便pHに対する作用
15) 社内資料:緩下作用及び糞便排泄量に対する作用
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