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希ヨードチンキ「昭和」(M)

添付文書番号

2612700X1293_1_02

企業コード

340201

作成又は改訂年月

2023年10月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

872612

薬効分類名

外用殺菌消毒剤

承認等

希ヨードチンキ「昭和」(M)

販売名コード

YJコード

2612700X1293

販売名英語表記

Dilute Iodine Tincture 「SHOWA」(M)

承認番号等

承認番号

16100AMZ02423000

販売開始年月

1986年3月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

4年

基準名

日本薬局方

希ヨードチンキ

一般的名称

日本薬局方 希ヨードチンキ

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

ヨード過敏症の患者

3. 組成・性状

3.1 組成

希ヨードチンキ「昭和」(M)

有効成分100mL中 日局 ヨウ素3g  
添加剤ヨウ化カリウム、エタノール

3.2 製剤の性状

希ヨードチンキ「昭和」(M)

性状暗赤褐色の液で、特異なにおいがある。

4. 効能又は効果

〇皮膚表面の一般消毒
〇創傷・潰瘍の殺菌・消毒
〇歯肉及び口腔粘膜の消毒、根管の消毒

6. 用法及び用量

本剤をそのまま又は2~5倍に希釈し、1日2~3回患部及び皮膚に適量塗布する。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

頻度不明

過敏症

ヨード疹等

皮膚

刺激症状

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

血漿蛋白結合ヨード(PBI)及び甲状腺放射性ヨード摂取率の検査値に影響を及ぼすことがある。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

深い創傷に使用する場合の希釈液としては注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。

14.2 薬剤使用時の注意

  1. 14.2.1 外用にのみ使用し、内服しないこと。
  2. 14.2.2 眼に入らないように注意すること。入った場合には水でよく洗い流すこと。
  3. 14.2.3 粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと。
  4. 14.2.4 同一部位に反復使用した場合には、表皮の剝離を伴う急性の皮膚炎を起こすことがあるので注意すること。
  5. 14.2.5 口腔内に使用するときは、患部を乾燥させて塗布すること。
  6. 14.2.6 引火性があり、爆発の危険性もあるため、火気には十分注意すること。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

ヨウ素及びエタノールの揮散性、殺菌作用、局所刺激作用により、主として外用殺菌、刺激剤としての薬効を有する。本剤の局所刺激作用は強力で、作用は速やかに発揮され持続性を有する。皮膚に塗布すると表皮細胞を壊死させ、皮膚から徐々に吸収されて内部組織にまで及ぶと考えられる。本剤はヨードチンキを同量の70vol%エタノールで薄めたものであるから、皮膚、粘膜に対する作用はより緩和である1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

ヨウ素(Iodine)

化学名

Iodine

化学式

I

原子量

126.90

性状

灰黒色の板状又は粒状の重い結晶で、金属性の光沢があり、特異なにおいがある。ジエチルエーテルに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、クロロホルムにやや溶けにくく、水に極めて溶けにくい。ヨウ化カリウム試液に溶ける。常温で揮散する。

20. 取扱い上の注意

火気を避けて保存すること。

22. 包装

500mL(ガラス容器)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

昭和製薬株式会社 医薬品製造管理係

大阪府守口市南寺方東通1-4-12

TEL:06-6996-5111  FAX:06-6996-5107

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

昭和製薬株式会社

大阪府守口市南寺方東通1-4-12

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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