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日本薬局方
ビサコジル坐剤
ビサコジルとして、通常1回、乳幼児は2mgを、1日1~2回肛門内に挿入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
頻度不明
過敏症
過敏症状
消化器
直腸刺激感、直腸炎、腹部不快感、腹痛、肛門部痛、肛門部不快感等
循環器
一過性の血圧低下、チアノーゼ、蒼白、発汗、冷感等のショック様症状
刺激性の緩下作用を示す。結腸・直腸粘膜に作用して蠕動をたかめ、また腸粘膜への直接作用により排便反射を刺激する。結腸腔内における水分の吸収を抑制し腸内水分を増加させる。
ビサコジルの小腸-結腸灌流実験で、単位時間当たりの灌流量は結腸部位に特異的な促進を示し(麻酔ネコ)、また摘出小腸又は大腸に対する腸刺激作用をMagnus法により検討した結果、大腸で明らかに強い刺激作用が認められた(ウサギ)1)。
摘出腸による実験で、小腸で作用を示さなかったが、結腸に直接的持続的なトーヌス増大が認められた(ウサギ、モルモット)2)。またネコの結腸腔内、直腸腔内におけるビサコジルの腸蠕動は局所麻酔剤によって阻止された3)。
ラットの腸灌流実験で、ビサコジルによる可逆的な結腸腔内水分の吸収阻害と腸内水分の増加が認められた4)。
ビサコジル(Bisacodyl)[JAN]
4,4'-(Pyridin-2-ylmethylene)bis(phenyl acetate)
C22H19NO4
361.39
白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、アセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。希塩酸に溶ける。
132~136℃
50個
1) Schmidt, L.:Arzneim.-Forsch., 1953;3:19-23
2) Marino, A.:Clin.Terap.Giugno., 1956;10:642-669
3) Göing, H., et al.:Arzneim.-Forsch., 1955;5:282-285
4) Ewe, K.:Eur.Soc.Clin.Inv., 1972;2:283
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