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最適使用推進ガイドライン対象品目
劇薬
処方箋医薬品注)
生物由来製品
本剤の投与は、適応疾患の治療に精通している医師のもとで行うこと。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
通常、成人及び12歳以上の小児にはデペモキマブ(遺伝子組換え)として1回100mgを26週間ごとに皮下注射する。
通常、成人にはデペモキマブ(遺伝子組換え)として1回100mgを26週間ごとに皮下注射する。
本剤による治療反応は、通常投与開始から26週までには得られる。26週までに治療反応が得られない場合は、漫然と投与を続けないよう注意すること。
本剤投与開始前に蠕虫感染を治療すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤はIgG1モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは胎盤を通過することが知られている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁への移行は不明であるが、本剤はIgG1モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは乳汁中に移行することが知られている。
12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に、生理機能が低下している。
本剤の投与後数時間以内又は数日後に遅れて、アナフィラキシー等の重篤な過敏症があらわれることがある。
1%以上5%未満
1%未満
頻度不明
過敏症
過敏症反応(全身性アレルギー)
皮膚
そう痒症
全身障害
注射に伴う全身反応(頭痛、疲労、発疹)
投与部位
局所注射部位反応(疼痛、紅斑、腫脹、そう痒)
喘息併合集団(206713試験及び213744試験)において、本剤の投与を受けた499例中44例(9%)に抗薬物抗体(ADA)の発現が認められ、そのうち2例(1%未満)で中和抗体陽性であった。また、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎併合集団(217095試験及び218079試験)において、本剤の投与を受けた272例中21例(8%)にADAの発現が認められ、そのうち1例(1%未満)で中和抗体陽性であった。ADAの発現による本剤の薬物動態、薬力学(血中好酸球数)、並びに有効性及び安全性に対する影響は明らかではない。
喘息患者に本剤100mgを26週間ごとに52週間皮下投与した時の血漿中デペモキマブ濃度推移を図1に、定常状態における薬物動態パラメータを表1に示す(母集団薬物動態解析)。
薬物動態パラメータ
Cmax注1)(μg/mL)
AUCtau,ss(μg・day/mL)
Tmax注1), 注2)(day)
t1/2(day)
日本人(41例)
17.66(28.51)
1412(28.81)
12.25(9.250-17.75)
50.63(7.139)
全体集団(494例)
13.63(27.69)
1081(27.75)
13.50(8.500-21.75)
48.55(9.645)
幾何平均値(%変動係数)注1)2回目投与時注2)中央値(範囲)
青年期(12~17歳)の喘息患者に本剤100mgを26週間ごとに52週間皮下投与した時の定常状態における薬物動態パラメータを表2に示す(母集団薬物動態解析、外国人データ)。
12-17歳(15例)
14.58(30.44)
1051(31.18)
11.00(9.250-12.25)
44.73(8.578)
鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎患者に本剤100mgを26週間ごとに52週間皮下投与した時の定常状態における薬物動態パラメータを表3に示す(母集団薬物動態解析)。
日本人(29例)
14.83(21.60)
1114(21.94)
12.50(9.750-17.25)
45.61(8.401)
全体集団(272例)
12.46(27.32)
950.3(26.57)
13.50(8.750-22.50)
45.75(9.529)
デペモキマブはヒト化IgG1モノクローナル抗体であり、体内に広く分布する蛋白質分解酵素で分解されると推定される。
中用量又は高用量の吸入ステロイド薬及びその他の長期管理薬で治療してもコントロール不良な成人及び12歳以上の小児の喘息患者で、血中好酸球数が試験開始時に150/μL以上又は過去12ヵ月以内に300/μL以上が認められた患者380例(うち日本人は59例)を対象に実施したランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験において、既存治療に上乗せして本剤100mgを26週間ごとに皮下投与した時の52週間の投与期間における臨床的に重要な喘息増悪(全身性ステロイド薬による治療、入院、又は救急外来受診を必要とする喘息症状の悪化)の年間発現率(年間増悪発現率)を評価した1)。その結果、本剤群における年間増悪発現率はプラセボ群と比較して統計学的に有意に減少した(表1)。本試験の治験薬投与期間である52週間での副作用発現頻度は、本剤群で4%(11/251例)であった。主な副作用は、注射部位反応、頭痛、白血球減少症で、いずれも1%未満(2/251例)であった。
本剤群
プラセボ群
症例数
252
128
年間増悪発現率注1)
0.56
1.08
本剤群とプラセボ群の年間増悪発現率の比注1)[95%信頼区間]p値
0.52[0.36, 0.73]<0.001
年間増悪発現率の減少割合注2)[95%信頼区間]
48%[27%, 64%]
注1)負の二項分布を仮定した一般化線形モデルを用いて、投与群、ベースラインの吸入ステロイド薬の用量(中用量又は高用量)、治験参加前12ヵ月間の増悪歴(2、3、4回以上)、地域及びベースラインの気管支拡張薬投与前のFEV1予測値に対する割合を共変量として解析を行った。注2)年間増悪発現率の減少割合は(1-年間増悪発現率の比)×100として算出した。
中用量又は高用量の吸入ステロイド薬及びその他の長期管理薬で治療してもコントロール不良な成人及び12歳以上の小児の喘息患者で、血中好酸球数が試験開始時に150/μL以上又は過去12ヵ月以内に300/μL以上が認められた患者382例を対象に実施したランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験において、既存治療に上乗せして本剤100mgを26週間ごとに皮下投与した時の52週間の投与期間における臨床的に重要な喘息増悪の年間発現率(年間増悪発現率)を評価した1)。その結果、本剤群における年間増悪発現率はプラセボ群と比較して統計学的に有意に減少した(表2)。本試験の治験薬投与期間である52週間での副作用発現頻度は、本剤群で3%(8/250例)であった。主な副作用は、注射部位反応及び頭痛で、いずれも1%未満(2/250例)であった。
249
132
0.46
1.11
0.42[0.30, 0.59]<0.001
58%[41%, 70%]
注1)負の二項分布を仮定した一般化線形モデルを用いて、投与群、ベースラインの吸入ステロイド薬の用量(中用量又は高用量)、治験参加前12ヵ月間の増悪歴(2、3、4回以上)、地域及びベースラインの気管支拡張薬投与前のFEV1の予測値に対する割合を共変量として解析を行った。注2)年間増悪発現率の減少割合は(1-年間増悪発現率の比)×100として算出した。
手術又は全身性ステロイド薬の投与によっても効果不十分注1)な、18歳以上の鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎患者528例(日本人患者54例を含む)を対象に実施したプラセボ対照二重盲検比較試験(同一試験デザイン2試験)において、標準治療注2)に追加して本剤100mgを26週間ごとに52週間皮下投与した2)。それぞれの試験の主要評価項目(co-primary endpoint)である投与後52週時の鼻茸スコア及び投与後49週から52週時までの鼻閉言語式評価スケール(VRS)症状スコアのベースラインからの変化量において、本剤群はプラセボ群に比べ統計学的に有意な改善を示した(表3)。52週間の投与期間における副作用発現頻度は、本剤群で6%(17/272例)であった。主な副作用は、疲労及びALT増加で、いずれも1%未満(2/272例)であった。注1)鼻手術歴を有する、及び/又は鼻茸の治療のため過去2年以内に3日以上連続の全身性ステロイド薬投与がある、及び/又は全身性ステロイド薬に対する医学的禁忌/不耐性がある患者で、両側鼻茸スコアが5以上(各鼻腔スコアは2以上)かつ中等度又は重度の鼻詰まり/鼻閉塞/鼻閉の症状及び嗅覚消失又は鼻漏(鼻汁)と定義される重症の鼻茸症状を有している注2)各国の診療方針に応じて、鼻腔内ステロイド(INCS)、生理食塩液による鼻腔内洗浄、全身性ステロイド薬及び/又は抗生物質の短期投与等
評価項目
投与群(例数)
投与前注2)
変化量注3), 注4)
プラセボ群との差注4)[95%信頼区間]p値
鼻茸スコア注1)
217095試験(ANCHOR-1試験)
本剤群(143例)
5.9(1.34)
-0.6(0.14)
-0.7[-1.1, -0.3]<0.001
プラセボ群(128例)
6.0(1.37)
0.2(0.15)
218079試験(ANCHOR-2試験)
本剤群(129例)
5.9(1.21)
-0.5(0.14)
-0.6[-1.0, -0.2]0.004
5.8(1.37)
0.1(0.15)
鼻閉VRS症状スコア注1)
2.55(0.487)
-0.76(0.079)
-0.23[-0.46, 0.00]0.047
2.53(0.472)
-0.53(0.083)
2.62(0.426)
-0.77(0.076)
-0.25[-0.46, -0.03]0.025
2.57(0.418)
-0.53(0.078)
注1)鼻茸スコア(0-8点);鼻閉VRS症状スコア(0-3点)鼻茸スコア及び鼻閉VRS症状スコアはスコアの減少が改善を意味する。注2)平均値(SD)注3)投与52週時(鼻閉VRS症状スコアは投与49週から52週時)における調整平均(SE)注4)投与群、ベースライン値、ベースラインの血中好酸球数の対数値、地域、過去の鼻手術歴、時点、ベースライン値と時点及び投与群と時点の交互作用を共変量としたMMRM(反復測定混合モデル解析)。
デペモキマブは長時間作用型の遺伝子組換えヒト化IgG1抗体であり、IL-5に対して特異的に結合し(解離定数:10.5pM)、IL-5受容体α鎖へのIL-5結合を阻害する3)。IL-5は、気管支喘息及び鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎等の病態において重要な役割を担う2型炎症反応に関わる主要なサイトカインであり、好酸球の増殖、分化、生存及び活性化等に関与している4)。
カニクイザルへの単回静脈内投与により、血中好酸球数は減少し、その作用は22週間持続した5)。
デペモキマブ(遺伝子組換え)Depemokimab(Genetical Recombination)
C6474H10082N1734O2028S44(糖鎖部分を含まない)
約149,000
デペモキマブは、遺伝子組換え抗インターロイキン-5モノクローナル抗体であり、その相補性決定部はマウス抗体に由来し、その他はヒトIgG1に由来する。H鎖の3つのアミノ酸残基が置換(M254Y、S256T、T258E)されている。デペモキマブは、CHO細胞により産生される。デペモキマブは、449個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ1鎖)2本及び220個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質(分子量:約149,000)である。
凍結を避けて保存すること。冷蔵庫から取り出した場合は、室温(30℃以下)で外箱に入れたまま保存し、7日以内に使用すること。また、外箱開封後は遮光して保存すること。
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1mL[1ペン]
1mL[1シリンジ]
1) Jackson DJ,et al.N Engl J Med.2024;391(24):2337–2349
2) Gevaert P,et al.Lancet.2025;405(10482):911–926
3) 社内資料:ヒト及びカニクイザルIL-5への結合(2025年12月22日承認、CTD2.6.2.2.1)
4) Buchheit KM,et al.Allergy.2024;79(10):2662-2679
5) 社内資料:In vivo試験 カニクイザルを用いた単回投与薬物動態/薬理試験(2025年12月22日承認、CTD2.6.2.2.2)
グラクソ・スミスクライン株式会社
東京都港区赤坂1-8-1メディカル・インフォメーション
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東京都港区赤坂1-8-1
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