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感冒の解熱、耳痛、咽喉痛、月経痛、頭痛、歯痛、症候性神経痛、外傷痛
通常、成人1回1gを1日3~4回経口投与する。頓用の場合には、1~2gを服用させるが、追加するときは少なくとも4時間以上経過後とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日最高4gまでとする。
血液障害を悪化させるおそれがある。
肝障害があらわれやすくなる。,,,,,,,
腎障害を悪化させるおそれがある。
投与しないこと。肝障害を悪化させるおそれがある。,,,,,,
肝障害を悪化させるおそれがある。,,,,,
**妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、羊水量、胎児の動脈管収縮を疑う所見を妊娠週数や投与日数を考慮して適宜確認するなど慎重に投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。また、長期連用を避けること。本剤中の成分は母乳中に移行する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。副作用があらわれやすい。
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アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある。
アルコールによりアセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される。
初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、呼吸困難、血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
重篤な喘息発作を誘発することがある。,
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
劇症肝炎、AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。,,,,,,,,,
頻度不明
過敏症
発疹、紅斑、そう痒
血液
血小板減少、顆粒球減少、溶血性貧血
肝臓
肝機能障害
腎臓
腎障害
消化器
悪心・嘔吐、腹痛、食欲不振、腹部膨満感、胃不快感、便秘、下痢、口内炎
精神神経系
眠気、ふらつき、めまい、頭痛、しびれ感
その他
発汗、熱感、全身倦怠感、脱力感、肩こり
アセトアミノフェン過量投与時の解毒(肝障害の軽減等)には、アセチルシステインの投与を考慮すること。
類似化合物(フェナセチン)を長期・大量投与した動物実験で、腫瘍発生が認められたとの報告がある。
健康成人男性16例に本剤1gを空腹時単回経口投与したときの各成分の平均血漿中濃度の推移を図16-1に、薬物動態パラメータを表16-1に示す。
薬物
Cmax(μg/mL)
Tmax(hr)
AUC0-12(μg・hr/mL)
T1/2(hr)
イソプロピルアンチピリン
3.42±0.85
0.45±0.19
6.60±2.05
1.49±0.30
アセトアミノフェン
4.95±1.31
0.56±0.45
14.63±2.28
2.57±0.32
アリルイソプロピルアセチル尿素
1.09±0.12
1.08±0.71
9.08±1.35
14.28±5.81
カフェイン
1.62±0.33
0.52±0.27
7.55±1.45
4.00±0.94
(測定法:液体クロマトグラフ・タンデム質量分析)(平均値±標準偏差)
本剤と同一有効成分を含有する錠剤の一般臨床試験を含む臨床試験成績における有効率は77.0%(204例/265例)であった7),8),9)。疼痛の種類別では頭痛74.5%(123例/165例)、生理痛83.5%(66例/79例)、歯痛90.0%(9例/10例)であった7),8),9)。
(「著効」例数+「有効」例数/有効性評価対象例数)
イソプロピルアンチピリンとアセトアミノフェンは、体温調節中枢に作用して皮膚血管を拡張し、熱の放散を盛んにして解熱効果を示す。
アリルイソプロピルアセチル尿素は穏和な鎮静薬で、痛みに伴う不安、不快感、恐怖心等の疼痛反応を除去することにより疼痛を緩和するとともに、鎮痛薬の作用を増強する10),11)。
イソプロピルアンチピリンとアセトアミノフェンの配合により、鎮痛作用は増強される。
カフェインの中枢神経興奮作用は精神機能を活発にして、不快感等の疼痛反応を除去することにより、疼痛を緩和し、更に、血管性頭痛に対しては脳血管を収縮して鎮痛作用を示す6)。
イソプロピルアンチピリン(Isopropylantipyrine)(JAN)[日局]
1,5-Dimethyl-4-(1-methylethyl)-2-phenyl-1,2-dihydro-3H-pyrazol-3-one
C14H18N2O
230.31
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。酢酸(100)に極めて溶けやすく、エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水に溶けにくい。
103~105℃
86.1[pH7.4、1-オクタノール/緩衝液]
アセトアミノフェン(Acetaminophen)(JAN)[日局]
N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
C8H9NO2
151.16
白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
169~172℃
アリルイソプロピルアセチル尿素(Allylisopropylacetylurea)
2-Isopropyl-4-pentenoylurea
C9H16N2O2
184.24
無色又は白色の結晶又は結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)又はクロロホルムにやや溶けにくく、ジエチルエーテル又は沸騰水に溶けにくく、水に極めて溶けにくい。
194~198℃
無水カフェイン(Anhydrous Caffeine)(JAN)[日局]
1,3,7-Trimethyl-1H-purine-2,6(3H,7H)-dione
C8H10N4O2
194.19
白色の結晶又は粉末で、においはなく、味は苦い。クロロホルムに溶けやすく、水、無水酢酸又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けにくい。1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5~6.5である。
235~238℃
105包[1g×3包(SP)×35]1050包[1g×3包(SP)×350]
1) Ungthavorn, S. et al. : J. Med. Ass. Thailand. 1970; 53: 550-557〔197000342〕
2) 門間和夫ほか: 日本新生児学会雑誌. 1984; 20: 508-518〔198402783〕
3) 藤井彰: 日大口腔科学. 1983; 9: 150-163〔198302278〕
4) 東純一ほか: 月刊薬事. 1998; 40: 3005-3016〔200400816〕
5) Bloomer, J. C. et al. : Xenobiotica. 1995; 25: 917-927〔200300367〕
6) 長崎信行ほか: 現代の薬理学(田中潔編). 東京: 金原出版; 1968. p104-109
7) 加地正郎ほか: 臨床と研究. 1991; 68: 853-860〔200300464〕
8) 鎌田武信ほか: 新薬と臨床. 1991; 40: 473-482〔199001651〕
9) 鎌田武信ほか: 新薬と臨床. 1991; 40: 483-489〔200300671〕
10) Martindale: The Extra Pharmacopoeia. 27th ed. (Wade, A. et al., ed.) . London: The Pharmaceutical Press; 1977. p750-751
11) 高木博司: 常用処方の薬理. 東京: 南山堂; 1964. p61-73
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