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感冒もしくは上気道炎に伴う下記症状の改善及び緩和鼻汁、鼻閉、咽・喉頭痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱
通常、次の区分による。2~4歳1回1g 1日4回5~8歳1回2g 1日4回9~11歳1回3g 1日4回その他、症状により適宜増減する。
本剤中のサリチルアミドにより血小板機能異常を起こすおそれがある。
本剤中のサリチルアミドにより喘息を悪化させるおそれがある。
肝障害があらわれやすくなる。,,,,,,,
(注)本剤は幼児用総合感冒剤である。
本剤中のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩が有する抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。,
腎障害を悪化させるおそれがある。
投与しないこと。本剤中のアセトアミノフェンの代謝が遅延し、肝障害を悪化させるおそれがある。,,,,,,
本剤中のアセトアミノフェンの代謝が遅延し、肝障害を悪化させるおそれがある。,,,,,
**妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、羊水量、胎児の動脈管収縮を疑う所見を妊娠週数や投与日数を考慮して適宜確認するなど慎重に投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。また、長期連用を避けること。本剤中のカフェインは母乳中に容易に移行する。
投与しないこと。外国で、2歳未満の乳幼児へのプロメタジン製剤の投与により致死的な呼吸抑制が起こったとの報告がある。,
投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告がある。[ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST・ALT・LDH・CKの急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。]
クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。
サリチル酸製剤(アスピリン等)は血小板凝集抑制作用、消化管刺激による出血作用を有する。また、血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し、これらの薬剤を遊離させる。
糖尿病用剤の作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。
サリチル酸製剤(アスピリン等)は血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し、これらの薬剤を遊離させる。
相互に中枢神経抑制作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は中枢神経抑制作用を有する。
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アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある。
アルコールによりアセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される。
相互に降圧作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は降圧作用を有する。
臨床症状:相互に抗コリン作用を増強することがある。更には、腸管麻痺(食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがある。なお、この悪心、嘔吐は、本剤及び他のフェノチアジン系化合物等の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。
措置方法:減量するなど慎重に投与すること。また、腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は抗コリン作用を有する。
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等があらわれることがある。
初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
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咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
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プロメタジン製剤を小児(特に2歳未満)に投与した場合、乳児突然死症候群(SIDS)及び乳児睡眠時無呼吸発作があらわれたとの報告がある4)。,
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
緑内障発作があらわれることがあるので、視力低下、眼痛等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。,
頻度不明
過敏症
発疹、浮腫、鼻炎様症状、結膜炎
血液
チアノーゼ、顆粒球減少、血小板減少、貧血
消化器
食欲不振、悪心、口渇、胸やけ、胃痛、嘔吐、消化管出血
精神神経系
眠気、めまい、倦怠感、頭痛、耳鳴、難聴、視覚障害、不安感、興奮、神経過敏、不眠、痙攣、せん妄
肝臓
肝機能障害
腎臓
腎障害
循環器
血圧上昇、低血圧、頻脈
その他
過呼吸、代謝性アシドーシス、尿閉、発汗、咳嗽、振戦
アセトアミノフェン過量投与時の解毒(肝障害の軽減等)には、アセチルシステインの投与を考慮すること。
本剤中のアセトアミノフェンの類似化合物(フェナセチン)を長期・大量投与した動物試験(マウス、ラット)で、腫瘍発生が認められたとの報告がある。
サリチルアミド、アセトアミノフェンは吸収後、速やかにほとんどの組織に分布する(外国人データ)。
再評価時の一般臨床試験での症状別改善率は表17-1のとおりであった11)。
症状
改善例数※/有効性評価対象例数
改善率(%)
鼻汁
31/41
75.6
鼻閉
30/41
73.2
咽頭痛
12/14
85.7
頭痛
3/5
-
関節痛
1/1
筋肉痛
2/2
発熱
8/9
※:投与2日後に、症状が消失・軽減した症例を改善症例とした。
サリチルアミド(サリチル酸系)とアセトアミノフェン(アミノフェノール系)は、体温調節中枢に作用して皮膚血管を拡張し、熱の放散を盛んにして解熱効果を、また末梢性の鎮痛効果を示す。
カフェインの中枢神経興奮作用は精神機能を活発にし、不快感を除去する。
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は、フェノチアジン系の抗ヒスタミン剤で抗ヒスタミン作用を有する。
マウス5匹に、本剤500mg/kg経口投与後、マウス直腸温は表18-1のとおりであった。
投与前値
投与後の変動値
30分
60分
120分
180分
240分
直腸温(℃)
36.62
-1.54
-2.00
-0.58
-0.27
-0.20
(Bliss法により算出)
投与経路\試験法
ハフナー変法
酢酸ライジング法
皮下投与
236
193
経口投与
460
372
サリチルアミド(Salicylamide)(JAN)[局外規]
2-Hydroxybenzamide
C7H7NO2
137.14
白色の結晶又は結晶性の粉末で、におい及び味はない。N,N-ジメチルホルムアミドに極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、プロピレングリコールにやや溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくく、水又はクロロホルムに溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
139~143℃
14.1[pH7.4、1-オクタノール/緩衝液]
アセトアミノフェン(Acetaminophen)(JAN)[日局]
N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
C8H9NO2
151.16
白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
169~172℃
3.24[pH7.4、1-オクタノール/緩衝液]
無水カフェイン(Anhydrous Caffeine)(JAN)[日局]
1,3,7-Trimethyl-1H-purine-2,6(3H,7H)-dione
C8H10N4O2
194.19
白色の結晶又は粉末で、においはなく、味は苦い。クロロホルムに溶けやすく、水、無水酢酸又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けにくい。1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5~6.5である。
235~238℃
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩(Promethazine Methylenedisalicylate)(JAN)
※1:(2RS)-N,N-Dimethyl-1-(10H-phenothiazin-10-yl)propan-2-ylamine 5,5'-methylenedi(2-hydroxybenzoate)
※2:(2RS)-N,N-Dimethyl-1-(10H-phenothiazin-10-yl)propan-2-ylamine 3,5'-methylenedi(2-hydroxybenzoate)
※3:(2RS)-N,N-Dimethyl-1-(10H-phenothiazin-10-yl)propan-2-ylamine 3-(3-carboxy-4-hydroxybenzyl)-5,5'-methylenedi(2-hydroxybenzoate)
※1:C34H40N4S2・C15H12O6
※2:C34H40N4S2・C15H12O6
※3:C51H60N6S3・C23H18O9
※1:857.09
※2:857.09
※3:1291.64
白色~微黄色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
約211℃(分解)
100包[1g×4包(SP)×25]
1) 長浜萬蔵ほか: 先天異常. 1966; 6: 20-32〔196600083〕
2) Stuart, M. J. et al. : N. Engl. J. Med. 1982; 307: 909-912〔198201918〕
3) 門間和夫: 小児科の進歩. 1983; 2: 95-102〔198302069〕
4) Buck, M. L. et al. : Ann. Pharmacother. 1991; 25: 244-247〔199101091〕
5) 社内資料: イヌにおける血漿中濃度〔197300686〕
6) 東純一ほか: 月刊薬事. 1998; 40: 3005-3016〔200400816〕
7) Bloomer, J. C. et al. : Xenobiotica. 1995; 25: 917-927〔200300367〕
8) 長崎信行ほか: 現代の薬理学(田中潔編). 東京: 金原出版; 1968. p104-109
9) Taylor, G. et al. : Br. J. Clin. Pharmacol. 1983; 15: 287-293〔198301112〕
10) Nakamura, K. et al. : Pharmacogenetics. 1996; 6: 449-457〔199600766〕
11) 加地正郎ほか: 臨牀と研究. 1977; 54: 205-213〔197700618〕
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