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劇薬
伝達麻酔、浸潤麻酔、表面麻酔、歯科領域における伝達麻酔・浸潤麻酔
使用に際し、目的濃度の水性注射液または水性液として使用する。
伝達麻酔
(基準最高用量;1回30mg)0.1%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩として、通常成人2~20mgを使用する。
浸潤麻酔
(基準最高用量;1回50mg)0.05~0.25%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩として、通常成人5~50mgを使用する。
表面麻酔
0.3~0.5%液にアドレナリンを添加したものを用い、パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩として、通常成人30mgの範囲内で使用する。眼科領域の麻酔には0.3~0.5%液とし、1~3滴を点眼する。
歯科領域麻酔
0.25%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩として、通常成人伝達麻酔には2.5~6.25mg、浸潤麻酔には1.25~5mgを使用する。
ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。
次の患者に血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加して投与する場合には、慎重に投与すること。
心筋の被刺激性が高まって不整脈が発現しやすい。
心血管作用の増強がみられることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
血圧降下、顔面蒼白、脈拍の異常、呼吸抑制等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。,,,
振戦、痙攣等の中毒症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
頻度不明
精神神経系注1)
眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐等
過敏症
蕁麻疹、浮腫等
局所麻酔薬は細胞膜に作用し、神経インパルスの発生及び伝導を抑制する1)。
パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩(テーカイン)は、家兎角膜反射実験において、効力はテトラカインと同等で、作用時間はテトラカインより長い2)。また、ヒト皮内注射における麻痺発現時間はジブカインより速いが、持続時間はジブカインより短い3)。
パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩(Diethylaminoethyl p-Butylaminobenzoate Hydrochloride)(JAN)
2-(Diethylamino)ethyl p-(butylamino)benzoate hydrochloride
C17H28N2O2・HCl
328.88
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。水、メタノール、酢酸(100)又はクロロホルムに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
101~106℃
瓶開封後は遮光して保管すること。
5g[瓶]
1) Brunton, L. L. et al. : グッドマン・ギルマン薬理書[上]第12版(髙折修二ほか監訳). 東京: 廣川書店; 2013. p714
2) 貫文三郎ほか: 実地医家と臨床. 1944; 21: 115-121
3) 湯浅義雄: 米子医学雑誌. 1995; 6: 135-139
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