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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
外眼部および前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ブドウ膜炎、術後炎症)
通常、1日数回、適量を塗布する。なお、症状により適宜増減する。
これらの疾患が増悪するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、長期・頻回使用を避けること。
特に2歳未満の場合には慎重に使用すること。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
連用により、数週後から眼圧亢進、また、緑内障があらわれることがある。
角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は外傷等に使用した場合には穿孔を生じることがある。
長期使用により、後嚢白内障があらわれることがある。
0.1%未満
頻度不明
過敏症
刺激感
下垂体・副腎皮質系
長期使用による下垂体・副腎皮質系機能の抑制
その他
全身使用の場合と同様な症状注1)
創傷治癒の遅延
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
再評価時の臨床試験における疾患別の有効率は表17-1のとおりであった1)。
疾患名
有効例数/有効性評価対象例数
有効率(%)
眼瞼炎(湿疹性眼瞼炎等)
44/46
95.7
結膜炎(アレルギー性結膜炎等)
49/59
83.1
角膜炎(表層角膜炎等)
116/127
91.3
強膜炎(上強膜炎等)
24/24
100
ブドウ膜炎(虹彩炎等)
25/26
96.2
その他(術後炎症等)
36/36
計
294/318
92.5
ステロイドは細胞質に存在する熱ショック蛋白質、抑制蛋白質と複合体を形成したステロイド受容体に結合後核内に移行し、ステロイド反応性の遺伝子を活性化させ、その薬理作用を発揮すると考えられている。また、血管内皮細胞やリンパ球等の細胞膜の障害を抑制するような膜の安定性に関与する作用や、フォスフォリパーゼA2と呼ばれる細胞膜リン脂質からロイコトリエンやプロスタグランジンなど種々の炎症惹起物質を誘導する重要な酵素の機能を抑える作用も知られている。その作用機序としては、単量体のステロイドとその受容体が複合体を形成することで、NFκBやAP-1と呼ばれるサイトカイン産生の誘導や細胞接着分子の発現等を調節している細胞内転写因子の機能を抑制することで、2量体の受容体と結合した場合、リポコルチン等の誘導を介して、炎症を制御すると考えられている。免疫抑制作用に関しては、リンパ球に対する直接的な機能抑制、アポトーシスの誘導によると考えられている2)。
プレドニゾロン酢酸エステルは合成糖質副腎皮質ホルモンであり、抗炎症作用、抗アレルギー作用を示す。
プレドニゾロン酢酸エステル(Prednisolone Acetate)(JAN)[日局]
11β,17,21-Trihydroxypregna-1,4-diene-3,20-dione 21-acetate
C23H30O6
402.48
白色の結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
約235℃(分解)
250[1-オクタノール/水]
高温条件下で軟膏基剤中の低融点物質(液体)が滲出すること(Bleeding現象)がある。
10本[5g(チューブ)×10]
1) 塩野義製薬集計; 浅山亮二ほか: 臨床眼科. 1958; 12: 42-54〔195800093〕ほか
2) 片山一朗: アレルギー. 2006; 55: 1279-1283〔201900450〕
3) 浅山亮二ほか: 臨床眼科. 1958; 12: 42-54〔195800093〕
4) 湖崎弘ほか: 日本眼科紀要. 1960; 11: 320-324〔196000121〕
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