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処方箋医薬品注)
フラジオマイシン感性菌
外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患
外耳の湿疹・皮膚炎、進行性壊疽性鼻炎、耳鼻咽喉科領域における術後処置
本剤の使用に際しては適応症、起炎菌の感受性等を十分考慮すること。
通常、適量を1日1~数回患部に点眼・塗布する。なお、症状により適宜増減する。
通常、適量を1日1~数回患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。
これらの疾患が増悪するおそれがある。
糖尿病が増悪するおそれがある。
手術部位の治癒が遅延するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、長期・頻回使用を避けること。
特に2歳未満の場合には慎重に使用すること。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
非可逆性の難聴があらわれることがある。
連用により、数週後から眼圧亢進、また、緑内障があらわれることがある。
角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は外傷等に使用した場合には穿孔を生じることがある。
長期使用により、後嚢白内障があらわれることがある。
0.1~5%未満注1
0.1%未満注1
頻度不明
過敏症
眼瞼炎、結膜炎
刺激感
接触性皮膚炎
耳・鼻
局所にフラジオマイシンの耐性菌又は非感性菌による化膿性の感染症
下垂体・副腎皮質系
長期使用による下垂体・副腎皮質系機能の抑制
その他
全身使用の場合と同様な症状注2
創傷治癒の遅延
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
再評価時の臨床試験の成績は表17-1及び表17-2のとおりであった1)。
疾患名
有効例数/有効性評価対象例数
有効率(%)
眼瞼炎
46/46
100
結膜炎
86/88
97.7
角膜炎
24/25
96.0
強膜炎・上強膜炎
4/4
-
ブドウ膜炎
5/7
術後炎症
36/39
92.3
計
201/209
96.2
外耳炎・外耳湿疹
33/37
89.2
31/35
88.6
咽喉疾患
19/20
95.0
13/13
96/105
91.4
ステロイドは細胞質に存在する熱ショック蛋白質、抑制蛋白質と複合体を形成したステロイド受容体に結合後核内に移行し、ステロイド反応性の遺伝子を活性化させ、その薬理作用を発揮すると考えられている。また、血管内皮細胞やリンパ球等の細胞膜の障害を抑制するような膜の安定性に関与する作用や、フォスフォリパーゼA2と呼ばれる細胞膜リン脂質からロイコトリエンやプロスタグランジンなど種々の炎症惹起物質を誘導する重要な酵素の機能を抑える作用も知られている。その作用機序としては、単量体のステロイドとその受容体が複合体を形成することで、NFκBやAP-1と呼ばれるサイトカイン産生の誘導や細胞接着分子の発現等を調節している細胞内転写因子の機能を抑制することで、2量体の受容体と結合した場合、リポコルチン等の誘導を介して、炎症を制御すると考えられている。免疫抑制作用に関しては、リンパ球に対する直接的な機能抑制、アポトーシスの誘導によると考えられている2)。
細菌の蛋白合成を阻害することにより抗菌作用を発揮し、その作用は殺菌的である。
ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム(Betamethasone Sodium Phosphate)(JAN)[日局]
9-Fluoro-11β,17,21-trihydroxy-16β-methylpregna-1,4-diene-3,20-dione 21-(disodium phosphate)
C22H28FNa2O8P
516.40
白色~微黄白色の結晶性の粉末又は塊で、においはない。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
約213℃(分解)
フラジオマイシン硫酸塩(Fradiomycin Sulfate)(JAN)[日局]
フラジオマイシンB硫酸塩2,6-Diamino-2,6-dideoxy-α-D-glucopyranosyl-(1→4)-[2,6-diamino-2,6-dideoxy-β-L-idopyranosyl-(1→3)-β-D-ribofuranosyl-(1→5)]-2-deoxy-D-streptamine trisulfateフラジオマイシンC硫酸塩2,6-Diamino-2,6-dideoxy-α-D-glucopyranosyl-(1→4)-[2,6-diamino-2,6-dideoxy-α-D-glucopyranosyl-(1→3)-β-D-ribofuranosyl-(1→5)]-2-deoxy-D-streptamine trisulfate
C23H46N6O13・3H2SO4
908.88
白色~淡黄色の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(95)にほとんど溶けない。吸湿性である。
FRM
高温条件下で軟膏基剤中の低融点物質(液体)が滲出すること(Bleeding現象)がある。
10本[5g(チューブ)×10]
1) 塩野義製薬集計; 酒井俊一ほか: 耳鼻臨床. 1968; 61: 69-72〔196800013〕ほか
2) 片山一朗: アレルギー. 2006; 55: 1279-1283〔201900450〕
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