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処方箋医薬品注)
高血圧症
成人には1日1回1錠(イルベサルタン/トリクロルメチアジドとして100mg/1mg又は200mg/1mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、本剤の使用は避けること。イルベサルタンは、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがある。
血清カリウム値が悪化するおそれがある。,,
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、本剤の使用は避けること。イルベサルタンは、高カリウム血症を増悪させるおそれがある。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、血清カリウム値に注意すること。,
トリクロルメチアジドによる急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
過度の降圧が脳血流不全を引き起こし、病態を悪化させるおそれがある。
トリクロルメチアジドにより高尿酸血症、高血糖症を来し、痛風、血糖値の悪化や顕性化のおそれがある。
トリクロルメチアジドにより電解質失調を起こすおそれがある。
トリクロルメチアジドにより血清カルシウムを上昇させるおそれがある。
トリクロルメチアジドにより低ナトリウム血症等の電解質失調を起こすおそれがある。厳重な減塩療法中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は徐々に行うこと。一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがある。,
トリクロルメチアジドの降圧作用が増強される。
投与しないこと。腎機能を更に悪化させるおそれがある。
投与しないこと。トリクロルメチアジドの効果が期待できない。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、本剤の使用は避けること。
定期的に血清クレアチニン値のモニタリングを実施し、観察を十分に行うこと。血清クレアチニン値上昇等、腎機能を更に悪化させるおそれがある。
イルベサルタンは主に胆汁中に排泄されるため、血中濃度が上昇するおそれがある。
トリクロルメチアジドは、肝性昏睡を誘発することがある。
肝機能を更に悪化させるおそれがある。
*妊娠していることが把握されずアンジオテンシン変換酵素阻害剤又はアンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤を使用し、胎児・新生児への影響(腎不全、頭蓋・肺・腎の形成不全、死亡等)が認められた例が報告されている1),2)。
*本剤の投与に先立ち、代替薬の有無等も考慮して本剤投与の必要性を慎重に検討し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、投与が必要な場合には次の注意事項に留意すること。
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。妊娠中期及び末期にアンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の奇形、肺の低形成等があらわれたとの報告がある。チアジド系薬剤では、新生児又は乳児に高ビリルビン血症、血小板減少等を起こすことがある。また、利尿効果に基づく血漿量減少、血液濃縮、子宮・胎盤血流量減少があらわれることがある。,
授乳しないことが望ましい。イルベサルタンの動物試験(ラット)において乳汁中への移行が認められている。また、イルベサルタンの動物試験(ラット出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験)の50mg/kg/日以上で哺育期間において出生児の体重増加抑制が認められている。トリクロルメチアジドの類似化合物のヒドロクロロチアジドにおいて、ヒトで母乳中に移行することが報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。
イルベサルタン:
レニン‐アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
トリクロルメチアジド:
いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
血清カリウム値が上昇することがある。
機序:アルドステロン分泌抑制によりカリウム貯留作用が増強する可能性がある。
危険因子:腎機能障害のある患者
一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、利尿降圧剤投与中の患者に本剤を投与する場合は低用量から開始し、増量する場合は徐々に行うこと。
利尿降圧剤で治療を受けている患者では、体液量の減少によりレニン活性が亢進しており、降圧作用が増強するおそれがある。
腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。
降圧作用が減弱するおそれがある。
血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。
腎機能が低下している患者では、更に腎機能が悪化するおそれがある。
プロスタグランジンの合成阻害により、腎血流量が低下するためと考えられる。
利尿降圧作用が減弱されることがある。
非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用による腎内プロスタグランジンの減少が、水・ナトリウムの体内貯留を引き起こし、利尿剤の作用と拮抗する。
臨床症状:起立性低血圧を増強することがある。
これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強されると考えられる。
昇圧アミンの作用を減弱するおそれがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等を行うこと。
血管壁の反応性の低下及び交感神経終末からの生理的ノルアドレナリンの放出抑制が起こることが、動物試験で報告されている。
麻痺作用を増強することがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等の処置を行うこと。
利尿剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強されると考えられている。
降圧作用を増強するおそれがあるので、降圧剤の用量調節等に注意すること。
作用機序が異なる降圧剤との併用により、降圧作用が増強されるとの報告がある。
臨床症状:ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
措置方法:血清カリウム値、ジギタリス血中濃度等に注意すること。
チアジド系利尿剤による血清カリウム値の低下により、多量のジギタリスが心筋Na+-K+ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。
臨床症状:低カリウム血症が発現するおそれがある。
共にカリウム排泄作用を有する。
血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。
これらの薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、本剤との併用により低カリウム血症を増強する可能性がある。
糖尿病用剤の作用を著しく減弱するおそれがある。
機序は明確ではないが、チアジド系利尿剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。
リチウム中毒が報告されている。
リチウムの再吸収はナトリウムと競合するため、本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの再吸収が促進されると考えられる。
臨床症状:リチウム中毒(振戦、消化器愁訴等)が増強される。
措置方法:血清リチウム濃度の測定を行うなど注意すること。
チアジド系利尿剤は遠位尿細管でナトリウムの再吸収を抑制するが、長期投与では近位尿細管で代償的にナトリウム、リチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度が上昇する。
利尿降圧作用が減弱される。
コレスチラミンの吸着作用により、利尿剤の吸収が阻害される。
顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがある。
冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。,
,
倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがある。高齢者であらわれやすい。,
AST、ALT、Al-P、γ-GTPの上昇等の肝機能障害があらわれることがある。
脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。糖尿病治療中の患者であらわれやすい。
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5%以上又は頻度不明注1)
0.1~5%未満
過敏症
じん麻疹、そう痒、顔面潮紅
発疹、光線過敏症
循環器
血圧低下、頻脈、徐脈、心室性期外収縮、心房細動
動悸、起立性低血圧
精神神経系
もうろう感、眠気、不眠、知覚異常
めまい、しびれ感、頭痛
消化器
悪心、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、食欲不振、口渇、腹部不快感、膵炎、唾液腺炎
腹痛
肝臓
LDH上昇、Al-P上昇
ALT上昇、AST上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇
腎臓
BUN上昇、クレアチニン上昇、尿沈渣異常
尿中蛋白陽性
血液
白血球増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、紫斑
好酸球増加、赤血球減少、白血球減少
代謝異常
血中尿酸値上昇(5.7%)、低カリウム血症、低クロール性アルカローシス、血中カルシウムの上昇等の電解質失調、コレステロール上昇、高血糖症
血清脂質増加、高尿酸血症、血清カリウム上昇
眼
視力異常(霧視等)、黄視症
その他
胸痛、倦怠感、ほてり、浮腫、味覚異常、発熱、関節痛、筋痛、背部痛、筋力低下、総蛋白減少、CRP上昇、性機能異常、鼻閉、全身性紅斑性狼瘡の悪化、筋痙攣、耳鳴
咳嗽、CK上昇、頻尿
トリクロルメチアジドは甲状腺障害のない患者の血清PBIを低下させることがある。
イルベサルタンは血液透析では除去できない。トリクロルメチアジドの過量投与に関する情報は得られていない。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
本態性高血圧症患者14例にイルベサルタン/トリクロルメチアジドとして200mg/1mgを1日1回8日間食後反復経口投与したときの投与1日目及び8日目のイルベサルタン及びトリクロルメチアジドの血漿中濃度の推移を図16-1、16-2に、薬物動態パラメータを表16-1に示す3)。両成分の薬物動態に及ぼす反復投与の影響はみられなかった。
測定成分名
投与日
Cmax(ng/mL)
Tmax注1(hr)
AUC0-inf(ng・hr/mL)
T1/2,z(hr)
イルベサルタン
1日目
3420±773
1.5(1.0-4.0)
13340±3486
―
8日目
3500±790
1.5(1.0-3.0)
14360±3887注2
14.4±5.4
トリクロルメチアジド
27.3±5.17
2.0(1.5-4.0)
102.7±18.13
27.5±6.01
2.0(1.5-3.0)
102.4±19.72注2
2.40±0.34
注1:中央値(最小値-最大値)
注2:8日目のAUCはAUC0-τ
(測定法:LC/MS/MS)(平均値±標準偏差、14例)
健康成人20例にイルベサルタン/トリクロルメチアジドとして200mg/1mgをクロスオーバー法にて単回経口投与(食後及び空腹時)したとき、イルベサルタンのCmaxは食事の影響を受けなかったが、空腹時投与に比べ食後投与でイルベサルタンのAUC0-infは22%低下し、トリクロルメチアジドのCmax、AUC0-infはそれぞれ28%、25%低下した4)。
蛋白結合率はイルベサルタンで約97%(ヒト血清)、トリクロルメチアジドで85%(イヌ血漿)であった(in vitro)。
イルベサルタンは、主としてCYP2C9による酸化的代謝とグルクロン酸抱合により代謝された5),6)。トリクロルメチアジドは、ヒト肝細胞を用いた試験系ではほとんど代謝を受けなかった7)(in vitro)。
イルベサルタンとして、以下の報告がある。軽・中等度(9例)、高度(10例)の腎機能障害患者にイルベサルタン100mgを1日1回8日間反復経口投与したとき、腎機能正常者と比較してCmax、AUCに有意な差はみられなかった。血液透析中の患者を含め、腎機能障害患者に投与した場合にも蓄積傾向はほとんどないことが示唆された9)(外国人データ)。
イルベサルタンとして、以下の報告がある。軽・中等度の肝硬変患者10例に、イルベサルタン300mg注2)を空腹時1日1回7日間反復経口投与したとき、健康成人と比較してCmax、AUCに有意な差はみられなかった。また蓄積傾向がほとんどないことも示唆された10)(外国人データ)。
本態性高血圧症患者14例〔高齢者7例(65~70歳)と非高齢者7例(54~64歳)〕にイルベサルタン/トリクロルメチアジドとして200mg/1mgを1日1回8日間食後反復経口投与したとき、イルベサルタン及びトリクロルメチアジドのCmax及びAUCに年齢の影響は認められなかった3)。
イルベサルタン100mgで降圧効果が不十分な本態性高血圧症患者を対象に、イルベサルタン/トリクロルメチアジドとして100mg/1mg、100mg/0.5mg、又は100mg/0mgを1日1回8週間投与した結果は表17-1のとおりであった13)。
投与量
(イルベサルタン/トリクロルメチアジド)
例数
トラフ時坐位血圧(mmHg)
収縮期
拡張期
投与前値
変化量
100mg/1mg
131
155.00±10.26
-12.87±1.11
97.77±5.74
-8.85±0.77
100mg/0.5mg
154.45±9.20
-6.88±1.11
97.08±5.96
-6.24±0.79
100mg/0mg
133
153.86±9.52
-4.27±1.10
97.37±5.63
-4.96±0.79
投与前値:平均値±標準偏差、変化量:調整平均±標準誤差
副作用発現頻度は、100mg/1mg群で15.9%(21/132例)であった。主な副作用は、100mg/1mg群で血中尿酸値上昇9.8%(13/132例)、血中トリグリセリド増加2.3%(3/132例)、ALT増加1.5%(2/132例)であった13)。
本態性高血圧症患者を対象に、イルベサルタン/トリクロルメチアジドとして200mg/1mg、100mg/1mg、又は200mg/0mgを1日1回8週間投与した結果は表17-2のとおりであった14)。
200mg/1mg
140
160.72±9.16
-23.54±1.16
101.46±5.86
-14.79±0.79
139
161.60±9.93
-21.64±1.17
100.97±5.64
-13.12±0.80
200mg/0mg
141
161.49±10.38
-18.13±1.16
101.72±6.08
-11.43±0.79
副作用発現頻度は、100mg/1mg群で18.6%(26/140例)及び200mg/1mg群で15.6%(22/141例)であった。主な副作用は、100mg/1mg群で血中尿酸増加4.3%(6/140例)、ALT増加2.9%(4/140例)、高尿酸血症2.1%(3/140例)、200mg/1mg群で血中尿酸増加3.5%(5/141例)であった14)。
本態性高血圧症患者135例を対象に、イルベサルタン/トリクロルメチアジドとして100mg/1mg又は200mg/1mgを1日1回52週間投与したとき、耐薬性を認めることなく、安定した降圧作用が維持された。副作用発現頻度は、100mg/1mg維持群で7.6%(5/66例)及び200mg/1mg維持群で8.7%(6/69例)であった。主な副作用は、100mg/1mg維持群で血中尿酸増加4.5%(3/66例)、200mg/1mg維持群で血中尿酸増加5.8%(4/69例)であった15)。
In vitro試験においてウサギ摘出大動脈のアンジオテンシンⅡ(AⅡ)誘発収縮を特異的に抑制し、in vivo試験(ラット、イヌ、サル)においてもAⅡ誘発昇圧反応に対して抑制作用を示した。In vitro結合試験から、その抑制作用はAⅡ受容体に対する競合的拮抗に基づくものであり、更にAⅡタイプ1受容体(AT1受容体)選択的であることが示唆された。その他の受容体には親和性を示さず、アンジオテンシン変換酵素も阻害しなかった16),17),18),19),20),21)。
遠位尿細管曲部の管腔側に局在するNa+-Cl-共輸送体を阻害することによりNa+、Cl-の再吸収を抑制し、尿中への排泄を増加させる。これに伴って水の排泄が増加する22)。
降圧剤としての作用機序は明らかではないが、トリクロルメチアジドの脱塩・利尿作用により、循環血液量を減少させる、あるいは交感神経刺激に対する末梢血管の感受性を低下させることにより、血圧が下降すると考えられている23),24)。
雄性SHRに、イルベサルタン単独、トリクロルメチアジド単独、その両者併用又は媒体(0.5%メチルセルロース水溶液)を1日1回15日間反復経口投与した場合の降圧作用を検討した。その結果、イルベサルタン単独投与群は安定した降圧作用を示したが、トリクロルメチアジド単独投与群は媒体投与群と比較して有意な降圧作用を示さなかった。また、イルベサルタン及びトリクロルメチアジド併用投与群は、各単独投与群と比較して、有意な降圧作用を示した25)。
雄性SHRに、イルベサルタン単独、トリクロルメチアジド単独、その両者併用又は媒体(0.5%メチルセルロース水溶液)を1日1回15日間反復経口投与した場合の利尿作用を検討した。その結果、トリクロルメチアジド単独投与群では、尿量、尿中ナトリウム排泄量及び尿中カリウム排泄量が、媒体投与群と比較して増加したが、イルベサルタン単独投与群では変化しなかった。また、イルベサルタン及びトリクロルメチアジドを併用投与しても、イルベサルタンはトリクロルメチアジドによって増加した尿量、尿中ナトリウム排泄量及び尿中カリウム排泄量を低下させなかった25)。
イルベサルタン(Irbesartan)(JAN)[日局]
2-Butyl-3-{[2'-(1H-tetrazol-5-yl)biphenyl-4-yl]methyl}-1,3-diazaspiro[4.4]non-1-en-4-one
C25H28N6O
428.53
白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
182.4~184.6℃
約10.1[pH7.4、1-オクタノール/緩衝液]
トリクロルメチアジド(Trichlormethiazide)(JAN)[日局]
(3RS)-6-Chloro-3-dichloromethyl-3,4-dihydro-2H-1,2,4-benzothiadiazine-7-sulfonamide 1,1-dioxide
C8H8Cl3N3O4S2
380.66
白色の粉末である。N,N-ジメチルホルムアミド又はアセトンに溶けやすく、アセトニトリル又はエタノール(95)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。アセトン溶液(1→50)は旋光性を示さない。
約270℃(分解)
3.63[pH6.5、1-オクタノール/緩衝液]
**100錠[10錠(PTP)×10]
1) *阿部真也ほか: 周産期医学. 2017; 47: 1353-1355〔202300088〕
2) *齊藤大祐ほか: 鹿児島産科婦人科学会雑誌. 2021; 29: 49-54〔202300089〕
3) 社内資料: 高血圧症患者における薬物動態試験(2013/6/28承認、イルトラ配合錠申請資料概要2.7.6.4)〔201300378〕
4) 社内資料: 食事による薬物動態への影響(2013/6/28承認、イルトラ配合錠申請資料概要2.7.6.1)〔201300381〕
5) 社内資料: イルベサルタンのヒト肝ミクロソームを用いた酸化代謝におけるCYP2C9の関与(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.5.10)〔200800829〕
6) 社内資料: イルベサルタンのグルクロン酸抱合の種差(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.5.10)〔200800830〕
7) 社内資料: トリクロルメチアジドのヒトin vitro代謝及びヒトCYP阻害の検討(2013/6/28承認、イルトラ配合錠申請資料概要2.6.4.5,2.6.4.7)〔201300368〕
8) 社内資料: イルベサルタンのバイオアベイラビリティ試験(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.7.6.1)〔200800832〕
9) 社内資料: イルベサルタンの腎機能障害患者における薬物動態試験(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.7.6.3)〔200800826〕
10) 社内資料: イルベサルタンの肝硬変患者における薬物動態試験(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.7.6.3)〔200800827〕
11) 社内資料: イルベサルタンとトリクロルメチアジドの薬物間相互作用(2013/6/28承認、イルトラ配合錠申請資料概要2.7.6.3)〔201300380〕
12) 社内資料: イルベサルタンのヒト肝ミクロソームを用いたCYP阻害の検討(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.5.12)〔200800831〕
13) 社内資料: イルベサルタン効果不十分例対象試験(2013/6/28承認、イルトラ配合錠申請資料概要2.7.6.5)〔201300382〕
14) 荻原俊男ほか: 血圧. 2013; 20: 598-611〔201300370〕
15) 荻原俊男ほか: 血圧. 2013; 20: 788-802〔201300371〕
16) 社内資料: イルベサルタンのウサギ摘出大動脈における作用(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.2.2)〔200800840〕
17) 社内資料: イルベサルタンのAⅡ誘発昇圧反応に対する作用(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.2.2)〔200800841〕
18) 社内資料: イルベサルタンのAⅡ受容体に対する拮抗様式の検討(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.2.2)〔200800842〕
19) 社内資料: イルベサルタンのAⅡ受容体サブタイプに対する選択性(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.2.2)〔200800843〕
20) 社内資料: イルベサルタンの各種受容体及びイオン輸送系に対する作用(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.2.3)〔200800844〕
21) 社内資料: イルベサルタンの各種酵素に対する作用(2008/4/16承認、イルベタン錠申請資料概要2.6.2.3)〔200800845〕
22) Suki, W. N. et al. : The Kidney Second Ed. Vol.3. New York: Raven Press; 1992. p3629-3670〔199202412〕
23) Brest, A. N. et al . : JAMA. 1970; 211: 480-484〔197000143〕
24) 荻野耕一: 最新医学. 1976; 31: 509-515〔197600136〕
25) 社内資料: SHRにおける降圧作用及び利尿作用(2013/6/28承認、イルトラ配合錠申請資料概要2.6.2.2)〔201300365〕
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