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日本薬局方
イオヘキソール注射液
処方箋医薬品注)
ショック等の重篤な副作用があらわれることがある。,,,,,,,
コンピューター断層撮影による脳槽造影、コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影、胸部脊髄撮影、腰部脊髄撮影
コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影
通常成人1回、撮影の種類、穿刺部位に応じて下記の量を使用する。なお、年齢、体重、撮影部位の大きさにより適宜増減する。〔( )内はヨウ素含有量を示す〕
撮影の種類
穿刺部位
用量
オムニパーク240注
オムニパーク300注
コンピューター断層撮影による脳槽造影
腰椎
5~10mL(1,200~2,400mg)
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コンピューター断層撮影による脊髄造影
8~12mL(1,920~2,880mg)
8~10mL(2,400~3,000mg)
頸部脊髄撮影
外側頸椎
8~10mL(1,920~2,400mg)
胸部脊髄撮影
腰部脊髄撮影
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。喘息発作を誘発するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。血圧低下、不整脈、徐脈等の報告があり、症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。類薬において静脈性胆嚢造影で血液のゼラチン様変化をきたし、死亡したとの報告がある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。特に脱水症状のある場合、腎不全(無尿等)があらわれるおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。血中カルシウムの低下により、症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。刺激によりカテコールアミンを分泌し血圧上昇発作があらわれるおそれがある。
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急性腎障害があらわれるおそれがある。
血圧上昇等、症状が悪化するおそれがある。
心・循環器系に影響を及ぼすことがある。
ヨードが甲状腺に集積し、症状が悪化するおそれがある。
検査中に禁断症状として痙攣発作(アルコール性てんかん)があらわれるおそれがある。
症状が悪化するおそれがある。
本剤投与前後にはガイドライン等を参考にして十分な輸液を行うこと。また、症状が悪化するおそれがある。,,
この投与を継続すること。痙攣発作があらわれた場合には、フェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与すること。,
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。本剤の主たる排泄経路は腎臓であり、排泄遅延から急性腎障害等、症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤投与の際にはX線照射をともなう。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット静脈内投与)で乳汁中に移行したとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
ビグアナイド系糖尿病用薬
ブホルミン塩酸塩等
乳酸アシドーシスがあらわれることがある。本剤を使用する場合には、ビグアナイド系糖尿病用薬の投与を一時的に中止するなど適切な処置を行うこと。
ヨード造影剤の投与後に腎機能低下があらわれた場合、ビグアナイド系糖尿病用薬の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇すると考えられている。
フェノチアジン系薬剤等の抗精神病薬クロルプロマジン塩酸塩、フルフェナジンマレイン酸塩等
痙攣発作発現の可能性が増大するとの報告があるので注意し、少なくとも検査48時間前から検査後12時間は抗精神病薬の投与を中止すること。痙攣発作が発現した場合には、フェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与すること。
痙攣閾値を低下させると考えられている。
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。また、軽度の過敏症状も重篤な症状に進展する場合がある。,,,,,
発現した場合には、フェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与すること。,,,
アナフィラキシー(呼吸困難、咽・喉頭浮腫等)があらわれることがある。,,,,,,
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5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
精神神経系
頭痛、発熱(37~38℃)
知覚異常、反射亢進、めまい
消化器
悪心、嘔吐
循環器
血圧低下
過敏症
発疹
内分泌系
甲状腺機能低下症
その他
背部痛、発汗
甲状腺機能検査等の放射性ヨードによる検査に影響を及ぼすことがある。したがって、これらの検査は本剤投与前に実施すること。また、本剤投与後1ヵ月間はこれらの検査を実施しないこと。
髄腔内単回投与時の尿中排泄率はバラツキが大きく、投与後24時間で21.2~96.7%、72時間で49.5~103.9%であった。単回静脈内投与時に比べ尿中排泄が遅延する例が認められた1)。
イオヘキソール注射液の比較試験及び一般臨床試験報告症例(造影効果が判定されている症例)271例における造影効果の有効率は95.2%(258例)であった2)。
本剤に含まれるヨードによりX線吸収率が向上し、その結果、造影効果が発揮される。この場合、ヨード濃度に比例してX線吸収率は高くなるので、ヨード濃度が高いほど造影効果は増強される。
イオヘキソール(Iohexol)
5-{Acetyl[(2RS)-2,3-dihydroxypropyl]amino}-N,N'-bis[(2RS)-2,3-dihydroxypropyl]-2,4,6-triiodobenzene-1,3-dicarboxamide5-{Acetyl[(2RS)-2,3-dihydroxypropyl]amino}-N-[(2RS)-2,3-dihydroxypropyl]-N'-[(2SR)-2,3-dihydroxypropyl]-2,4,6-triiodobenzene-1,3-dicarboxamide5-{Acetyl[(2RS)-2,3-dihydroxypropyl]amino}-N,N'-bis[(2SR)-2,3-dihydroxypropyl]-2,4,6-triiodobenzene-1,3-dicarboxamide
C19H26I3N3O9
821.14
白色の粉末である。水に極めて溶けやすく、メタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくい。水酸化ナトリウム溶液(1→20)に溶ける。水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
〈オムニパーク240注10mL〉 (脳槽・脊髄用) 5バイアル
〈オムニパーク300注10mL〉 (脊髄用) 5バイアル
1) 小林直紀ほか:Prog Med. 1986;6(S-2):2437-2445
2) 小林直紀ほか:薬理と治療 1987;15(4):1673-1687
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