当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
劇薬
処方箋医薬品注)
統合失調症
通常、成人にはブロナンセリンとして1回4mg、1日2回食後経口投与より開始し、徐々に増量する。維持量として1日8~16mgを2回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は24mgを超えないこと。
ブロナンセリン経皮吸収型製剤から本剤へ切り替える場合には、本剤の用法・用量に従って、1回4mg、1日2回食後経口投与より開始し、徐々に増量すること。本剤からブロナンセリン経皮吸収型製剤へ切り替える場合には、次の投与予定時刻に切り替え可能であるが、患者の状態を十分観察すること。切り替えに際しては、ブロナンセリン経皮吸収型製剤の「臨床成績」の項を参考に用量を選択すること。なお、本剤とブロナンセリン経皮吸収型製剤を同時期に投与することにより過量投与にならないよう注意すること。
一過性の血圧降下があらわれることがある。
錐体外路症状が悪化するおそれがある。
痙攣閾値を低下させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
血糖値が上昇することがある。,
悪性症候群が起こりやすい。
肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されている。
血中濃度が上昇するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下しているので、血中濃度が上昇する可能性があり、錐体外路症状等の副作用があらわれやすい。
*アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療、又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)(ボスミン)
アドレナリンの作用を逆転させ、重篤な血圧降下を起こすことがある。
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される。
**CYP3A4を強く阻害する薬剤
,
本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため、経口クリアランスが減少する可能性がある。外国において、ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用により本剤のAUCが17倍、Cmaxが13倍に増加したとの報告がある。
*アドレナリン含有歯科麻酔剤
重篤な血圧降下を起こすことがある。
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。
中枢神経抑制剤アルコール
相互に作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。
本剤及びこれらの薬剤等の中枢神経抑制作用による。
ドパミン作動薬
相互に作用が減弱することがある。
本剤はドパミン受容体遮断作用を有していることから、ドパミン作動性神経において、作用が拮抗することによる。
降圧薬
降圧作用が増強することがある。
本剤及びこれらの薬剤の降圧作用による。
エリスロマイシン
本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがあるので、観察を十分に行い、必要に応じて減量するなど慎重に投与すること。
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため、経口クリアランスが減少する可能性がある。エリスロマイシンとの併用により本剤のAUCが2.7倍、Cmaxが2.4倍に増加したとの報告がある。
グレープフルーツジュース
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため、経口クリアランスが減少する可能性がある。グレープフルーツジュースとの併用により本剤のAUC、Cmaxが1.8倍に増加したとの報告がある。
CYP3A4阻害作用を有する薬剤 クラリスロマイシン シクロスポリン ジルチアゼム 等
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため、経口クリアランスが減少する可能性がある。
CYP3A4誘導作用を有する薬剤
本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を誘導するため、経口クリアランスが増加する可能性がある。
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡することがある。
長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合は減量又は中止を考慮すること。なお、投与中止後も症状が持続することがある。
腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがある。このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
AST、ALT、γ-GTP、ALP、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。
高血糖や糖尿病の悪化があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡に至ることがある。口渇、多飲、多尿、頻尿等の症状の発現に注意するとともに、血糖値の測定を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、インスリン製剤の投与等の適切な処置を行うこと。,
5%以上
5%未満
頻度不明注2)
過敏症
発疹、湿疹、そう痒
循環器
血圧低下、起立性低血圧、血圧上昇、心電図異常(QT間隔の延長、T波の変化等)、頻脈、徐脈、不整脈、心室性期外収縮、上室性期外収縮、動悸、心拍数増加、心拍数減少
錐体外路症状注1)
パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎過多、寡動、運動緩慢、歩行障害、仮面様顔貌等)(33.5%)、アカシジア(静坐不能)(24.7%)、ジスキネジア(構音障害、嚥下障害、口周部・四肢等の不随意運動等)(12.9%)、ジストニア(痙攣性斜頚、顔面・喉頭・頚部の攣縮、眼球上転発作、後弓反張等)
肝臓
AST、ALT、γ-GTP、LDH、ALP、ビリルビンの上昇、肝機能異常
脂肪肝
眼
調節障害、霧視、羞明
眼の乾燥
消化器
便秘、食欲不振、悪心
嘔吐、食欲亢進、下痢、上腹部痛、腹痛、胃不快感、腹部膨満感、口唇炎
胃炎、胃腸炎
内分泌
プロラクチン上昇(21.3%)
月経異常、乳汁分泌、射精障害、女性化乳房、勃起不全
泌尿器
排尿困難、尿閉、尿失禁、頻尿
精神神経系
不眠(19.6%)、眠気(12.4%)、不安・焦燥感・易刺激性、めまい・ふらつき、頭重・頭痛、興奮
統合失調症の悪化、過鎮静、脱抑制、抑うつ、幻覚・幻聴、妄想、被害妄想、睡眠障害、行動異常、多動、自殺企図、脳波異常、躁状態、意識障害、異常感、しびれ感、会話障害、多弁、緊張、痙攣
攻撃性、悪夢
血液
白血球増加、好中球増加、白血球減少、リンパ球減少、赤血球増加、貧血、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、血小板増加、血小板減少、異型リンパ球出現
その他
倦怠感、口渇、脱力感
発汗、発熱、体重増加、体重減少、胸痛、咳嗽、過換気、鼻漏、鼻出血、多飲、顔面浮腫、嚥下性肺炎、低体温、CK上昇、トリグリセリド上昇、血中コレステロール上昇、血中インスリン上昇、血中リン脂質増加、血糖上昇、BUN上昇、BUN減少、血中総蛋白減少、血中カリウム上昇、血中カリウム減少、血中ナトリウム減少、尿中蛋白陽性、尿中ウロビリン陽性、尿糖陽性、尿潜血陽性
浮腫、水中毒、脱毛、糖尿病、血糖低下、上気道感染、鼻咽頭炎、四肢痛
投与量(mg)
Tmax(h)a)
Cmax(ng/mL)b)
t1/2(h)b)
AUClast(ng・h/mL)b)
4
1.5(1-3)
0.14±0.04
10.7±9.4
0.91±0.34
8
1.5(0.5-2)
0.45±0.22
12.0±4.4
2.82±1.38
12
0.76±0.44
16.2±4.9
6.34±6.34
a)中央値(最小値-最大値)、b)平均値±標準偏差
食後単回経口投与におけるCmax及びAUC0-12は、空腹時投与と比較して、それぞれ2.68倍及び2.69倍上昇した。また、食後投与時のTmax及び平均滞留時間(MRT)は、空腹時投与に比べて有意に延長したが、消失速度定数(kel)に差は認められなかった。
投与時期
Tmax(h)
Cmax(ng/mL)
AUC0-12(ng・h/mL)
MRT(h)
kel(l/h)
空腹時
1.8±0.6
0.06±0.03
0.36±0.17
7.19±1.26
0.16±0.03
食後
3.8±1.7
0.14±0.07
0.83±0.38
9.63±4.04
0.15±0.05
平均値±標準偏差
AUC0-12(ng・h/mL)b)
2(2-2)
0.57±0.19
67.9±27.6
3.22±1.10
84%(ラット)
99.7%以上(in vitro、ヒト血清、10ng/mL~2μg/mL、平衡透析法)1),2),3)
N-脱エチル体(in vivo薬理活性:未変化体の1/4.4~1/25)4)7,8位の各水酸化体及びこれらのグルクロン酸抱合体脳内では、主として未変化体及びN-脱エチル体が認められた(ラット、イヌ、サル)。
ブロナンセリンは、ピペラジン環のN-脱エチル化及びN-オキシド化、シクロオクタン環の酸化、これに続く抱合反応あるいはピペラジン環の開環など広範に代謝される5)。
ブロナンセリンは、主としてCYP3A4で代謝されると考えられる5)(in vitro)。
尿中及び糞便中
健康成人6例に14C-ブロナンセリン4mgを朝食2時間後単回投与したとき、尿中及び糞便中には、それぞれ投与放射能量の約59%及び約30%が排泄された。尿中に未変化体は認められず、主代謝物として数種類のグルクロン酸抱合体が存在した。また、糞便中には未変化体が少量(糞便中放射能量の5%未満)認められた4),6)(外国人データ)。
単独投与時
2(1-3)
0.26±0.11
14.9±8.5
1.94±1.03
併用投与時c)
3(2-3)
0.63±0.24
27.0±11.0
4.93±1.65
a)中央値(最小値-最大値)、b)平均値±標準偏差c)本剤投与7日前より投与前日までエリスロマイシン1,200mg/日(分4)を反復経口投与し、本剤投与時はエリスロマイシン300mgを併用
0.22±0.13
12.3±11.7
1.73±0.96
2.5(1-6)
0.39±0.25
15.7±8.7
3.17±1.71
a)中央値(最小値-最大値)、b)平均値±標準偏差c)本剤投与60分前及び投与時にグレープフルーツジュース200mLを摂取
3(1-5)
0.32±0.13
20.9±9.0
2.60±1.39
4.3(2-5)
4.22±2.05
18.2±5.5
45.17±22.82
a)中央値(最小値-最大値)、b)平均値±標準偏差c)本剤投与7日前より投与当日までケトコナゾール400mg/日反復経口投与
リスペリドン及びハロペリドールを対照薬として二重盲検比較試験を実施した。本剤(8~24mg)又は対照薬(リスペリドン2~6mg又はハロペリドール4~12mg)は1日2回朝食後及び夕食後に8週間経口投与した。最終評価時での陽性・陰性症状評価尺度(Positive and Negative Syndrome Scale; PANSS)の合計スコア変化量、改善率及び平均1日投与量は次のとおりであった。なお、リスペリドンとの比較試験ではPANSS合計スコア変化量(許容差-7)、ハロペリドールとの比較試験では改善率(⊿=10%)を有効性主要評価項目として本剤と対照薬との非劣性を検証した。
リスペリドンとの比較試験10)
ハロペリドールとの比較試験11)
本剤
リスペリドン
ハロペリドール
PANSS合計スコア変化量a)(評価例数)薬剤間の差の95%信頼区間
-11.1±17.3(156)
-11.5±17.4(144)
-10.0±18.4(114)
-7.8±18.2(111)
-4.40~3.48
-2.61~7.00
改善率(中等度改善以上の例数/評価例数)薬剤間の差の95%信頼区間
51.0%(79/155)
56.6%(81/143)
61.2%(74/121)
51.3%(60/117)
-5.7~16.9
-2.7~22.4
平均1日投与量
16.3mg
4.0mg
15.8mg
8.1mg
a)平均値±標準偏差
リスペリドンとの比較試験で、本剤投与群の副作用発現率は94.9%(148/156例)、主な副作用は血中プロラクチン増加(45.5%)、運動緩慢(35.9%)、不眠症(35.3%)、振戦(30.8%)、アカシジア(28.8%)等であった。ハロペリドールとの比較試験で、本剤投与群の副作用発現率は82.2%(106/129例)、主な副作用は振戦(27.9%)、アカシジア(25.6%)等であった。
後期第Ⅱ相臨床試験から継続した長期投与試験(1)、第Ⅲ相臨床試験として長期投与試験(2)12)及び長期投与試験(3)13)の3試験を実施した。各試験における改善率の推移、最終評価時の改善率及び平均1日投与量は次のとおりであった。
長期投与試験(1)b)
長期投与試験(2)c)
長期投与試験(3)c)
改善率(中等度改善以上の例数/評価例数)
0週a)
3.9%(2/51)
24.6%(15/61)
24.6%(79/321)
28週後
75.9%(22/29)
75.0%(36/48)
51.9%(137/264)
52~56週後
70.6%(12/17)
86.8%(33/38)
55.5%(86/155)
最終評価時
60.4%(29/48)
68.3%(41/60)
48.1%(153/318)
平均最終1日投与量
14.4mg
12.8mg
13.0mg
a)前治療抗精神病薬の改善率b)1日2回経口投与、投与期間:後期第Ⅱ相臨床試験期間を含め6ヵ月以上1年2ヵ月未満c)1日2回経口投与、投与期間:26~56週間
長期投与試験(1)の副作用発現率は65.4%(34/52例)、主な副作用はアカシジア(28.8%)、不眠症(25.0%)、振戦(15.4%)、流涎過多(13.5%)、傾眠(13.5%)、筋骨格硬直(11.5%)、便秘(11.5%)、口渇(11.5%)等であった。長期投与試験(2)の副作用発現率は72.1%(44/61例)、主な副作用はアカシジア(32.8%)、血中プロラクチン増加(29.5%)、振戦(21.3%)、不眠症(18.0%)、傾眠(14.8%)、口渇(14.8%)、運動緩慢(13.1%)等であった。長期投与試験(3)の副作用発現率は68.5%(220/321例)、主な副作用は血中プロラクチン増加(19.9%)、不眠症(17.1%)、アカシジア(16.8%)、振戦(15.9%)、便秘(12.8%)、傾眠(11.5%)等であった。
In vitro受容体結合試験において、ブロナンセリンはドパミンD2受容体サブファミリー(D2、D3)及びセロトニン5-HT2A受容体に対して親和性を示し、完全拮抗薬として作用した。主要代謝物であるN-脱エチル体もドパミンD2受容体サブファミリー(D2、D3)及びセロトニン5-HT2A受容体に対して親和性を示したが、ドパミンD2受容体への親和性はブロナンセリンの約1/10であった。N-脱エチル体はセロトニン5-HT2C受容体及び5-HT6受容体に対しても親和性が認められた。また、ブロナンセリンはアドレナリンα1、ヒスタミンH1、ムスカリンM1及びM3等の受容体に対して主作用であるドパミンD2受容体サブファミリー(D2、D3)及びセロトニン5-HT2A受容体への親和性に比べて低い親和性を示し、N-脱エチル体もアドレナリンα1、ヒスタミンH1、ムスカリンM1等の受容体に対する親和性は低かった14),15),16) 。
動物実験において、次の薬理作用が認められている。
作用の種類(動物種、投与経路)
EDあるいはED50(mg/kg)
備考
ブロナンセリン
条件回避反応抑制作用単回投与(ラット、経口)14)反復投与(ラット、経口)14)
ED50:0.55耐性なし
ED50:0.62耐性なし
抗精神病効果と相関
側坐核内ドパミン投与による運動過多の抑制作用(ラット、経口)17)
ED:0.3~3
ED:1、3
ドパミン仮説に基づく統合失調症の病態モデルへの作用
メタンフェタミン誘発前頭前皮質自発発火障害の改善作用(ラット、静脈内)17)
ED:1
―
メタンフェタミン誘発運動過多抑制作用(ラット、経口)18)
ED50:0.446
ED50:0.287
陽性症状改善作用の指標
フェンシクリジン誘発無動改善作用(マウス、経口)14)
ED:0.3、1
陰性症状改善作用の指標
アポモルヒネ誘発プレパルス抑制障害改善作用(ラット、経口)14)
認知障害改善作用の指標
カタレプシー惹起作用(ラット、経口)14)
ED50:16.4
ED50:5.63
急性期錐体外路系副作用の指標
SKF38393 誘発異常口唇運動増強作用(ラット、経口)14)
10mg/kg/dayで作用なし
ED:3
慢性期錐体外路系副作用の指標
ED:作用用量、ED50:50%作用用量
ブロナンセリン(Blonanserin)
2-(4-Ethyl-1-piperazinyl)-4-(4-fluorophenyl)-5,6,7,8,9,10-hexahydrocycloocta[b]pyridine
C23H30FN3
367.50
白色の結晶性の粉末。酢酸(100)に溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
123~126℃
100錠[10錠(PTP)×10]
100錠[10錠(PTP)×10]1,000錠[瓶、バラ]
100g[瓶、バラ]
1) 社内資料:ヒト血清たん白結合の検討1 (ヒト血清、ヒト血清アルブミンおよびα1-酸性糖蛋白を用いた検討)(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
2) 社内資料:ヒト血清たん白結合の検討2 (ブロナンセリンおよび代謝物を用いた検討)(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
3) 社内資料:ヒト血清たん白結合の検討3 (各種共存薬物との相互作用の検討) (ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
4) 社内資料:ヒトの血漿、尿および糞中の代謝物検索(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
5) 社内資料:ヒト代謝CYP の同定(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
6) 社内資料:14C標識体を用いたマスバランス試験(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
7) 松本和也ほか: 臨床精神薬理. 2008; 11: 891-899
8) 松本和也ほか: 臨床精神薬理. 2008; 11: 901-909
9) 社内資料:ケトコナゾールとの薬物相互作用試験(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
10) 三浦貞則: 臨床精神薬理. 2008; 11: 297-314
11) 村崎光邦: 臨床精神薬理. 2007; 10: 2059-2079
12) 村崎光邦: 臨床精神薬理. 2007; 10: 2241-2257
13) 木下利彦: 臨床精神薬理. 2008; 11: 135-153
14) 釆輝昭ほか: 臨床精神薬理. 2007; 10: 1263-1272
15) 社内資料:ドパミンD2、D3及びセロトニン5-HT2A受容体に対する作動作用及び拮抗作用(ロナセンテープ、2019年6月18日承認、CTD2.6.2.2)
16) 社内資料:ムスカリンM3受容体への結合親和性(ロナセンテープ、2019年6月18日承認、CTD2.6.2.2)
17) Noda Y., et al.: J. Pharmacol. Exp. Ther. 1993; 265: 745-751
18) 社内資料:メタンフェタミン誘発運動過多に対する抑制作用(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.6.2.2)
住友ファーマ株式会社
〒541-0045 大阪市中央区道修町2-6-8
くすり情報センターTEL 0120-034-389
住友ファーマプロモ株式会社
大阪府吹田市江の木町33-94
大阪市中央区道修町2-6-8
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.