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通常、成人にはニザチジンとして1回150mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与する。また1回300mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人にはニザチジンとして1回150mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人にはニザチジンとして1回75mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。本剤は腎排泄が主であるため、腎機能障害患者に150mgを経口投与した場合、腎機能低下にともなう血漿中半減期の遅延と、血漿クリアランスの低下がみられた。,
本剤は主として肝臓で代謝されるので、血中濃度が上昇するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠ウサギへの1500mg/kg投与群において、流産、胎仔体重の低下及び生存胎仔数の減少がみられている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行及び新生仔の発育障害がみられている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
腎機能の程度に応じて用量ならびに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること。高齢者では腎機能が低下していることが多いため血中濃度が持続するおそれがある。,,
用量ならびに投与間隔に留意し定期的に血液検査を行う等、患者の状態を観察し慎重に投与すること。高齢者に血小板減少、白血球減少、貧血等の血液系副作用の発現率が高い傾向が認められている。
ゲフィチニブ
これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。
これらの薬剤の溶解性がpHに依存することから、胃内pHが持続的に上昇した条件下において、これらの薬剤の吸収が低下し、作用が減弱するおそれがある。
合成抗菌剤プルリフロキサシン
アタザナビル硫酸塩
ショック、まれにアナフィラキシー(じん麻疹、血圧低下、気管支痙攣、咽頭浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
初期症状として全身倦怠感、発熱、出血傾向等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
AST、ALT、γ-GTP上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
0.1~1%未満
0.1%未満
頻度不明
過敏症
発疹
じん麻疹、そう痒感
血液
貧血、白血球減少、好酸球増多、血小板減少
顆粒球減少
肝臓
AST上昇、ALT上昇、肝機能異常
黄疸
消化器
便秘
下痢、口渇、嘔気、腹部膨満感
精神神経系
頭痛、ねむけ、めまい、しびれ
せん妄、失見当識、痙攣
その他
女性型乳房、発熱、顔面浮腫、乳汁分泌
外国において発現した副作用
可逆性錯乱状態、インポテンス
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
本剤の投与で胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること。
健康成人男性(20例)に150mgを絶食下経口投与したときの血漿中未変化体濃度推移及び薬物動態パラメータは、以下の通りであった1) 。
Tmax(hr)
Cmax(ng/mL)
AUC0-24hr(ng・hr/mL)
T1/2(hr)
1.1±0.5
1621.8±492.0
4183.05±715.56
1.67±0.16
(Mean±SD, n=20)
健康成人男性(各群6例)に150mgを1日2回又は300mgを1日1回7日間連続経口投与した結果、蓄積性は認められなかった2) 。
健康成人男性(12例)に対する150mg経口投与のバイオアベイラビリティは98%であった3) (外国人データ)。
健康成人男性(10例)に150mgを絶食及び非絶食下で12時間おきに5回連続投与した結果、食事による影響は認められなかった3) (外国人データ)。
ラットに14C-ニザチジン5mg/kgを単回投与した30分後に各組織濃度は最高値に達し、以後速やかに減少した。特に胃、小腸、肝臓、腎臓、膀胱で高い濃度を示し、大脳及び小脳への移行は低かった4) 。
ヒト血漿蛋白結合率は、0.1~10μg/mLの場合、23.9~45.4%であった5) (in vitro)。
健康成人男性(各群6例)に75mg、150mg又は300mgを経口投与したときの尿中代謝物は、未変化体が主であり、その他N-desmethyl体(6.8~7.6%)及びS-oxide体(2.3~2.7%)であった6) 。
健康成人男性(12例)に75mg、150mg又は300mgを経口投与した結果、24時間以内の未変化体の尿中排泄率は、投与量の62.8~64.9%であった6) 。
腎機能障害を有する成人男性(20例)を対象に150mgを単回経口投与し薬物動態を検討したところ、腎機能障害の程度に比例して、血中消失半減期の延長及びクリアランスの減少が認められた7) (外国人データ)。,
クレアチニンクリアランス(mL/min)
血漿中半減期(hr)
血漿クリアランス(L/kg/hr)
Ccr>90
n=6
1.6±0.1
0.57±0.08
75≧Ccr≧50
n=2
2.1±0.3
0.34±0.32
50>Ccr≧10
4.1±0.7
0.22±0.06
10>Ccr
5.3±2.4
0.20±0.05
高齢者(12例)(平均72歳、66~79歳)に100mg~300mgを経口投与した結果、腎機能の正常な高齢者では若年者(8例)(平均40歳、25~48歳)と同等の薬物動態を示した8) (外国人データ)。
胃潰瘍8週時及び十二指腸潰瘍6週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は97.9%(764/780)、97.9%(565/577)であり、内視鏡判定による治癒率は82.0%(606/739)、87.8%(480/547)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(中等度改善以上)はそれぞれ95.7%(774/809)、95.6%(566/592)であった9),10),11),12),13),14),15),16),17),18),19),20),21),22),23),24),25),26),27),28),29),30),31) 。副作用発現頻度は、1.4%(21/1,491)であった。主な副作用は、便秘 0.6%(8/1,491)、下痢、口渇 各0.1%(2/1,491)であった。
胃潰瘍8週時及び十二指腸潰瘍6週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は98.5%(132/134)、93.8%(120/128)であり、内視鏡判定による治癒率は81.1%(107/132)、79.7%(94/118)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(中等度改善以上)はそれぞれ90.1%(128/142)、94.5%(121/128)であった32),33),34) 。副作用発現頻度は、3.1%(9/290)であった。主な副作用は、便秘 1.0%(3/290)、下痢 0.7%(2/290)であった。
8週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は、93.5%(29/31)であり、内視鏡判定による治癒率は80.0%(24/30)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(中等度改善以上)は96.7%(29/30)であった35) 。副作用発現頻度は、5.3%(2/38)であった。副作用の内訳は、胃部不快感、発疹、発熱 各2.6%(1/38)であった。
2週時の自他覚症状改善率(中等度改善以上)は87.1%(182/209)であり、内視鏡判定による改善率(中等度改善以上)は80.1%(153/191)であった。内視鏡判定及び自他覚症状を総合的に勘案した全般改善率(改善以上)は83.8%(160/191)であった36),37),38),39) 。全般安全度解析対象症例236例において、副作用は認められなかった。
胃粘膜壁細胞のヒスタミンH2受容体を選択的に遮断し、胃酸分泌抑制作用を示す。
健康成人に150mgを経口投与した結果、酸分泌量は投与2時間後において約93%抑制された40) 。
健康成人に75mg及び150mgを経口投与した結果、テトラガストリン(4μg/kg)筋注後2時間の酸分泌量はそれぞれ76.2%、92.2%抑制された41) 。
健康成人に75mg及び150mgを経口投与した結果、ベタゾール(1.5mg/kg)筋注後2時間の酸分泌量はそれぞれ92.3%、98.9%抑制された42) 。
健康成人に75mg及び150mgを経口投与した結果、食餌刺激後2時間の酸分泌量はそれぞれ83.0%、89.3%抑制された43) 。
健康成人に150mgを経口投与した結果、夜間8時間の酸分泌量は89.8%抑制された44) 。
健康成人に1回300mgを1日1回(就寝前)又は1回150mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与した結果、胃内のpHは上昇し、特に夜間において顕著であった45) 。
健康成人に150mg経口投与した結果、夜間8時間のペプシン分泌量は60.0%抑制された44) 。
慢性胃炎患者に1回75mg、胃潰瘍患者に1回150mgを1日2回経口投与し、アセトアミノフェン法により胃排出能を検討した結果、胃排出能は有意に促進された46),47) 。
健康成人に150mgを1回経口投与し、基礎唾液分泌量を測定した結果、唾液分泌量の有意な増加が認められた48) 。
健康成人に1回150mg1日2回9週間経口投与した結果、血清プロラクチン、LH、FSH、テストステロン及び成長ホルモン値は投与前後において有意な変動は認められなかった。また消化性潰瘍患者に1回150mg1日2回6~8週間経口投与した結果、血清プロラクチン値は投与前後において有意な変動は認められなかった9),49) 。
ラット摘出子宮を用いたH2受容体拮抗作用は、シメチジンに比し10倍強力であった50) 。
ウシガエル単離胃粘膜のヒスタミン刺激に対する胃酸分泌抑制作用はシメチジンに比し17.8倍強力であった51) 。またラット及びイヌのヒスタミン刺激に対する胃酸分泌抑制作用はシメチジンに比し5.2~10.0倍強力であった52) 。
ラットの水浸拘束ストレス胃損傷、ヒスタミン胃損傷及びアスピリン胃損傷に対して経口投与した結果、シメチジンに比し1.6~20.0倍強力な抗潰瘍作用を示し、またメピリゾール十二指腸潰瘍に対してもシメチジンに比し、13.8倍強力な抗潰瘍作用を示した52) 。
ラットに胃酸分泌抑制用量を5日間連続皮下投与した結果、胃粘膜プロスタグランジン量に対して影響は認められなかった53) 。
イヌの基礎酸分泌状態において静脈内投与した結果、胃粘膜血流量に対して影響は認められなかった54) 。
ラットのタウロコール酸-ヒスタミン及びタウロコール酸-セロトニン胃粘膜損傷に対して経口投与した結果、シメチジンに比し9~10倍強力な胃粘膜損傷抑制作用を示した55) 。
ニザチジン(Nizatidine)
(1EZ) -N- {2- [({2- [(Dimethylamino) methyl] thiazol-4-yl} methyl) sulfanyl] ethyl} -N’-methyl-2-nitroethene-1,1-diamine
C12H21N5O2S2
331.46
本品は白色~微黄白色の結晶性の粉末で、特異なにおいがある。本品はメタノールにやや溶けやすく、水にやや溶けにくくエタノール(99.5)に溶けにくい。
130~135℃(乾燥後)
n-オクタノール・水系及びクロロホルム・水系での分配比(20±2℃)
pH
n-オクタノール/緩衝液注1)
クロロホルム/緩衝液注1)
3.0
0.00
5.0
0.01
0.06
7.0
0.20
1.47
9.0
0.39
2.73
11.0
100錠[10錠(PTP)×10]500錠[10錠(PTP)×50]1,000錠[10錠(PTP)×100]1,000錠[瓶、バラ]1,400錠[14錠(PTP)×100]3,000錠[10錠(PTP)×300]
1) 吉田豊光 他:薬理と治療. 2011;39(1):83-89
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18) 岡 博 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):541-554
19) 山本久文 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):555-566
20) 鈴木 誠 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):567-576
21) 杉山 貢 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):577-585
22) 土屋雅春 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):587-598
23) 森瀬公友 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):599-612
24) 姫野誠一 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):613-624
25) 中村 肇 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):697-706
26) 三宅健夫 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):625-634
27) 瀧野辰郎 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):635-645
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30) 内田善仁 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):669-680
31) 早川 滉 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):681-696
32) 三好秋馬 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):355-367
33) 三好秋馬 他:薬理と治療. 1989;17(suppl.2):417-436
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