当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
通常、症状により適量を1日1~数回塗擦またはガーゼ等にのばして貼布する。
皮膚の状態に注意しながら使用すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
0.1~5%未満
過敏症
そう痒感、発赤、発疹
本剤の二重盲検比較試験を含む一般臨床試験成績(計21施設)は、有効率51.9%(136/262)であった。ただし、やや有効以上は80.9%(212/262)であった1),2),3),4)。副作用発現頻度は、1.97%(6/305)であった。主な副作用は、湿疹・皮膚疹 0.65%(2/305)、そう痒感 0.65%(2/305)であった。
ヘパリンは局所的に適用した場合、経皮的に吸収され、血液凝固阻止作用、血行促進作用、瘢痕組織軟化作用を示すことが確認されているが、作用機序は明確ではない。
ヘパリンは血漿中プロトロンビンのトロンビンへの変化を阻止することにより凝固時間を延長した。ヘパリノイドよりその活性は強い(in vitro)5)。
ラットの皮膚に実験的溢血斑を作成し、その治癒経過を経時的に観察した結果、本剤塗擦により溢血斑を対照に比べ有意に消失させた6)。
打撲足浮腫(ラット)、カラゲニン足浮腫(ラット)、紫外線紅斑(モルモット)などの急性炎症に対し本剤は明らかな抗炎症作用を示した。また、cotton pellet法による肉芽形成(ラット)の亜急性炎症に対しても本剤は明らかな抗炎症作用を示した7),8)。
Randall-selitto法変法(ラット)による炎症性疼痛に対して本剤は疼痛閾値圧を約2.3倍上昇させ、明らかな鎮痛効果を示した8)。
交叉熱電対法(ウサギ)により、基剤と本剤の血流変化差を求めると筋組織の血流が時間の経過とともに増大することが認められ本剤は筋組織血行促進作用を有することが示された8)。
ヘパリンナトリウムHeparin Sodium
5,000~20,000
白色~帯灰褐色の粉末又は粒で、においはない。水にやや溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。水溶液(1→100)のpHは6.0~8.0である。
チューブ:25g×10
1) 吉崎 聡:診療と新薬. 1975;12(2):365-371
2) 吉崎 聡:診療と新薬. 1975;12(1):150-152
3) 高須 靖夫 他:基礎と臨床. 1974;8(14):4448-4451
4) 西岡 五郎 他:皮膚. 1967;9(4):609-611
5) Head P. A. et al:Acta Medica Scandinavica. 1962;172(3):289-295
6) 伊藤真理子 他:実験的ラット溢血斑に対するヘパリンZ軟膏塗擦およびヘパリン溶液静注の影響(社内資料)
7) 永田 良一 他:新薬と臨床. 1988;37(5):832-835
8) 尾関 正之 他:基礎と臨床. 1988;22(8):1973-1977
ゼリア新薬工業株式会社 お客様相談室
〒103-8351 東京都中央区日本橋小舟町10-11
TEL(03)3661-0277 FAX(03)3663-2352受付時間 9:00~17:50(土日祝日・弊社休業日を除く)
ゼリア新薬工業株式会社
東京都中央区日本橋小舟町10-11
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.