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処方箋医薬品注)
生殖補助医療における黄体補充
プロゲステロンとして1回90mgを1日1回、採卵日(又はホルモン補充周期下での凍結胚移植ではエストロゲン投与により子宮内膜が十分な厚さになった時点)から最長10週間(又は妊娠12週まで)腟内に投与する。
病態が悪化するおそれがある。
注意深く観察し、症状の悪化を認めた場合は投与を中止するなど注意すること。病態が悪化するおそれがある。
体液貯留を引き起こすおそれがある。
糖尿病が悪化するおそれがある。
投与しないこと。作用が増強されるおそれがある。
作用が増強されるおそれがある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することがある。
他の腟剤
本剤の作用が増強又は減弱する可能性がある。
本剤からのプロゲステロン放出及び吸収を変化させる可能性がある。
心筋梗塞、脳血管障害、動脈又は静脈の血栓塞栓症(静脈血栓塞栓症又は肺塞栓症)、血栓性静脈炎、網膜血栓症があらわれたとの報告がある。
1~5%未満
1%未満
頻度不明
全身症状
アレルギー
精神神経系
頭痛、傾眠、浮動性めまい、疲労、神経過敏、攻撃的反応、もの忘れ、うつ病
消化器
腹痛
便秘、下痢、軟便
悪心、嘔吐、腹部膨満感
皮膚及び皮下組織
ばら色粃糠
過敏症
生殖系及び乳房
腟出血
外陰部炎、不正子宮出血
会陰痛、乳房圧痛、乳房痛、性交困難、性器モニリア症、陰部そう痒症、腟乾燥、腟分泌物、月経中間期出血(小出血)、腟刺激感、腹部疝痛
泌尿器
膀胱炎
夜間頻尿、尿路感染
筋骨格系
関節痛
投与部位
疼痛、外陰腟不快感、外陰腟紅斑、外陰腟そう痒症、外陰腟腫脹
その他
腟内異物
尿中ケトン体陽性、切迫流産、妊娠時出血
リビドー減退
本剤との関連性は不明であるが、海外では1999年以降、口唇/口蓋裂、心臓疾患、発育性股関節形成不全、尿道下裂、臍帯ヘルニア等の先天奇形が自発報告されている。また、海外臨床試験2試験において、妊娠例26例中1例に臍帯ヘルニアが、新生児47例中1例に口蓋裂がそれぞれ報告されている。
閉経後の健康な外国人女性30例に本剤45、90又は180mg注1) を腟内に投与した。投与後のCmaxはそれぞれの投与群で8.6、11.2及び13.4ng/mLであった1) 。
体外受精-胚移植を受ける日本人女性123例に、採卵日から本剤90mgを1日1回腟内に連日投与した。投与2週後の朝投与7時間後の血清中濃度を測定した。その結果、薬物動態の評価可能な非妊娠例76例における血清中プロゲステロン濃度(平均値±標準偏差)は7.74±3.21ng/mLであった4) 。
血中プロゲステロンの大部分は血漿蛋白(95~98%)と結合し、主にアルブミン及びコルチゾール結合グロブリンと結合する2) 。
プロゲステロンは主に肝臓でプレグナンジオール及びプレグナノロンに代謝され、さらにグルクロン酸及び硫酸抱合体に代謝される2) 。
プロゲステロン代謝物は尿中及び糞中などに排泄される。プロゲステロンを非経口投与したときの主排泄経路は尿中(約50%)である。また、糞中排泄は約10%である3) 。
体外受精-胚移植を受ける日本人女性149例を対象に、採卵日から本剤90mgを1日1回腟内に12週間投与した。胚移植例における臨床的妊娠率は28.5%(35/123例)であった4) 。なお、149症例中15症例(10.1%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が発現した。主な副作用は、腟出血4例(2.7%)、腹痛、腟内異物各2例(1.3%)であった。
プロゲステロンは卵巣(黄体)、胎盤、副腎皮質から分泌される天然のステロイドホルモンである。プロゲステロンは、エストロゲンが十分にある状態で、子宮内膜を増殖期から分泌期へと移行させ、子宮内膜の胚受容能を高める。プロゲステロンは脱落膜の発育に不可欠なホルモンであり、子宮腺上皮及び間質の分化に作用する5) 。
プロゲステロンは受精卵透明体を溶解させる子宮内プロテアーゼを活性化する。また、プロゲステロンはエストロゲンによる子宮内膜の増殖を抑制し、子宮内膜の発育を誘導することによって、子宮受容能を確立する役割を有する6),7) 。
プロゲステロンは妊娠維持において、子宮収縮の抑制、胚の免疫学的保護、プロスタグランジン合成抑制、子宮の成長及び可塑性の維持などの役割を果たす8) 。
プロゲステロン(Progesterone)
Pregn-4-ene-3,20-dione
C21H30O2
314.46
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。本品はメタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。本品は結晶多形が認められる。
ポリエチレン製アプリケータ×7本
1) 社内資料:第I相試験(平成28年7月4日承認、CTD2.7.2.2.1.1、2.7.6.2.2)
2) Pfeifer SM, et al.:Reproductive Endocrinology, Surgery, and Technology. LWW. 1996;p.493-504.
3) 熊谷 洋.:臨床薬理学大系 第12巻. 東京:中山書店;1966. p.79-116.
4) 社内資料:第III相試験(平成28年7月4日承認、CTD2.7.6.2.7.8)
5) Neumann F.:Postgrad Med J. 1978;54(suppl 2):11-24.
6) Rothchild I.:Progesterone and Progestins. Raven Press. 1983;p.219-29.
7) Halasz M, et al.:J Reprod Immunol. 2013;97(1):43-50.
8) 社内資料:非臨床薬理試験(平成28年7月4日承認、CTD2.4.2.3)
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