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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
角膜真菌症
用時よく振り混ぜた後、通常1回1~2滴、1日6~8回点眼する。なお、症状により適宜回数を増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
1~5%未満
頻度不明
眼
眼瞼炎
結膜充血、刺激感、角膜びらん、そう痒感、眼の異物感
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
動物実験(ウサギ)で5%及び10%ピマリシン点眼液を頻回使用することにより、結膜浮腫、角膜混濁、角膜上皮障害があらわれるとの報告がある。
ウサギの正常眼及び角膜上皮剝離眼に本剤50μLを点眼した試験では、投与後0.5、1、6、10、16時間の角膜、結膜、強膜及び外眼筋への分布及び濃度推移は次のとおりであった。
正常眼では主に結膜に分布し、投与後0.5時間に最高値を示した。角膜、強膜及び外眼筋についてはわずかな分布がみられた。角膜上皮剝離眼では、主に結膜及び角膜に分布し、いずれも投与後0.5時間に最高値を示した。強膜及び外眼筋についてはわずかな分布がみられた。
角膜真菌症患者に5%ピマリシン点眼液を1日5~8回(症状に応じ、担当医が適宜増減可能)注1) 点眼したところ、有効率84.6%(11/13例)であった。副作用は22例中1例(4.5%)に認められ、眼瞼炎であった。
真菌の細胞膜に存在するエルゴステロールと結合することにより、真菌細胞のエンドサイトーシスを阻害し、抗真菌作用を示すと考えられている1),2)。
ピマリシンはアスペルギルス属菌、カンジダ属菌等の病原真菌及びフザリウム属菌等の植物病原菌に対して抗真菌作用を示した3),4)(in vitro)。
ピマリシンは角膜真菌症患者から分離されたアスペルギルス属菌、フザリウム属菌等に対して抗真菌作用を示した5)(in vitro)。
ウサギ角膜へのフザリウム・ソラニ菌接種による実験的角膜真菌症に対して、本剤を菌接種当日は接種3及び6時間後の2回、菌接種翌日からは、1日4回、21日間点眼した試験では、症状の抑制が認められている。
ピマリシン(Pimaricin)〔JAN〕
(1R*,3S*,5R*,7R*,8E,12R*,14E,16E,18E,20E,22R*,24S*,25R*,26S*)-22-(3-Amino-3,6-dideoxy-β-D-mannopyranosyloxy)-1,3,26-trihydroxy-12-methyl-10-oxo-6,11,28-trioxatricyclo[22.3.1.05,7]octacosa-8,14,16,18,20-pentaene-25-carboxylic acid
C33H47NO13
665.73
ピマリシンは白色~黄白色の結晶性の粉末である。メタノール又は酢酸(100)に溶けにくく、水又はエタノール(99.5)にほとんど溶けない。
PMR
プラスチック点眼容器 5mL×1
1) Welscher YM, et al.:J Biol Chem, 2008;283:6393-6401
2) Leeuwen MR, et al.:J Appl Microbiol, 2009;106:1908-1918
3) Struyk AP, et al.:Antibiot Annu, 1957-1958;5:878-885
4) 正古良夫:J Antibiot Ser B, 1966;19:28-30
5) 三井幸彦 他:日本眼科学会雑誌, 1982;86:2213-2223
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