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劇薬
処方箋医薬品注)
ラニビズマブ(遺伝子組換え)[ラニビズマブ後続1]として0.5mg(0.05mL)を1ヵ月毎に連続3ヵ月間(導入期)硝子体内投与する。その後の維持期においては、症状により投与間隔を適宜調節するが、1ヵ月以上の間隔をあけること。
*ラニビズマブ(遺伝子組換え)[ラニビズマブ後続1]として1回あたり0.5mg(0.05mL)を硝子体内投与する。投与間隔は、1ヵ月以上あけること。
,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤は、その抗VEGF作用から潜在的に催奇形性並びに胚・胎児毒性を有する可能性が否定できない。一方、カニクイザルを用いた生殖発生毒性試験(0.125又は1.0mg/眼を両眼に器官形成期硝子体内投与)において、血清中ラニビズマブ濃度が高値を示した母動物1例でラニビズマブの胎児への移行が確認されたが、母体毒性、胎児毒性又は催奇形性は認められなかった。なお、抗VEGF作用を有する類薬(ベバシズマブ)で、ウサギの胚・胎児試験(10~100mg/kgを器官形成期静脈内投与)において、胎児体重の減少、吸収胚の増加、外形・骨格異常を有する胎児の増加が認められたとの報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行するとの報告がある1) 。授乳された乳児への影響、母乳産生及び分泌への影響は不明である。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。
網膜出血、硝子体剝離、網膜色素上皮剝離、網膜色素上皮裂孔、硝子体出血、裂孔原性網膜剝離、網膜剝離、網膜裂孔、医原性外傷性白内障、失明、眼内炎があらわれることがある。
5%以上
1~5%未満
1%未満
頻度不明
感染症
インフルエンザ
鼻咽頭炎、尿路感染
血液
貧血
精神神経系
頭痛、不安
眼障害注1):炎症
眼炎症(虹彩炎、硝子体炎、虹彩毛様体炎、ブドウ膜炎、前房蓄膿、前房の炎症)
眼障害注1):視力・視覚障害
霧視、視覚障害
視力低下、光視症、羞明
眼障害注1):眼瞼
眼瞼浮腫、眼瞼痛、眼瞼炎、眼瞼刺激
眼障害注1):結膜
結膜出血
結膜充血
結膜炎、アレルギー性結膜炎
眼障害注1):注射部
注射部位出血、注射部位疼痛、注射部位刺激感
眼障害注1):網膜
網膜障害
網膜変性
眼障害注1):硝子体
硝子体浮遊物
硝子体障害
眼障害注1):角膜
点状角膜炎
角膜擦過傷、角膜症、角膜線条、角膜浮腫
角膜沈着物
眼障害注1):その他
眼圧上昇、眼痛
眼刺激、眼の異物感、流涙増加、眼そう痒症、眼部不快感、眼充血
眼脂、眼乾燥、白内障、嚢下白内障、前房のフレア、眼出血、前房出血、虹彩癒着、後嚢部混濁
眼の異常感
呼吸器
咳嗽
消化器
悪心
過敏症注2)
蕁麻疹
そう痒症、 発疹、紅斑
筋骨格系
関節痛
国内外において過量投与された患者に、一時的な眼圧上昇、視力低下、眼痛等が認められた。
眼圧、視力等を測定し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性患者(各8例)に本剤を0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)[ラニビズマブ後続1]として0.5mg]又はルセンティス硝子体内注射用キット10mg/mLを0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]の用量で単回硝子体内投与したときの血清中薬物濃度を測定した。本剤投与時の最高濃度(Cmax)及び濃度-時間曲線下面積(AUC0-t及びAUC0-∞)は、ルセンティス硝子体内注射用キット10mg/mL投与時と同程度であった2) 。
薬剤
Cmax(ng/mL)
AUC0-t(ng∙day/mL)
AUC0-∞(ng∙day/mL)
本剤
5.75±4.22
21.5±10.2
25.8±11.9
ルセンティス硝子体内注射用キット10mg/mL
5.14±3.32
22.6±9.4
30.3±9.2
平均値±標準偏差(n=6~8)
脈絡膜新生血管を伴う日本人加齢黄斑変性患者にラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液を0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]の用量で硝子体内投与したとき、血清中薬物濃度は投与後約1日にCmax(1.86±0.61ng/mL)に到達した。血清中の消失半減期は7.9日であった3) 。海外成績の母集団薬物動態解析の結果から、硝子体中薬物濃度は、血清中薬物濃度の約90,000倍で推移し、その消失半減期は約9日と推定されている4) 。
網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫を有する患者にラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液を0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]の用量で硝子体内投与したとき、血清中薬物濃度は、加齢黄斑変性症患者と同様な推移を示した5) (外国人データ)。
糖尿病黄斑浮腫患者及び加齢黄斑変性症患者のデータを用いて母集団薬物動態解析を実施した。その結果、ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液を0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]の用量で硝子体内投与した直後では、糖尿病黄斑浮腫患者における血清中薬物濃度の中央値は加齢黄斑変性症患者より高い傾向を示したが、個々の濃度は加齢黄斑変性症患者と同様の分布であった6) (外国人データ)。
腎機能低下を伴う患者[200例中136例、軽度(CrCL50~80mL/min):93例、中等度(CrCL30~50mL/min):40例、重度(CrCL<30mL/min):3例]を含む対象集団での母集団薬物動態解析の結果から、腎機能が中等度低下した場合、ラニビズマブのクリアランスは17%低下すると推定された7) 。
中心窩下脈絡膜新生血管を伴う滲出型加齢黄斑変性患者を対象に、ルセンティス硝子体内注射用キット10mg/mLを対照とした無作為化単遮蔽(評価者遮蔽)並行群間比較試験において、本剤0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)[ラニビズマブ後続1]として0.5mg]又は対照薬0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を4週間に1回、投与開始日から投与8週までに計3回硝子体内に投与し、その後、投与12週から投与48週まで患者の症状に合わせたフレキシブル用法により、本剤を硝子体内に投与注4) した。その結果、主要評価項目である投与12週における最高矯正視力の投与開始日からの変化量は、表のとおりであり、本剤群と対照薬群との有効性の同等性が示された8) 。
薬剤(例数)
本剤(165)
対照薬(163)
群間差の点推定値(95%両側信頼区間)
最高矯正視力の投与開始日からの変化量※(文字)
7.4
8.9
-1.5(-3.2, 0.3)
※共分散分析による最小二乗平均
試験終了までに1回以上本剤が投与された328例中(先行バイオ医薬品からの切替えを含む)、副作用は29例(8.8%)に認められ、主な副作用は、眼圧上昇8例(2.4%)、網膜出血3例(0.9%)、網膜色素上皮裂孔3例(0.9%)、脳梗塞3例(0.9%)、高血圧2例(0.6%)であった。
病変サブタイプpredominantly classic型、minimally classic型又はclassic CNVを伴わないoccult型の中心窩下CNVを伴う加齢黄斑変性症患者を対象に、非遮蔽、無対照の第Ⅰ/Ⅱ相試験を実施した。41例の患者にラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を月1回、11ヵ月間(計12回)硝子体内に注射した結果、投与6ヵ月後の最高矯正視力スコアでベースラインから9.0±9.62文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間6.0~12.0文字、以下同様)の増加が認められた。また、ベースラインから投与6ヵ月後の最高矯正視力スコアの減少が、15文字未満だった患者の割合は100%(41例/41例)であった。更に、投与6ヵ月後までに増加した最高矯正視力スコアは投与12ヵ月後でも維持されており、ベースラインから10.5±11.14文字(6.9~14.0文字)の増加であった9),10),11) 。治療対象眼で発現した副作用の発現頻度は、24.4%(10例/41例)であり、主な副作用は、眼圧上昇12.2%(5例)及び眼痛7.3%(3例)であった12) 。
病変サブタイプminimally classic型又はclassic CNVを伴わないoccult型の中心窩下CNVを伴う加齢黄斑変性症患者を対象に、シャム注射注5) を対照としたランダム化二重遮蔽比較試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を月1回、23ヵ月間(計24回)硝子体内注射する群と月1回のシャム注射群を比較した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液投与により、最高矯正視力スコアは投与12ヵ月後及び投与24ヵ月後にそれぞれベースラインから7.2±14.4文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間5.4~9.1文字、以下同様)及び6.6±16.5文字(4.5~8.7文字)増加し、シャム注射群に比べて有意に改善した(p<0.0001、分散分析)。また、投与12ヵ月後の最高矯正視力スコアの減少が、ベースラインから15文字未満の患者の割合は、シャム注射群の62%(148例/238例)に対してラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液群では95%(227例/240例)と有意に高率であった(p<0.0001、Cochran x2検定)9),11) 。治療対象眼で発現した副作用の発現頻度は、ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液群で21.8%(52例/239例)であり、主な副作用は、硝子体炎6.3%(15例)、眼圧上昇5.4%(13例)、虹彩炎5.0%(12例)及び硝子体浮遊物5.0%(12例)であった12) 。
病変サブタイプpredominantly classic型の中心窩下CNVを伴う加齢黄斑変性症患者を対象にベルテポルフィンを用いた光線力学的療法(PDT)を対照としたランダム化二重遮蔽比較試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を月1回、23ヵ月間(計24回)硝子体内注射する群と、ベルテポルフィンPDTを開始時と以後は必要に応じて3ヵ月毎に実施する群を比較した。ベルテポルフィンPDT群の最高矯正視力スコアは、投与12ヵ月後及び投与24ヵ月後にそれぞれベースラインから9.5±16.4文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間–12.3~–6.8文字、以下同様)及び9.8±17.6文字(–12.7~–6.9文字)減少したのに対して、ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液の投与により、最高矯正視力スコアは投与12ヵ月後及び投与24ヵ月後にそれぞれベースラインから11.3±14.6文字(8.9~13.8文字)及び10.7±16.5文字(7.9~13.5文字)増加し、ベルテポルフィンPDT群に比べて有意に改善した(p<0.0001、分散分析)。また、投与12ヵ月後の最高矯正視力スコアの減少が、ベースラインから15文字未満の患者の割合は、ベルテポルフィンPDT群の64%(92例/143例)に対してラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液群では96%(134例/139例)であった。この両群の割合の差に関する片側信頼区間の下限値24.5%は、事前に定めた非劣性限界値–7.0%を大きく上回り、ベルテポルフィンPDT群に対する非劣性が確認された(p<0.0001、正規近似による片側検定)9),10),11) 。治療対象眼で発現した副作用の発現頻度は、ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液群で13.6%(19例/140例)であり、主な副作用は、虹彩炎5.0%(7例)及び眼圧上昇5.0%(7例)であった12) 。
中心窩下CNV(classic型の有無を問わない)を伴う加齢黄斑変性症患者を対象にシャム注射注5) を対照としたランダム化二重遮蔽比較試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]の硝子体内注射又はシャム注射を月1回計3回実施し、その後は3ヵ月に1回実施した。投与12ヵ月後の最高矯正視力スコアは、ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液の投与によりベースラインから0.2±13.1文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間–3.5~3.2文字、以下同様)の減少であったが、16.3±22.3文字(–21.9~–10.7文字)減少したシャム注射群に比べて、スコアの減少は有意に抑制された(p<0.0001、分散分析)。また、投与12ヵ月後の最高矯正視力スコアの減少が、ベースラインから15文字未満の患者の割合はシャム注射群の49%(31例/63例)に対してラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液群では90%(55例/61例)と有意に高率であった(p<0.0001、Cochran x2検定)9),10),11) 。治療対象眼で発現した副作用の発現頻度は、ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液群で9.8%(6例/61例)であり、主な副作用は、眼圧上昇3.3%(2例)であった12) 。
網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)に伴う黄斑浮腫を有する患者263例を対象に、シャム注射注5) を対照としたランダム化二重遮蔽試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]群(以下、ラニビズマブ群)をシャム注射群と比較した。ラニビズマブ群では、投与開始5ヵ月後までは月1回、計6回硝子体内注射し、投与開始6ヵ月後以降は視力及び中心領域網膜厚に基づいて注6) 必要に応じて硝子体内注射した。ラニビズマブ群における12ヵ月間の注射回数は8.4±2.4回(平均値±標準偏差、最少1回~最多12回)であった。シャム注射群は、投与開始5ヵ月後まではシャム注射を、投与開始6ヵ月後以降は視力及び中心領域網膜厚に基づいて必要に応じてラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を硝子体内注射した。シャム注射群で6ヵ月後以降にラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液による治療を受けた患者における注射回数は4.1±1.7回(平均値±標準偏差、最少1回~最多6回)であった。また、いずれの治療群でも投与開始3ヵ月後以降はレスキュー治療としてレーザー網膜光凝固療法を許容した。シャム注射群の投与開始6ヵ月後の最高矯正視力スコアの平均変化量はベースラインから7.3±13.0文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間5.1~9.5文字、以下同様)の増加であったのに対して、ラニビズマブ群では18.3±13.2文字(16.0~20.6文字)の増加であり、ラニビズマブ群はシャム注射群と比べて有意な増加であった(p<0.0001、分散分析)。また、投与開始12ヵ月後の最高矯正視力スコアのベースラインからの平均変化量は、投与開始6ヵ月後にシャム注射からラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液に切り替えた群で12.1±14.4文字(9.6~14.6文字)、ラニビズマブ群で18.3±14.6文字(15.8~20.9文字)の増加であった13),14),15) 。治療対象眼で発現した副作用発現頻度は、ラニビズマブ群で37.7%(49例/130例)であり、主な副作用は、結膜出血24.6%(32例/130例)及び眼痛13.8%(18例/130例)であった16) 。
網膜中心静脈閉塞症(CRVO)に伴う黄斑浮腫を有する患者260例を対象に、シャム注射注5) を対照としたランダム化二重遮蔽試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]群(以下、ラニビズマブ群)をシャム注射群と比較した。ラニビズマブ群では、投与開始5ヵ月後までは月1回、計6回硝子体内注射し、投与開始6ヵ月後以降は視力及び中心領域網膜厚に基づいて注6) 必要に応じて硝子体内注射した。ラニビズマブ群における12ヵ月間の注射回数は8.9±2.7回(平均値±標準偏差、最少1回~最多12回)であった。シャム注射群は、投与開始5ヵ月後まではシャム注射を、投与開始6ヵ月後以降は視力及び中心領域網膜厚に基づいて必要に応じてラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を硝子体内注射した。シャム注射群で6ヵ月後以降にラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液による治療を受けた患者における注射回数は4.4±1.7回(平均値±標準偏差、最少1回~最多6回)であった。シャム注射群の投与開始6ヵ月後の最高矯正視力スコアの平均変化量はベースラインから0.8±16.2文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間−2.0~3.6文字、以下同様)の増加であったのに対して、ラニビズマブ群では14.9±13.2文字(12.6~17.2文字)の増加であり、ラニビズマブ群はシャム注射群と比べて有意な増加であった(p<0.0001、分散分析)。また、投与開始12ヵ月後の最高矯正視力スコアのベースラインからの平均変化量は、投与開始6ヵ月後にシャム注射からラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液に切り替えた群で7.3±15.9文字(4.5~10.0文字)、ラニビズマブ群で13.9±14.2文字(11.5~16.4文字)の増加であった13),14),17) 。治療対象眼で発現した副作用発現頻度は、ラニビズマブ投与群で33.3%(43例/129例)であり、主な副作用は、結膜出血22.5%(29例/129例)、眼痛14.7%(19例/129例)及び眼刺激6.2%(8例/129例)であった18) 。
網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫を有する日本人患者(BRVO患者15例、CRVO患者16例)を対象に、無対照、非遮蔽の第Ⅲ相試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を月1回、連続3回(投与開始時、1ヵ月後、2ヵ月後)硝子体内注射した。投与開始1~3ヵ月後における最高矯正視力スコアのベースラインからの期間平均変化量は、BRVO患者で11.3±11.0文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間5.2~17.4文字、以下同様)の増加、CRVO患者で6.7±10.2文字(1.3~12.2文字)の増加と、それぞれベースラインから有意に増加した(BRVO患者p=0.001、CRVO患者p=0.019、t検定)。また、投与開始3ヵ月後の最高矯正視力スコアのベースラインからの平均変化量は、BRVO患者で12.8±12.1文字(6.1~19.5文字)の増加、CRVO患者で9.1±10.5文字(3.5~14.6文字)の増加であった19),20)。治療対象眼で発現した副作用発現頻度は、32.3%(10例/31例)であり、副作用は、結膜出血19.4%(6例/31例)、点状角膜炎12.9%(4例/31例)及び眼圧上昇6.5%(2例/31例)であった21) 。
病的近視におけるCNVを有する患者(最大の解析対象集団:276例)を対象に、ベルテポルフィンPDT(本適応は国内未承認)を対照としたランダム化二重遮蔽比較試験を実施した。「視力安定化の基準注7) 」に基づいてラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を硝子体内注射する群(ラニビズマブⅠ群)、及び「疾患の活動性の基準注8) 」に基づいてラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]を硝子体内注射する群(ラニビズマブⅡ群)をベルテポルフィンPDT群と比較した。ラニビズマブⅠ群では、投与開始時及び1ヵ月後にラニビズマブ(遺伝子組換え)を連続2回硝子体内注射し、投与開始2ヵ月後以降は「視力安定化の基準」に基づいて硝子体内注射した。ラニビズマブⅠ群における12ヵ月間の注射回数は4.6±2.6回(平均値±標準偏差、最少1回~最多11回)であった。ラニビズマブⅡ群では、投与開始時にラニビズマブ(遺伝子組換え)を硝子体内注射し、投与開始1ヵ月後以降は「疾患の活動性の基準」に基づいて硝子体内注射した。ラニビズマブⅡ群における12ヵ月間の注射回数は3.5±2.9回(平均値±標準偏差、最少1回~最多12回)であった。ベルテポルフィンPDT群では、投与開始時にベルテポルフィンPDTを実施し、投与開始3ヵ月後以降はラニビズマブ(遺伝子組換え)0.5mgを併用、あるいはラニビズマブ(遺伝子組換え)0.5mgに変更することも可とした。ベルテポルフィンPDT[ラニビズマブ(遺伝子組換え)0.5mg投与]群における12ヵ月間のラニビズマブ(遺伝子組換え)注射回数は2.3±2.6回(平均値±標準偏差、最少0回~最多9回)(3ヵ月以降のみ)であった。投与開始1~3ヵ月後における最高矯正視力スコアのベースラインからの期間平均変化量は、ベルテポルフィンPDT群で2.2±9.5文字(平均値±標準偏差、以下同様)の増加であったのに対して、ラニビズマブⅠ群では10.5±8.2文字、ラニビズマブⅡ群では10.6±7.3文字の増加であり、ベルテポルフィンPDT群に比べてラニビズマブⅠ群及びラニビズマブⅡ群で有意に増加した(p<0.00001、Cochran-Mantel-Haenszel検定)。また、投与開始12ヵ月後の最高矯正視力スコアのベースラインからの平均変化量は、ベルテポルフィンPDT群で9.3±11.3文字、ラニビズマブⅠ群で13.8±11.4文字、ラニビズマブⅡ群で14.4±10.2文字の増加であった。同試験において、日本人患者[最大の解析対象集団:50例(ラニビズマブⅠ群:21例、ラニビズマブⅡ群:20例、ベルテポルフィンPDT群:9例)]の投与開始1~3ヵ月後における最高矯正視力スコアのベースラインからの期間平均変化量は、ベルテポルフィンPDT群で2.5±8.2文字(平均値±標準偏差、以下同様)の増加であったのに対して、ラニビズマブⅠ群では12.7±8.7文字、ラニビズマブⅡ群では11.9±5.1文字の増加であった。また、投与開始12ヵ月後の最高矯正視力スコアのベースラインからの平均変化量は、ベルテポルフィンPDT群で10.9±9.7文字、ラニビズマブⅠ群で15.7±12.1文字、ラニビズマブⅡ群で15.5±8.4文字の増加であった22),23),24) 。治療対象眼で発現した副作用の発現頻度は、ラニビズマブI群で24.5%(26例/106例)、ラニビズマブⅡ群で20.3%(24例/118例)であり、主な副作用は、ラニビズマブI群で結膜出血9.4%(10例)、及びラニビズマブⅡ群で結膜出血8.5%(10例)であった。日本人患者の治療対象眼で発現した副作用の発現頻度は、ラニビズマブI群で57.1%(12例/21例)、ラニビズマブⅡ群で30.0%(6例/20例)であった。主な副作用は、ラニビズマブI群で結膜出血28.6%(6例)及び点状角膜炎23.8%(5例)、ラニビズマブⅡ群で結膜出血及び点状角膜炎であり、いずれも10.0%(2例)であった25) 。
糖尿病黄斑浮腫(DME)アジア人患者(日本人を含む)396例を対象にレーザー網膜光凝固療法を対照としたランダム化二重遮蔽比較試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]群(以下、ラニビズマブ群)、並びにラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]及びレーザー網膜光凝固療法併用群(以下、併用群)を、レーザー網膜光凝固療法群と比較した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]の硝子体内注射は月1回投与で開始し、個別の患者で月1回測定した視力が連続3回安定となった場合は投与を中断し、DME進行による視力低下が認められた場合に月1回投与を再開した。併用群及びレーザー網膜光凝固療法群のレーザー網膜光凝固療法は開始時に1回実施し、以後は必要に応じて実施した。レーザー網膜光凝固療法群の投与開始1~12ヵ月後までの最高矯正視力スコアの期間平均変化量は、ベースラインから1.4±6.49文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間0.2~2.5文字、以下同様)の増加であったのに対して、ラニビズマブ群では5.9±6.02文字(4.8~6.9文字)の増加、併用群では5.7±7.20文字(4.4~6.9文字)の増加であった。同試験において、日本人患者[最大の解析対象集団:151例(ラニビズマブ群:51例、併用群:50例、レーザー網膜光凝固療法群:50例)]の投与開始1~12ヵ月後における最高矯正視力スコアのベースラインからの期間平均変化量は、レーザー網膜光凝固療法群で0.2±5.49文字(平均値±標準偏差、以下同様)の増加であったのに対して、ラニビズマブ群では6.1±5.74文字、併用群では6.7±6.65文字の増加であった26),27) 。治療対象眼で発現した副作用発現頻度は、ラニビズマブ群で17.3%(23例/133例)、併用群で18.9%(25例/132例)であり、主な副作用は、ラニビズマブ群で結膜出血9.8%(13例/133例)、併用群で結膜出血9.1%(12例/132例)であった。日本人患者の治療対象眼で発現した副作用の発現頻度は、ラニビズマブ群で25.5%(13例/51例)、併用群で26.9%(14例/52例)であり、主な副作用は、ラニビズマブ群で結膜出血17.6%(9例/51例)及び硝子体浮遊物5.9%(3例/51例)、併用群で結膜出血13.5%(7例/52例)、硝子体浮遊物11.5%(6例/52例)及び眼充血5.8%(3例/52例)であった28) 。
DMEの外国人患者345例を対象にレーザー網膜光凝固療法を対照としたランダム化二重遮蔽比較試験を実施した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]群(以下、ラニビズマブ群)、並びにラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]及びレーザー網膜光凝固療法併用群(以下、併用群)を、レーザー網膜光凝固療法群と比較した。ラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内注射液0.05mL[ラニビズマブ(遺伝子組換え)として0.5mg]の硝子体内注射は月1回投与で開始し、個別の患者で月1回測定した視力が連続3回安定となった場合は投与を中断し、DME進行による視力低下が認められた場合に月1回投与を再開した。併用群及びレーザー網膜光凝固療法群のレーザー網膜光凝固療法は開始時に1回実施し、以後は必要に応じて実施した。レーザー網膜光凝固療法群の投与開始1~12ヵ月後までの最高矯正視力スコアの期間平均変化量は、ベースラインから0.8±8.56文字(平均値±標準偏差、95%信頼区間-0.8~2.4文字、以下同様)の増加であったのに対して、ラニビズマブ群では6.1±6.43文字(4.9~7.3文字)の増加、併用群では5.9±7.92文字(4.4~7.3文字)の増加であり、レーザー網膜光凝固療法群に比べてそれぞれ有意な増加であった(p<0.0001、Cochran-Mantel-Haenszel検定)26),27) 。治療対象眼で発現した副作用発現頻度は、ラニビズマブ群で24.3%(28例/115例)、併用群で22.5%(27例/120例)であり、主な副作用は、ラニビズマブ群で眼痛10.4%(12例/115例)、結膜出血及び結膜充血7.0%(8例/115例)、併用群で眼痛8.3%(10例/120例)、結膜出血7.5%(9例/120例)及び眼の異物感5.8%(7例/120例)であった28) 。
ラニビズマブ(遺伝子組換え)は、VEGFに対するヒト化モノクローナル抗体のFab断片であり、CNVの形成及び血管からの漏出に重要な役割を果たしているVEGFを阻害する。
本剤のVEGF-A165及びVEGF-A121に対する結合親和性はルセンティス硝子体内注射液10mg/mLと同程度であった29) 。
本剤の各種VEGFファミリー(ヒトVEGF-A165、マウスVEGF-A164、ヒトVEGF-B、ヒトVEGF-C、ヒトVEGF-D、ヒトPlGF-2、マウスPlGF)に対する結合選択性はルセンティス硝子体内注射液10mg/mLと同程度であった30) 。
ラニビズマブ(遺伝子組換え)は、VEGFの2種のアイソフォーム(VEGF121及びVEGF165)及びプラスミン分解産物で生物活性を有するVEGF110に結合親和性を示した32) (in vitro)。また、VEGFによって誘発される血管内皮細胞(ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC))の増殖及び血管内皮細胞からの組織因子産生を抑制した32),33) (in vitro)。更に、モルモットの血管透過性皮膚モデルにおいてVEGFによる血管透過性を抑制した32) (in vivo)。ラニビズマブ(遺伝子組換え)は、抗体のFc領域を持たないため補体C1q及びFcγ受容体に結合しなかった34) (in vitro)。
レーザー誘発CNVモデルに対するラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内投与時の作用をフルオレセイン蛍光眼底造影法を用いて、レーザー照射の3週間前から2週間に1回の投与による予防的効果、及びレーザー照射の3週間後から2週間に1回の投与による治療効果をそれぞれ検討した。いずれの場合も0.5mgのラニビズマブ(遺伝子組換え)によりCNV形成及び血管外漏出が抑制された35) 。更に、光線力学的療法(PDT)と2.0mgのラニビズマブ(遺伝子組換え)硝子体内投与(初回0.5mg)の併用により、PDT単独時と比較して優れたCNVからの血管外漏出抑制作用を示した。なお、投与スケジュール(1週間毎に交互に治療及び2週間毎に同一日に治療)による効果の違いは認められなかった36) 。
ラニビズマブ(遺伝子組換え)[ラニビズマブ後続1]Ranibizumab(Genetical Recombination)[Ranibizumab Biosimilar 1]〔JAN〕
C2158H3282N562O681S12
48,379.29
ラニビズマブ[ラニビズマブ後続1](以下、ラニビズマブ後続1)は、遺伝子組換えヒト化モノクローナル抗体のFab断片であり、マウス抗ヒト血管内皮増殖因子(VEGF)抗体の相補性決定部、ヒトフレームワーク部及びヒトIgG1の定常部からなる。ラニビズマブ後続1は、231個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ1鎖)断片及び214個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)から構成されるタンパク質である。
外箱開封後は遮光して保存すること。
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1キット
1) Juncal VR,et al.:Ophthalmology,2020;127:278-280
2) 社内資料:国内第Ⅲ相試験(承認年月日:2021年9月27日、CTD2.7.2.2)
3) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:臨床薬理の概要(1201試験 薬物動態)(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.7.2.2)
4) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:臨床薬理の概要(母集団薬物動態解析)(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.7.2.3)
5) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:臨床薬理の概要(薬物動態の比較)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.2.3)
6) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:臨床薬理の概要(薬物動態の比較)(承認年月日:2014年2月21日、申請資料概要2.7.2.3)
7) Xu Lu,et al.:Invest Ophthalmol Vis Sci,2013;54:1616-1624
8) 社内資料:国内第Ⅲ相試験(承認年月日:2021年9月27日、CTD2.7.6.1)
9) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:臨床的有効性の概要(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.7.3.2)
10) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:臨床的有効性の概要(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.7.3.3)
11) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:有効性及び安全性試験(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.7.6.4)
12) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:臨床的安全性の概要(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.7.4.2)
13) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:海外第Ⅲ相試験(FVF4165g試験及びFVF4166g試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.3.1)
14) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:海外第Ⅲ相試験(承認年月日:2013年8月20日、審査報告書)
15) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:海外第Ⅲ相試験(FVF4165g試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.3.3)
16) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:海外第Ⅲ相試験(FVF4165g試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.6.6)
17) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:海外第Ⅲ相試験(FVF4166g試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.3.3)
18) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:海外第Ⅲ相試験(FVF4166g試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.6.6)
19) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国内第Ⅲ相試験(E2301試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.3.1)
20) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国内第Ⅲ相試験(E2301試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.3.3)
21) *ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国内第Ⅲ相試験(E2301試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.4.2)
22) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国際共同第Ⅲ相試験(F2301試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.3.1)
23) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国際共同第Ⅲ相試験(F2301試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.3.3)
24) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国際共同第Ⅲ相試験(承認年月日:2013年8月20日、審査報告書)
25) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国際共同第Ⅲ相試験(F2301試験)(承認年月日:2013年8月20日、申請資料概要2.7.4.2)
26) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国際共同第Ⅲ相試験(D2303試験及びD2301試験)(承認年月日:2014年2月21日、申請資料概要2.7.3.1)
27) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国際共同第Ⅲ相試験(D2303試験及びD2301試験)(承認年月日:2014年2月21日、申請資料概要2.7.3.3)
28) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:国際共同第Ⅲ相試験(D2303試験及びD2301試験)(承認年月日:2014年2月21日、申請資料概要2.7.4.2)
29) 社内資料:表面プラズモン法(承認年⽉⽇:2021年9月27日、CTD2.6.2.2)
30) 社内資料:VEGFファミリーに対する結合特異性(承認年⽉⽇:2021年9月27日、CTD2.6.2.2)
31) 社内資料:VEGFで誘導されたHUVECの増殖に対する阻害作用(承認年⽉⽇:2021年9月27日、CTD2.6.2.2)
32) Lowe J,et al.:Exp Eye Res,2007;85:425-430
33) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:HUVECにおける組織因子発現阻害作用(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.4.3.1)
34) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:ヒト補体C1q及びFcガンマ受容体に対するラニビズマブの非結合性(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.4.3.1)
35) Krzystolik MG,et al.:Arch Ophthalmol,2002;120:338-346
36) ルセンティス硝子体内注射液2.3mg/0.23mL:ラニビズマブ投与とベルテポルフィンPDTとの併用療法の効果(承認年月日:2009年1月21日、申請資料概要2.6.2.2)
千寿製薬株式会社 カスタマーサポート室
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大阪市中央区道修町四丁目1番1号
『ラニビズマブBS硝子体内注射用キット10mg/mL「センジュ」』には、プレフィルドシリンジキットが入っています。別途30ゲージの眼科用針をご用意ください。
1. シリンジをブリスター包装から取り出します。
2. シリンジからトップキャップを少しひねりながら取り外します。
3. 30ゲージの眼科用針をシリンジの先端(ルアーロック)にねじってしっかりと装着します。
4. 注意しながら30ゲージの眼科用針のキャップをはずします。
5. 注射針の先端を上に向けて持ち、シリンジを指で軽くたたき気泡を上端まで移動させます。 無菌状態を保つため、プランジャーを引き戻さないでください。
6. 気泡と余剰薬液を排出し、注射液が0.05mLになるように、ガスケット先端のドーム部分の底面がシリンジに印字された標線(0.05mLに相当)に並ぶまでゆっくりとプランジャーを押します。
これで投与準備は完了です。【注意】この後、注射針を拭かないでください。(汚染を防ぐため)
全量投与禁止
投与量には十分ご注意ください。投与前にガスケット先端のドーム部分の底面をシリンジに印字された標線(0.05mLに相当)に合わせ、投与量を確認してください。
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