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白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬
1日1回患部に塗布する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
0.1~5%未満
0.1%未満
皮膚
接触性皮膚炎、そう痒症、発赤、紅斑、刺激感、疼痛、小水疱性皮疹
皮膚炎、自家感作性皮膚炎、潮紅
健康成人の背部皮膚にゼフナートクリーム2% 5gを単回又は7日間塗布し、未変化体をガスクロマトグラフ法により経時的に測定(検出限界:1ng/mL)した結果、単回塗布では、塗布後336時間までの血漿中、尿中に検出されなかった。7日間塗布においても同様であった1)。
足白癬、体部白癬、股部白癬に対して本剤(クリーム剤)を1日1回塗布した前期臨床第Ⅱ相試験の結果は以下のとおりであった2)。
疾患名
有効率(%)
有効例数/評価例数
足白癬
76.4
55/72
体部白癬
94.7
18/19
股部白癬
95.0
19/20
安全性評価症例122例(足79例、体部21例、股部22例)のうち、副作用は2例(1.6%)に認められた。発現した副作用はいずれも接触性皮膚炎であった。
足白癬、体部白癬、股部白癬に対して本剤(クリーム剤)を1日1回塗布した後期臨床第Ⅱ相試験(無作為化並行用量反応試験)の結果は以下のとおりであった3)。
80.4
86/107
94.1
48/51
38/40
安全性評価症例254例(足134例、体部64例、股部56例)のうち、副作用は4例(1.6%)に認められた。発現した副作用は接触性皮膚炎1例(0.4%)、皮膚炎1例(0.4%)、刺激感1例(0.4%)、発赤・掻痒1例(0.4%)であった。
足白癬、体部白癬、股部白癬に対して本剤(クリーム剤)または対照薬(ビホナゾール)を1日1回塗布した二重盲検無作為化比較試験の結果は以下のとおりであり、両群に統計学的な有意差はなかった4)。
リラナフタート群
対照薬群
81.0
115/142
80.6
112/139
85.3
64/75
81.6
62/76
89.8
53/59
97.0
65/67
リラナフタート群の安全性評価症例319例(足172例、体部81例、股部66例)のうち、副作用は5例(1.6%)に認められ、主な副作用は接触性皮膚炎3例(0.9%)であった。
足白癬、体部白癬、股部白癬に対して本剤(クリーム剤)を1日1回塗布した第Ⅲ相一般臨床試験の結果は以下のとおりであった5)。
68.6
94/137
85.2
52/61
32/34
安全性評価症例299例(足183例、体部73例、股部43例)のうち、副作用は3例(1.0%)に認められた。発現した副作用はいずれも接触性皮膚炎であった。
足白癬、体部白癬、股部白癬に対して本剤(クリーム剤)を1日1回塗布した第Ⅲ相一般臨床試験の結果は以下のとおりであった6)。
78.9
75/95
85.7
48/56
97.5
39/40
安全性評価症例240例(足126例、体部63例、股部51例)のうち、副作用は7例(2.9%)に認められ、主な副作用は接触性皮膚炎4例(1.7%)であった。
股部白癬に対して本剤(クリーム剤)または対照薬(ビホナゾール)を1日1回塗布した二重盲検無作為化比較試験の結果は以下のとおりであった7)。
98.7
76/77
91.3
84/92
p値
0.041(Fisher検定)
リラナフタート群の安全性評価症例115例のうち、副作用は6例(5.2%)に認められ、主な副作用は接触性皮膚炎3例(2.6%)であった。
足白癬に対して本剤(クリーム剤又は液剤)を1日1回塗布し、液剤のクリーム剤に対する非劣性を確認した非盲検群間比較試験の結果は以下のとおりであった8)。
クリーム剤
液剤
94.9
130/137
131/135
安全性評価症例290例のうち、副作用は7例(2.4%)に認められ、主な副作用は接触性皮膚炎3例(1.0%)、紅斑3例(1.0%)であった。
リラナフタートは真菌細胞のスクワレン・エポキシ化反応を阻害し、細胞膜構成成分であるエルゴステロールの生合成阻害により抗真菌作用を発揮する9)。
菌種(株数)
MIC(MIC90)†(μg/mL)
Trichophyton rubrum(57)
0.009~0.078(0.078)
Trichophyton mentagrophytes(23)
0.004~0.078(0.039)
Trichophyton tonsurans(2)
0.019, 0.039
Microsporum canis(18)
0.009~0.078(0.019)
Epidermophyton floccosum(14)
0.009~0.156(0.039)
†( )は使用した菌株数の90%以上を発育阻止した濃度
リラナフタート(Liranaftate)(JAN)
O-(5,6,7,8-tetrahydronaphthalen-2-yl) N-(6-methoxypyridin-2-yl)-N-methylcarbamothioate
C18H20N2O2S(328.43)
リラナフタートは白色~帯黄白色の結晶で、においはない。アセトンに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、メタノール、エタノール(99.5)又はヘキサンに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
98.5~100.5℃
5.19以上(オクタノール/水)
チューブ[10g×10、10g×50]
ガラス瓶[10mL×10]
1) 伊藤正俊 ほか:薬理と治療.1992;20:4501-4508
2) 高橋 久 ほか:薬理と治療.1992;20:4759-4768
3) 高橋 久 ほか:西日本皮膚科.1993;55:735-746
4) 高橋 久 ほか:西日本皮膚科.1993;55:747-758
5) 高橋 久 ほか:西日本皮膚科.1993;55:759-770
6) 高橋 久 ほか:薬理と治療.1993;21:3273-3286
7) 高橋 久 ほか:西日本皮膚科.2000;62:788-802
8) 種田明生 ほか:西日本皮膚科.2007;69:300-308
9) Morita T, et al.:J.Med.Veter.Mycol.1989;27:17-25
10) Iwata K, et al.:Antimicrob.Agents Chemother.1989;33:2118-2125
11) 奥 幸夫 ほか:日本医真菌学会雑誌.1993;34:185-192
12) 井上恒男 ほか:日本医真菌学会雑誌.1993;34:193-197
13) 川手 喬 ほか:全薬工業研究報告「M-732の抗真菌活性に関する研究-実験的白癬菌感染に対する予防効果の検討」[未発表]
14) Osumi M, et al.:Chemotherapy.1993;41:555-567
15) Iwata K, et al.:Chemotherapy.1990;38:435-443
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