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処方箋医薬品注)
脳腫瘍時の脳圧降下、頭部外傷に起因する脳圧亢進時の脳圧降下、腎・尿管結石時の利尿、緑内障の眼圧降下、メニエール病
脳圧降下、眼圧降下、及び利尿を目的とする場合には、通常成人1日量70~140mLを2~3回に分けて経口投与する。症状により適宜増量する。必要によって冷水で2倍程度に希釈して経口投与する。
メニエール病の場合には、1日体重当り1.5~2.0mL/kgを標準用量とし、 通常成人1日量90~120mLを毎食後3回に分けて経口投与する。症状により適宜増減する。必要によって冷水で2倍程度に希釈して経口投与する。
本剤の利尿作用により症状を悪化させることがある。
浸透圧利尿作用のため循環血液量が増大し、心臓に負担をかけることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
発疹、呼吸困難、血圧低下、動悸等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
0.1~5%未満
頻度不明
消化器
嘔気、悪心、下痢、嘔吐、食欲不振
精神神経系
不眠、頭痛
過敏症
発疹、紅斑
電解質
電解質異常(長期連用による)
分包品は服用直前まで開封しないこと。服用後の残液は廃棄し、保存しないこと。
健康成人男性3例にイソソルビドシロップ70%30mLを単回経口投与したとき、半減期(T1/2)は6.84±0.17時間(Mean±S.D.、以下同様)、血清中薬物濃度-時間曲線下面積(AUC)は4.61±0.47mg・hr/mL、体内平均滞留時間(MRT)は10.68±0.80時間、分布容積(Vd)は0.66±0.03L/kgであった1)。
健康成⼈男性にイソソルビド内⽤液70%「CEO」とイソバイドシロップ70%それぞれ30mL(イソソルビドとして21g)をクロスオーバー法により絶⾷単回経⼝投与して⾎漿中イソソルビド濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を⾏った結果、両剤の⽣物学的同等性が確認された2) 。
投与量
AUC(μg・hr/mL)
Cmax(μg/mL)
Tmax(hr)
イソソルビド内用液70%「CEO」
30mL
5812.83±631.00
933.08±146.46
0.55±0.16
イソバイドシロップ70%
5653.66±485.62
848.77±146.27
0.61±0.18
(Mean±S.D., n=16)
健康成人男性3例にイソソルビドシロップ70%30mLを単回経口投与したとき、投与24時間後には投与量の約80%が未変化体で尿中に排泄された1)。
メニエール病患者にイソソルビドシロップ70%1日30~140mL注1)を4~449日間経口投与した臨床試験(二重盲検試験を含む)の結果、有用率は有用以上40.2%(86/214例)、やや有用以上66.4%(142/214例)であった。副作用は20/214例(9.3%)に認められ、主な副作用は頭痛4例(1.9%)、胃のもたれ(胃もたれ感)3例(1.4%)、嘔気3例(1.4%)、不眠3例(1.4%)であった3),4),5)。
体内でほとんど代謝を受けないため、濃厚液を大量に投与すると組織中の水分を血液中に移動させる。腎糸球体で容易にろ過され、糸球体ろ過量(GFR)を増加させる。尿細管で再吸収されないため、尿細管腔内の浸透圧が上昇し、水の再吸収が抑制される。その結果、電解質及び水の排泄が増加し、組織中の水分量が減少するため、頭蓋内圧や眼圧が低下する6)。
イヌにイソソルビドを経口投与(1~2g/kg)したところ、30分で尿量が増大した7)。
イヌ(n=9)にイソソルビドを経口投与(3g/kg)したところ、脳脊髄圧は平均36%低下し、1~1.5時間後に最低値に達した8)。
家兎にイソソルビドを経口投与(2g/kg)したところ、眼圧は45分後に最低値に達した9)。
内リンパ水腫モルモットにイソソルビドを頸静脈投与(1.6mL/kg(85w/v%))したところ、内リンパ圧は5~10分でほぼ0に近い低下を示した10)。
イソソルビド(Isosorbide)(JAN)
1,4:3,6-Dianhydro-D-glucitol
C6H10O4
146.14
白色の結晶又は塊で、においはないか、又は僅かに特異なにおいがあり、味は苦い。水又はメタノールに極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくい。吸湿性である。
500mL×1[プラスチック瓶]
30mL×42[分包]
1) 脇屋義文 他:病院薬学. 1996;22(2):145-148
2) 社内資料:生物学的同等性試験
3) 北原正章 他:薬理と治療. 1986;14(2):1055-1066
4) 北原正章 他:薬理と治療. 1987;15(7):2975-2990
5) 北原正章 他:耳鼻と臨床. 1986;32(1):44-92
6) 第十五改正日本薬局方解説書. 廣川書店. 2006;C-423-427
7) Shinaberger, JH. et al.:J Pharmacol Exp Ther. 1967;158(3):460-470
8) Wise, BL. et al.:J Neurosurg. 1966;25(2):183-188
9) Becker, B. et al.:Arch Ophthalmol. 1967;78(2):147-150
10) 松原秀春:薬理と治療. 1985;13(9):5087-5090
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