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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
内耳及び中枢障害による耳鳴
通常成人1回2錠、1日3回食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
肝臓
アレルギー性の肝障害
過敏症
発疹
循環器
心悸亢進、血圧上昇
精神神経系
めまい、ねむけ、頭痛
消化器
便秘、口渇、食欲不振、胸やけ、心窩部痛
その他
顔面潮紅、発汗
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
各種疾患に由来する成人の耳鳴り患者110例を対象にして実施したニコチン酸アミド錠を対照薬とした二重盲検試験において、2週間服用後の有効率は本剤投与群で67.3%(37/55例)、対照群で50.9%(28/55例)であり、本剤は対照薬と比較して有意に高い有効率を示した。副作用発現率は、本剤投与群で10.9%(6/55例)、対照群で7.3%(4/55例)であった。主な副作用は食欲不振、胸やけが各2例、動悸とめまいが各1例であった。対照群では食欲不振が2例、胸やけ、動悸が各1例であった1) 。
本剤は内耳蝸牛の血流改善及び内耳血管条カリウムの変動の予防により耳鳴りを改善すると考えられる2),3),4),5) 。
ペントバルビタール麻酔したモルモットにパパベリン塩酸塩40mg/kg及びニコチン酸12mg/kgの腹腔内投与により蝸牛放射状細動脈枝の血流速度の速やかな上昇が認められた2) 。また、パパベリン塩酸塩1mg/kgの静脈内投与により蝸牛血流量の著明な増大を示した3),4) 。
騒音暴露したモルモットにニコチン酸アミド1日25mgを5日間投与後血管条カリウム値を測定した結果、内耳血管条カリウムの騒音刺激による変動に対して著明な予防効果を示した5) 。
ニコチン酸アミド(Nicotinamide)
Pyridine-3-carboxamide
C6H6N2O
122.12
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。本品は水又はエタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくい。
128~131℃
パパベリン塩酸塩 (Papaverine Hydrochloride)
6,7-Dimethoxy-1-(3,4-dimethoxybenzyl)isoquinoline monohydrochloride
C20H21NO4・HCl
375.85
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。本品は水又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、無水酢酸又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
*PTPシートから取り出した後は、湿気を避けて遮光して保存すること。光により経時的に着色する。
*100錠 [10錠(PTP)×10]1000錠 [10錠(PTP)×100]
1) 河村正三:Therapeutic Research 1986;4(3):581-588
2) 松山真一:日本耳鼻咽喉科学会会報 1970;73:10-25
3) 菅 文朗:日本耳鼻咽喉科学会会報 1970;73:145-153
4) 菅 文朗:Audiology 1970;13:154-163
5) 原田好雄:耳鼻と臨床 1964;10(補冊1):1-17
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