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(1)ニコチン酸欠乏症の予防及び治療(ペラグラなど)、ニコチン酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
(2)下記の疾患のうちニコチン酸の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合口角炎、口内炎、舌炎、接触皮膚炎、急・慢性湿疹、光線過敏性皮膚炎、メニエル症候群、末梢循環障害(レイノー病、四肢冷感、凍瘡、凍傷)、耳鳴、難聴(2)の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ニコチン酸アミドとして通常成人 1日 25~200mg を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
妊娠又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
ニコチン酸アミドはニコチン酸とともにNAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)、NADP(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド・リン酸エステル)に組み込まれ、脱水素酵素の補酵素として広く生体内の酸化還元反応にあずかる1),2),3) 。基質となる化合物はアルコール、各種の有機酸、アミノ酸、糖、脂質等極めて広範囲にわたり4) 細胞の酸化還元反応に不可欠である。ニコチン酸アミドはペラグラと関係の深い多くの皮膚疾患(口角炎、口内炎、舌炎、急・慢性湿疹、接触皮膚炎、光線過敏性皮膚炎)の治療に用いられる5),6) 。また細胞の酸化還元反応に不可欠であることから、末梢循環障害(レイノー病、四肢冷感、凍瘡、凍傷)に、更に内耳の迷路細胞の呼吸機能を賦活することから、耳鳴、難聴の治療に用いられる7),8) 。
ニコチン酸アミド(Nicotinamide)
Pyridine-3-carboxamide
C6H6N2O
122.12
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。本品は水又はエタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくい。
128~131℃
内袋開封後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
500g
1) Dietrich, L. S. et al.:J. Vitaminol. 1968;14:123-129
2) Preiss, J. et al.:J. Biol. Chem. 1958;233:488-492
3) Streffer, C. et al.:Europ. J. Biochem. 1971;21:357-362
4) 大西 豊 ほか:化学の領域 1974;28:289-297, 380-390
5) 平田欣一:臨皮泌 1953;7:593-596
6) 斉藤忠夫 ほか:皮膚と泌尿 1957;19:6-17
7) 原田好雄:耳鼻と臨床 1964;10(補冊1):1-17
8) 河村正三:Therapeutic Research 1986;4(3):581-588
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