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下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合 湿疹・皮膚炎群、口唇炎・口角炎・口内炎上記の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常成人1日3~6錠を1~3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
レボドパ
作用を減弱することがある。(ビタミンB6による)
ビタミンB6はレボドパ脱炭酸酵素の補酵素であるため併用により末梢での脱炭酸化を促し作用部位への到達量を減少させると考えられる。
頻度不明
大量・長期投与
末梢神経障害(手足のしびれ、知覚異常等)(ビタミンB6による)注1)
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。(ビタミンB2による)
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
ピリドキシン塩酸塩は生体内でピリドキサールリン酸エステルとなり、各種の補酵素としてたん白質、脂肪等の代謝に関与する1) 。またリボフラビンは肝臓で活性型のFMN、FADとなり、フラビン酵素として、酸化還元機構に作用する2) 。このように両者は、たん白質、アミノ酸、あるいは脂肪の代謝に不可欠であることから、これらの欠乏に伴う代謝異常を成因とするいくつもの疾患が発症する。トリプトファンをはじめとする各種アミノ酸の代謝異常に対して、リボフラビンおよびピリドキシンはその治療及び予防に用いられる3),4),5) 。ピリドキシンが生体内で補酵素型のピリドキサールリン酸エステルに活性化される反応は、ピリドキシンリン酸オキシダーゼによって触媒されるが、この酵素はフラビン酵素であるので、ビタミンB6とB2の両者は酵素学的に不可分の関係にある6),7),8),9) 。
リボフラビン(Riboflavin)
7,8-Dimethyl-10-[(2S,3S,4R)-2,3,4,5-tetrahydroxypentyl]benzo[g]pteridine-2,4(3H,10H)-dione
C17H20N4O6
376.36
本品は黄色~橙黄色の結晶で、僅かににおいがある。本品は水に極めて溶けにくく、エタノール(95)、酢酸(100)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。本品の飽和水溶液は中性である。本品は光によって分解する。
約290℃(分解)
ピリドキシン塩酸塩(Pyridoxine Hydrochloride)
4,5-Bis(hydroxymethyl)-2-methylpyridin-3-ol monohydrochloride
C8H11NO3・HCl
205.64
本品は白色~微黄色の結晶性の粉末である。本品は水に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、無水酢酸、酢酸(100)にほとんど溶けない。本品は光によって徐々に変化する。
約206℃(分解)
*ピロー包装開封後は、遮光して保存すること。PTPシートから取り出した後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
*100錠 [10錠(PTP)×10]500錠 [10錠(PTP)×50]1000錠 [10錠(PTP)×100]
1) 日本ビタミン学会編:ビタミン学〔II〕 1980;131-225
2) 日本ビタミン学会編:ビタミン学〔II〕 1980;69-129
3) 安田利顕:ビタミン 1956;10:1-7
4) 竹内 勝:ビタミン 1964;30:95-99
5) 有井義公:ビタミン 1960;20:49-60
6) Nakahara, I. et al.:The Journal of Biochemistry 1961;49:343-347
7) Lakshmi, A. V. et al.:Br. J. Nutr. 1974;32:249-255
8) 坂本幸哉:ビタミン 1961;24:223-237
9) 和田 博 ほか:ビタミン 1975;49:483-489
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