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劇薬
処方箋医薬品注)
統合失調症
通常、成人にはブロナンセリンとして40mgを1日1回貼付するが、患者の状態に応じて最大80mgを1日1回貼付することもできる。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日量は80mgを超えないこと。本剤は、胸部、腹部、背部のいずれかに貼付し、24時間ごとに貼り替える。
ブロナンセリン経口剤から本剤へ切り替える場合には、次の投与予定時刻に切り替え可能であるが、患者の状態を十分観察すること。切り替えに際しては、「臨床成績」の項を参考に用量を選択すること。本剤からブロナンセリン経口剤へ切り替える場合には、ブロナンセリン経口剤の用法・用量に従って、1回4mg、1日2回食後経口投与より開始し、徐々に増量すること。なお、ブロナンセリン経口剤と本剤を同時期に投与することにより過量投与にならないよう注意すること。
一過性の血圧降下があらわれることがある。
錐体外路症状が悪化するおそれがある。
痙攣閾値を低下させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
血糖値が上昇することがある。,
悪性症候群が起こりやすい。
肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されている。
血中濃度が上昇するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に使用すること。一般に生理機能が低下しており、錐体外路症状等の副作用があらわれやすい。
*アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療、又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)(ボスミン)
アドレナリンの作用を逆転させ、重篤な血圧降下を起こすことがある。
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される。
**CYP3A4を強く阻害する薬剤
,
本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため、クリアランスが減少する可能性がある。
*アドレナリン含有歯科麻酔剤
重篤な血圧降下を起こすことがある。
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。
中枢神経抑制剤アルコール
相互に作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に使用すること。
本剤及びこれらの薬剤等の中枢神経抑制作用による。
ドパミン作動薬
相互に作用が減弱することがある。
本剤はドパミン受容体遮断作用を有していることから、ドパミン作動性神経において、作用が拮抗することによる。
降圧薬
降圧作用が増強することがある。
本剤及びこれらの薬剤の降圧作用による。
CYP3A4阻害作用を有する薬剤
本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがあるので、観察を十分に行い、必要に応じて減量あるいは低用量から開始するなど慎重に使用すること。
CYP3A4誘導作用を有する薬剤
本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を誘導するため、クリアランスが増加する可能性がある。
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、使用を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡することがある。
長期使用により、口周部等の不随意運動があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合は減量又は中止を考慮すること。なお、使用中止後も症状が持続することがある。
腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがある。このような場合には使用を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
AST、ALT、γ-GTP、ALP、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。
高血糖や糖尿病の悪化があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡に至ることがある。口渇、多飲、多尿、頻尿等の症状の発現に注意するとともに、血糖値の測定を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には、使用を中止し、インスリン製剤の投与等の適切な処置を行うこと。,
5%以上
5%未満
頻度不明注2)
過敏症
発疹、湿疹、そう痒
循環器
血圧上昇、血圧低下、心電図異常(QT間隔の延長、T波の変化等)、徐脈、動悸
起立性低血圧、頻脈、不整脈、心室性期外収縮、上室性期外収縮、心拍数増加、心拍数減少
錐体外路症状注1)
パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎過多、寡動、運動緩慢、歩行障害、仮面様顔貌等)(13.6%)、アカシジア(静坐不能)(10.4%)
ジスキネジア(構語障害、嚥下障害、口周部・四肢等の不随意運動等)、ジストニア(痙攣性斜頚、顔面・喉頭・頚部の攣縮、眼球回転発作、後弓反張等)
肝臓
AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、肝機能異常、脂肪肝
LDH上昇、ALP上昇
眼
眼の乾燥
調節障害、霧視、羞明
消化器
悪心、嘔吐、便秘、下痢、食欲不振、食欲亢進、上腹部痛、胃不快感、胃炎、胃腸炎、腹痛
腹部膨満感、口唇炎
内分泌
プロラクチン上昇
月経異常、乳汁分泌、射精障害、女性化乳房、勃起不全
泌尿器
排尿困難
尿閉、尿失禁、頻尿
精神神経系
統合失調症の悪化
不眠、睡眠障害、眠気、めまい・ふらつき、不安・焦燥感・易刺激性、頭重・頭痛、自殺企図、興奮、攻撃性、抑うつ、脱抑制、行動異常、妄想、悪夢、痙攣
過鎮静、幻覚・幻聴、被害妄想、多動、脳波異常、躁状態、意識障害、異常感、会話障害、多弁、緊張、しびれ感
血液
白血球増加、白血球減少
好中球増加、リンパ球減少、赤血球増加、貧血、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、血小板増加、血小板減少、異型リンパ球出現
皮膚(適用部位)
紅斑(11.7%)、そう痒感
皮膚炎、湿疹、発疹、丘疹、小水疱、変色、刺激感、乾燥、びらん、皮膚剥脱、じん麻疹
疼痛、不快感、熱感
その他
体重増加
倦怠感、脱力感、体重減少、CK上昇、トリグリセリド上昇、血中コレステロール上昇、血中カリウム減少、血中ナトリウム減少、血糖上昇、糖尿病、血糖低下、胸痛、口渇、尿中蛋白陽性、上気道感染、発熱、鼻出血、鼻咽頭炎、四肢痛
発汗、咳嗽、過換気、鼻漏、多飲、水中毒、顔面浮腫、浮腫、嚥下性肺炎、低体温、血中インスリン上昇、血中リン脂質増加、BUN上昇、BUN減少、血中総蛋白減少、血中カリウム上昇、尿中ウロビリン陽性、尿糖陽性、尿潜血陽性、脱毛
健康成人12例に本剤40mgを上背部に24時間単回貼付したとき、血漿中ブロナンセリン濃度は貼付約25時間後に最高濃度(Cmax)に達し、以後緩やかに減少した1)。
Cmax(ng/mL)
AUC0-last(ng·h/mL)
tmax※(h)
t1/2(h)
0.42±0.09
13.16±2.77
25.3 (22.0-27.0)
41.9±17.0
平均値±標準偏差、※ 中央値 (最小値‐最大値)
健康成人9例に本剤40mgに相当する用量を1日1回10日間背部に反復貼付したとき、平均血漿中ブロナンセリン濃度は、7日間でほぼ定常状態に達したと考えられた。定常状態でのブロナンセリン濃度の日内変動は小さく、最終(10回)貼付時のブロナンセリン濃度の最大値(Cmax)と最小値(Cmin)の比は平均1.25であった2)。
Cmax(ng/mL)
Cmin(ng/mL)
AUC0-24(ng·h/mL)
tmax※(h)
t1/2(h)
初回貼付時
0.41±0.25
0.31±0.18
9.82±5.37
24.0 (18-24)
−
最終貼付時
0.96±0.41
0.78±0.36
21.05±9.40
24.0 (18-28)
46.4±11.3
統合失調症患者に本剤40mg又は80mgを胸部、腹部、背部のいずれかに1日1回反復貼付したときの平均血漿中ブロナンセリン濃度は、用量に比例して増加した。また、貼付1及び2週後の濃度は、いずれの用量でも貼付6週後の濃度の60%及び80%程度だったことから、本剤を統合失調症患者に反復貼付した時の血漿中ブロナンセリン濃度は、貼付後2週間程度でほぼ定常状態に達すると考えられた3)。
貼付群
本剤40mg
本剤80mg
時期
例数
濃度(ng/mL)
1週後
187
0.67±0.38
192
1.32±0.76
2週後
175
0.88±0.52
184
1.83±0.98
6週後
162
1.16±0.81
169
2.23±1.31
平均値±標準偏差
99.7%以上(in vitro、ヒト血清、10ng/mL~2μg/mL、平衡透析法)4),5),6)
7,8位の各水酸化体及びこれらのグルクロン酸抱合体N-脱エチル体7)
ブロナンセリンは、ピペラジン環のN-脱エチル化及びN-オキシド化、シクロオクタン環の酸化、これに続く抱合反応あるいはピペラジン環の開環など広範に代謝される8)。
ブロナンセリンは、主としてCYP3A4で代謝されると考えられる8)(in vitro)。
尿中及び糞便中
健康成人6例に14C-ブロナンセリン4mgを朝食2時間後単回経口投与したとき、尿中及び糞便中には、それぞれ投与放射能量の約59%及び約30%が排泄された。尿中に未変化体は認められず、主代謝物として数種類のグルクロン酸抱合体が存在した。また、糞便中には未変化体が少量(糞便中放射能量の5%未満)認められた7),9)(外国人データ)。
本剤を貼付したとき、ブロナンセリンは初回通過効果を受けないため、ブロナンセリン経口剤を投与したときに比べ、CYP3A4阻害剤・誘導剤併用時の薬物動態への影響は小さいと考えられる。
Tmax(h)a)
Cmax(ng/mL)b)
t1/2(h)b)
AUClast(ng・h/mL)b)
単独投与時
2(1-3)
0.26±0.11
14.9±8.5
1.94±1.03
併用投与時c)
3(2-3)
0.63±0.24
27.0±11.0
4.93±1.65
a)中央値(最小値-最大値)、b)平均値±標準偏差c)ブロナンセリン投与7日前より投与前日までエリスロマイシン1,200mg/日(分4)を反復経口投与し、ブロナンセリン投与時はエリスロマイシン300mgを併用
3(1-5)
0.32±0.13
20.9±9.0
2.60±1.39
4.3(2-5)
4.22±2.05
18.2±5.5
45.17±22.82
a)中央値(最小値-最大値)、b)平均値±標準偏差c)ブロナンセリン投与7日前より投与当日までケトコナゾール400mg/日反復経口投与
急性期の統合失調症患者を対象にプラセボ対照の二重盲検治療期(6週間)と非盲検治療期[52週間(日本)、28週間(日本以外)]から構成される国際共同第3相試験を実施した。二重盲検治療期で、580例(日本人患者164例を含む)に本剤40mg、80mg又はプラセボを1日1回6週間貼付した。modified Intention-to-treat(以下、mITT)集団のベースラインからの6週時のPositive and Negative Syndrome Scale(以下、PANSS)合計スコア変化量は次のとおりであった。本剤40mg群及び80mg群共に、PANSS合計スコアはベースラインから減少し、その変化量はプラセボ群と比較して有意に大きかった。
例数a)
PANSS合計スコア
ベースライン(平均値±標準偏差)
変化量(最小二乗平均±標準誤差)b)
6週時におけるベースラインからの変化量
プラセボ群との比較
群間差 [95%信頼区間]
調整p値c)
プラセボ
189
99.5 ±13.84
-10.8 ±1.47
196
101.6 ±15.55
-16.4 ±1.43
-5.6 ±2.04 [-9.6, -1.6]
0.007
101.5 ±14.76
-21.3 ±1.41
-10.4 ±2.03 [-14.4, -6.4]
< 0.001
a) mITT集団b) Mixed Model for Repeated Measuresによる解析c) Hochbergの方法を用いて多重性を調整
非盲検治療期は二重盲検治療期を完了した患者を対象に継続して実施し、431例(日本人患者102例を含む)に本剤を1日1回、40mg、60mg又は80mgの漸増漸減法で貼付した。28週時までのPANSS合計スコアの推移は下表のとおりであった。
評価時期
二重盲検治療期プラセボ群
二重盲検治療期40mg群
二重盲検治療期80mg群
ベースラインからの変化量
開始時
131
84.6±19.98
-
143
80.1±19.23
157
78.1±20.28
12週時
104
68.7±20.38
-15.3±18.58
109
65.9±17.83
-11.8±13.55
126
67.5±19.03
-10.3±12.88
28週時
83
62.1±21.04
-23.1±20.73
91
59.3±17.81
-18.5±16.09
114
60.8±20.06
-17.0±14.10
安全性解析対象例521例中(日本人患者139例を含む)、副作用(臨床検査値異常を含む)が310例(日本人患者94例を含む)(59.5%)に認められた。主な副作用はパーキンソン症候群(14.0%)、アカシジア(10.9%)、適用部位紅斑(7.7%)等であった3)。
国内の統合失調症患者を対象に、本剤への直接切り替えによる非盲検52週間長期投与試験を実施した(1日1回、40mg、60mg又は80mgの漸増漸減法)。ロナセン錠単剤6週間投与を経て本剤貼付を開始したコホート、及びすぐに本剤貼付を開始したコホートのPANSS合計スコアは下表のとおりであった。
ロナセン錠単剤6週間投与後に本剤を52週間貼付したコホート
すぐに本剤を52週間貼付したコホート
ロナセン錠投与前ベースライン
108
65.7 ±22.19
―
ベースライン
97a)
63.6 ±21.23 a)
103
67.5 ±21.34
6週時
80
62.9 ±20.63
-0.6 ±5.41
95
63.3 ±19.92
-3.3 ±7.18
75
61.1 ±20.79
-1.9 ±5.92
88
61.7 ±20.87
-4.9 ±10.42
67
60.3 ±22.20
-1.2 ±10.29
69
59.7 ±20.70
-7.9 ±12.52
52週時
57
56.0 ±19.00
-3.5 ±8.41
60
57.0 ±21.58
-9.2 ±15.08
最終評価時(LOCF)b)
97
63.5 ±22.98
-0.1 ±11.59
64.1 ±23.79
-3.4 ±15.30
平均値±標準偏差a) ロナセン錠投与6週時b) Last Observation Carried Forwardによる解析
治療継続率(95%信頼区間)は、ロナセン錠単剤6週間投与後に本剤を52週間貼付したコホートの28週で64.9%(54.6~73.5)、52週で58.8%(48.3~67.8)、すぐに本剤を52週間貼付したコホートの28週で66.0%(56.0~74.3)、52週で57.3%(47.2~66.2)であった。安全性解析対象例200例中、副作用(臨床検査値異常を含む)が137例(68.5%)に認められた。主な副作用は適用部位紅斑(22.0%)、プロラクチン上昇(14.0%)、パーキンソン症候群(12.5%)、適用部位そう痒感(10.0%)、アカシジア(9.0%)、不眠(8.0%)等であった。なお、ロナセン錠単剤6週間投与後に本剤貼付を開始したコホートでは、下表に示す用量でロナセン錠から本剤へ切り替えた12)。
ロナセン錠最終投与量
本剤開始貼付量
8 mg/日
40 mg/日
12 mg/日
60 mg/日
16 mg/日
80 mg/日
In vitro受容体結合試験において、ブロナンセリンはドパミンD2受容体サブファミリー(D2、D3)及びセロトニン5-HT2A受容体に対して親和性を示し、完全拮抗薬として作用した。また、ブロナンセリンはアドレナリンα1、ヒスタミンH1、ムスカリンM1及びM3等の受容体に対して主作用であるドパミンD2受容体サブファミリー(D2、D3)及びセロトニン5-HT2A受容体への親和性に比べて低い親和性を示した13),14),15)。
動物実験において、次の薬理作用が認められている。
作用の種類(動物種、投与経路)
EDあるいはED50(mg/kg)
備考
ブロナンセリン
ハロペリドール
条件回避反応抑制作用単回投与(ラット、経口)13)反復投与(ラット、経口)13)
ED50:0.55耐性なし
ED50:0.62耐性なし
抗精神病効果と相関
側坐核内ドパミン投与による運動過多の抑制作用(ラット、経口)16)
ED:0.3~3
ED:1、3
ドパミン仮説に基づく統合失調症の病態モデルへの作用
メタンフェタミン誘発前頭前皮質自発発火障害の改善作用(ラット、静脈内)16)
ED:1
メタンフェタミン誘発運動過多抑制作用(ラット、経口)17)
ED50:0.446
ED50:0.287
陽性症状改善作用の指標
フェンシクリジン誘発無動改善作用(マウス、経口)13)
ED:0.3、1
陰性症状改善作用の指標
アポモルヒネ誘発プレパルス抑制障害改善作用(ラット、経口)13)
認知障害改善作用の指標
カタレプシー惹起作用(ラット、経口)13)
ED50:16.4
ED50:5.63
急性期錐体外路系副作用の指標
SKF38393 誘発異常口唇運動増強作用(ラット、経口)13)
10mg/kg/dayで作用なし
ED:3
慢性期錐体外路系副作用の指標
ED:作用用量、ED50:50%作用用量
ブロナンセリン(Blonanserin)
2-(4-Ethyl-1-piperazinyl)-4-(4-fluorophenyl)-5,6,7,8,9,10-hexahydrocycloocta[b]pyridine
C23H30FN3
367.50
白色の結晶又は結晶性の粉末。酢酸(100)に溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
123~126℃
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
70枚[1枚(袋)×70]
1) 社内資料:健康成人における単回貼付試験(2019年6月18日承認、CTD2.7.6.2)
2) 社内資料:健康成人における反復貼付試験(2019年6月18日承認、CTD2.7.6.3)
3) 社内資料:国際共同第3相試験(2019年6月18日承認、CTD2.7.6.9)
4) 社内資料:ヒト血清たん白結合の検討1(ヒト血清、ヒト血清アルブミンおよびα1-酸性糖蛋白を用いた検討)(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
5) 社内資料:ヒト血清たん白結合の検討2(ブロナンセリンおよび代謝物を用いた検討)(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
6) 社内資料:ヒト血清たん白結合の検討3(各種共存薬物との相互作用の検討)(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
7) 社内資料:ヒトの血漿、尿および糞中の代謝物検索(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
8) 社内資料:ヒト代謝CYPの同定(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
9) 社内資料:14C標識体を用いたマスバランス試験(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
10) 松本和也ほか:臨床精神薬理. 2008; 11:891-899
11) 社内資料:ケトコナゾールとの薬物相互作用試験(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.7.2.2)
12) 社内資料:国内第3相長期投与試験(2019年6月18日承認、CTD2.7.6.10)
13) 釆輝昭ほか:臨床精神薬理. 2007; 10:1263-1272
14) 社内資料:ドパミンD2、D3及びセロトニン5-HT2A受容体に対する作動作用及び拮抗作用(2019年6月18日承認、CTD2.6.2.2)
15) 社内資料:ムスカリンM3受容体への結合親和性(2019年6月18日承認、CTD2.6.2.2)
16) Noda Y., et al.:J. Pharmacol. Exp. Ther. 1993; 265:745-751
17) 社内資料:メタンフェタミン誘発運動過多に対する抑制作用(ロナセン錠/散、2008年1月25日承認、CTD2.6.2.2)
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