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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
通常、1回0.25〜0.5gを少量の水又はお湯(50℃以上にならないこと)で溶解し、哺乳時に経口投与する。
通常、摂取乳糖量10gに対して1gを食餌と共に投与する。症状により増減する。
本剤は50℃以上では酵素力価が低下するため、溶解温度に注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
ショック症状、四肢冷感、顔面蒼白、チアノーゼ、下痢、腹部膨満、嘔吐等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止すること。なお、症状に応じて輸液、副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。
0.1~5%未満
0.1%未満
過敏症
発疹等
消化器
便秘
腹部膨満、嘔吐等
生後5ヵ月以上の乳児の乳糖不耐症患者3例に牛乳と共にβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)細粒0.5gを経口投与したが、血漿中には、ラジオイムノアッセイにより、β-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)は検出されなかった1)。
再審査終了時における乳児の乳糖不耐症及び経管栄養食に伴う下痢の有効性評価対象例は、それぞれ6065例、3984例であり、有効率は81.4%(4937例)、76.5%(3048例)であった2)。
疾患名
有効例数/有効性評価対象例数
有効率(%)
乳児の乳糖不耐症 一次性乳糖不耐症 二次性乳糖不耐症 単一症候性下痢症 乳児急性消化不良症 乳児感冒性下痢症 白色便性下痢症 乳児慢性下痢症 未熟児・新生児の下痢
4937/606563/794874/5986623/754768/9232703/3325682/82827/5671/100
81.479.781.482.683.281.382.448.271.0
経管栄養食下痢注)
3048/3984
76.5
注)1回投与量1gまでの症例を集計した。
消化管内の乳糖に作用し、乳糖のβ-D-ガラクトシド結合を加水分解してブドウ糖とガラクトースを生成する。
胃切除後の成人乳糖不耐症患者17例5),6)及び生後5ヵ月から26ヵ月の乳児の乳糖不耐症患者5例1)に乳糖とβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)を同時に経口投与した乳糖負荷試験において、乳糖の分解・吸収によると考えられる血中ブドウ糖値の有意な上昇が認められた。
β-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)β-Galactosidase(Penicillium)
β-D-Galactosidase
白色〜微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。水に混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。吸湿性である。
本剤は吸湿しやすいため、湿気を避けて保存すること。
0.5g×240包[分包、乾燥剤入り]1g×300包[分包、乾燥剤入り]100g[プラスチック瓶、バラ、乾燥剤入り]
1) 戸苅創他:Nagoya Med.J. 1984;29:53-62
2) 岩井紳他:基礎と臨床 1990;24(3):1477-1482
3) 江幡光雄他:最新医学 1984;39(11):2415-2422
4) 栩野義博他:最新医学 1984;39(11):2423-2430
5) 福田稔他:最新医学 1984;9(5):988-995
6) 笹井平他:基礎と臨床 1984;18(3):1103-1108
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