当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
チアミン塩化物塩酸塩として、通常成人1日5〜100mgを経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
0.1~5%未満
消化器
軽度の胃不快感、胸やけ、下痢等
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人男子10名にセトチアミン塩酸塩水和物錠35.65mg(チアミン塩化物塩酸塩として25mg)を経口投与したとき、全血中総ビタミンB1濃度は投与2時間後に最高値30.0μg/dLを示し、8時間後には14.5μg/dLまで低下した1) (測定法:蛍光法)。
消化管障害のない成人2名に35S-標識セトチアミンをチアミン塩化物塩酸塩として25mg投与したとき、吸収率は4日間で約80%と推定された2) 。
イヌに35S-標識セトチアミンを1mg投与したとき、5時間後に肝に投与量の6〜7%が分布し、次いで腎に高濃度に分布した2) 。
本剤は生体内に広く存在する加水分解酵素によりビタミンB1に転化し、側鎖のカルボエトキシ基はエタノールと炭酸ガスになることが確認されている3),4) (in vitro)。
消化管障害のない成人2例に35S-標識セトチアミンをチアミン塩化物塩酸塩として25mg投与したとき、初めの1、2時間内に投与量の18〜21%が尿中に排泄され、24時間で約40%、1週間で51%が排泄された。糞便中へは4日間で20%が排泄された2) 。
セトチアミン塩酸塩はチアミン塩化物塩酸塩(ビタミンB1塩酸塩)に比べ消化管からの吸収が良く、生体内においてビタミンB1に転化し、ビタミンB1の欠乏又は代謝障害と関係する神経機能障害、心筋障害等を改善する5) 。
セトチアミン塩酸塩水和物(Cetotiamine Hydrochloride Hydrate)
(3Z)-4-{N-[(4-Amino-2-methylpyrimidin-5-yl)methyl]-N-formylamino}-3-(ethoxycarbonylsulfanyl)pent-3-enyl ethyl carbonate monohydrochloride monohydrate
C18H26N4O6S・HCl・H2O
480.96
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又は僅かに特異なにおいがある。水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。0.01mol/L塩酸試液に溶ける。
約132℃(分解)
100錠[10錠(PTP)×10)]1000錠[10錠(PTP)×100]1000錠[プラスチック瓶、バラ]
1) 社内資料:血中濃度(ジセタミン錠25)
2) 奥田邦雄他:最新医学 1967; 22(5):997-1007
3) 森田実他:ビタミン 1966; 33(1):76-80
4) 上原喜八郎他:ビタミン 1962; 25(6):530-531
5) 西沢義人:ビタミン 1962; 25(6):516-561
高田製薬株式会社 文献請求窓口
〒336-8666 さいたま市南区沼影1丁目11番1号
電話 0120-989-813FAX 048-816-4183
高田製薬株式会社
さいたま市西区宮前町203番地1
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.