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処方箋医薬品注)
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常成人1日2~10mLを1~3回に分割して皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
レボドパ
レボドパの作用を減弱させることがある。
本剤中に含まれるピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)がレボドパの末梢での脱炭酸を促進する。
血圧低下、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒感等
血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
本剤に含有するビタミンは、主として生体内の酵素系の構成成分としてエネルギー代謝をはじめ、蛋白質・脂質の代謝に協力的に関与している1),2),3)。その欠乏は複合的に生じることが多く、特有の欠乏症を呈するほかに感染傾向の増強又は各種疾患の経過悪化、回復遅延をもたらす4),5),6)。
チアミン塩化物塩酸塩(Thiamine Chloride Hydrochloride)
3-(4-Amino-2-methylpyrimidin-5-ylmethyl)-5-(2-hydroxyethyl)-4-methylthiazolium chloride monohydrochloride
C12H17ClN4OS・HCl
337.27
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又は僅かに特異なにおいがある。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくい。融点:約245℃(分解)結晶多形が認められる。
1.0gを水100mLに溶かした液のpHは2.7~3.4である。
リボフラビンリン酸エステルナトリウム(Riboflavin Sodium Phosphate)
Monosodium(2R,3S,4S)-5-(7,8-dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-trihydroxypentyl monohydrogen phosphate
C17H20N4NaO9P
478.33
黄色~橙黄色の結晶性の粉末で、においはなく、味はやや苦い。水にやや溶けやすく、エタノール(95)、クロロホルム又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。光によって分解する。極めて吸湿性である。
〔α〕20D:+38~+43°(脱水物に換算したもの0.3g、5mol/L塩酸試液、20mL、100mm)
0.20gを水20mLに溶かした液のpHは5.0~6.5である。
ピリドキシン塩酸塩(Pyridoxine Hydrochloride)
4,5-Bis(hydroxymethyl)-2-methylpyridin-3-ol monohydrochloride
C8H11NO3・HCl
205.64
白色~微黄色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、無水酢酸、酢酸(100)にほとんど溶けない。光によって徐々に変化する。融点:約206℃(分解)
1.0gを水50mLに溶かした液のpHは2.5~3.5である。
ニコチン酸アミド(Nicotinamide)
Pyridine-3-carboxamide
C6H6N2O
122.12
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。水又はエタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくい。
128~131℃
1.0gを水20mLに溶かした液のpHは6.0~7.5である。
アスコルビン酸(Ascorbic Acid)
L-threo-Hex-2-enono-1,4-lactone
C6H8O6
176.12
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、酸味がある。水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。融点:約190℃(分解)
〔α〕20D:+20.5~+21.5°(2.5g、水、25mL、100mm)
1.0gを水20mLに溶かした液のpHは2.2~2.5である。
パンテノール(Panthenol)
D-(+)-2,4-Dihydroxy-N-(3-hydroxypropyl)-3,3-dimethylbutyramide
C9H19NO4
205.25
無色~微黄色の粘稠な液体又は白色の結晶性の塊又は無色~微黄色の粘稠な液体と白色の結晶性の塊の混合物で、わずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。水又はエタノールと混和する。エーテルに溶けにくい。水溶液(1→20)はアルカリ性である。吸湿性である。
〔α〕20D:+29.0~+32.0°(脱水物に換算して0.5g、水、10mL、100mm)
外箱開封後は、遮光して保存すること。
2mL×10管[ガラスアンプル]2mL×100管[ガラスアンプル]
1) 佐橋佳一他:ビタミン学 1956;8-15
2) 黒川利雄他:現代内科学大系 代謝異常 3 1966;12-18
3) 島薗順雄:日本薬剤師会誌 1955;7(2):2-4
4) 黒川利雄他:現代内科学大系 代謝異常 3 1966;18-19
5) American Medical Association:AMA Drug Evaluations 4th ed. 1980;839
6) 岸川基明他:綜合臨牀 1965;14(10):2002-2006
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