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ガラクトース血症の患者[本剤はガラクトース(1.0%以下)及び乳糖(1.1%以下)を含有する。]
通常、成人1日量30~60mLを高アンモニア血症の場合3回、産婦人科術後の排ガス・排便の目的には朝夕2回に分けて経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
小児便秘症の場合、通常1日0.5~2mL/kgを3回に分けて経口投与する。投与量は便性状により適宜増減する。
本剤はラクツロースのほか、ガラクトース(1.0%以下)及び乳糖(1.1%以下)を含有する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)
消化器系副作用が増強される可能性がある。
α-グルコシダーゼ阻害剤により増加する未消化多糖類及びラクツロースは、共に腸内細菌で分解されるため、併用により腸内ガスの発生や下痢等が増加する可能性がある。
5%以上
0.1 ~5%未満
消化器
下痢注2)
悪心、嘔吐、腹痛、腹鳴、鼓腸、食欲不振等
健康成人5例に30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、吸収されたラクツロースは4時間で最高血中濃度(平均56.8μg/mL)となり、12時間後の血中にはほとんど検出されなかった1)。また、7~10歳の健康小児4例に0.5mL/kg(ラクツロースとして325mg/kg)を経口投与した結果、吸収されたラクツロースは4時間で最高血中濃度(平均85.5μg/mL)となった2)。
健康成人5例に30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、ラクツロースの吸収は極めて微量であった1)。また、7~10歳の健康小児4例に0.5mL/kg(ラクツロースとして325mg/kg)を経口投与した結果、成人の場合と同様ラクツロースとしての吸収は極めて微量であった2)。
健康成人5例に30mL(ラクツロースとして19.5g)を経口投与した結果、尿中排泄は0~4時間で最高(93.0±30.6mg/4hr)となり、12時間で投与量の0.65%が未変化のまま排泄された1)。また、7~10歳の健康小児4例に0.5mL/kg(ラクツロースとして325mg/kg)を経口投与した結果、尿中排泄は0~4時間で最高(50.9±26.2mg/4hr)となり、12時間で投与量の1.01%が未変化のまま排泄された2)。
肝性脳症患者を対象としたcross over二重盲検試験において有用性が認められた3)。
肝性脳症及び高アンモニア血症患者を対象としたcross over二重盲検試験において有用性が認められた4)。
産婦人科術後の排ガス・排便の促進効果についての二重盲検試験において、有用性が認められた5)。
小児便秘症に対しての二重盲検試験で、有用性が認められた6)。
ラクツロース(Lactulose)
β-D-Galactopyranosyl-(1→4)-D-fructose
C12H22O11
342.30
純ラクツロースは、白色~微黄白色の結晶又は粉末である。 においはなく、味はわずかに甘い。水に溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
500mL[プラスチック瓶]
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