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処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
次の疾患における胆汁うっ滞に伴うそう痒
ABCB11遺伝子変異を有する患者のうち、胆汁酸塩排出ポンプ蛋白質(BSEP)の機能を完全に喪失する変異を有する患者では、本剤の効果は期待できない。
通常、マラリキシバット塩化物として、200μg/kgを1日1回食前に経口投与する。1週間後、400μg/kg 1日1回に増量する。
通常、マラリキシバット塩化物として、300μg/kgを1日1回食前に経口投与する。1週間後、1回300μg/kg 1日2回に増量する。さらに、1週間後、1回600μg/kg 1日2回に増量する。
体重
200μg/kg
400μg/kg
1回投与量
4kg
0.1mL
0.15mL
5~6kg
0.2mL
7~9kg
0.3mL
10~12kg
0.45mL
13~15kg
0.6mL
16~19kg
0.35mL
0.7mL
20~24kg
0.9mL
25~29kg
0.5mL
1mL
30~34kg
1.25mL
35~39kg
1.5mL
40~49kg
1.75mL
50~59kg
2.25mL
60~69kg
2.5mL
70kg以上
3mL
300μg/kg
600μg/kg
3kg
0.25mL
5kg
6~7kg
0.4mL
8~9kg
0.8mL
2mL
2.75mL
70~79kg
80kg以上
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
1ヵ月齢未満の新生児を対象とした臨床試験は実施されていない。
5%以上
消化器
下痢(23.3%)、腹痛(13.3%)
内服用にのみ使用させること。
健康成人12例を対象に、マラリキシバット塩化物30mg注)を空腹時に単回経口投与したときのTmaxの中央値は0.75時間、Cmax及びAUClastの平均値(標準偏差)はそれぞれ1.65(1.10)ng/mL及び3.43(2.13)ng·hr/mLであった。t1/2の平均値は1.8時間であった1)(外国人データ)。
健康成人各群12例を対象に、マラリキシバット塩化物30mg又は45mg注)を高脂肪食摂取後に単回経口投与したときのAUClast及びCmaxは、空腹時投与と比較して、69.3%~85.8%及び64.8%~73.2%減少した3)(外国人データ)。
In vitro試験において、マラリキシバットのヒト血漿タンパク結合率は91%であった4)。
健康成人8例を対象に、[14C]マラリキシバット塩化物5mg注)を空腹時に単回経口投与したとき、血漿中に代謝物は認められなかった1)(外国人データ)。
健康成人8例を対象に、[14C]マラリキシバット塩化物5mg注)を空腹時に単回経口投与したとき、投与放射能量の72%が糞中に、0.066%が尿中に排泄され、糞中の放射能の94%が未変化体であった1)(外国人データ)。
マラリキシバットはOATP2B1に対する阻害作用を示した5)。注)本剤の承認用量(最大投与量)は、アラジール症候群患者に対しては400µg/kg 1日1回、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症患者に対しては1回600µg/kg 1日2回、経口投与である。
日本人アラジール症候群患者7例(4ヵ月齢~10歳)を対象に、非盲検下、2週間の用量漸増後、マラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回経口投与した。18週から22週までの空腹時血清総胆汁酸濃度(主要評価項目)及びItch Reported Outcome(Observer)[ItchRO(Obs)]スコアで測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は下表のとおりであった6)。
例数
空腹時血清総胆汁酸濃度(μmol/L)
そう痒ItchRO(Obs)スコア注)
MRX
7
17.64±53.29[-31.64, 66.92]
-0.28±0.43[-0.68, 0.12]
MRX:マラリキシバット塩化物平均値±標準偏差、[ ]は両側95%信頼区間注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。
ベースラインから18週までの空腹時血清総胆汁酸濃度及びItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は下表のとおりであった6)。
8.30±49.43[-37.41, 54.01]
-1.33±0.84[-2.11, -0.55]
副作用発現頻度(48週まで)は14.3%(1/7例)であり、認められた副作用は便意切迫であった6)。
1歳以上のアラジール症候群患者31例を対象に、非盲検下、6週間の用量漸増後、マラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回12週間経口投与し、二重盲検下、プラセボ又はマラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回4週間経口投与した。なお、その後、すべての患者に非盲検下でマラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回投与した。18週から22週までの空腹時血清総胆汁酸濃度(主要評価項目)及びItchRO(Obs)で測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は、下表のとおりであった7),8)。
そう痒ItchRO(Obs)スコア注2)
変化量
群間差
PBO
10
95.55±30.49[29.12, 161.97]
-117.28±52.83[-232.38, -2.18]
2.11±0.20[1.69, 2.54]
-2.05±0.35[-2.80, -1.29]
5
-21.73±43.13[-115.69, 72.23]
0.07±0.28[-0.54, 0.68]
PBO:プラセボ、MRX:マラリキシバット塩化物最小二乗平均値±標準誤差、[ ]は両側95%信頼区間注1)治験薬を18週間投与され、12週又は18週の時点で空腹時血清総胆汁酸濃度がベースラインから50%以上低下したすべての被験者をModified ITT解析対象集団に含めた。注2)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。
ベースラインから18週までの空腹時血清総胆汁酸濃度及びItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は下表のとおりであった7)。
29
-87.73±119.98[-133.37, -42.09]
-1.70±0.91[-2.05, -1.36]
副作用発現頻度(48週まで)は、本剤投与において38.7%(12/31例)であり、主な副作用は腹痛29.0%(9/31例)、下痢22.6%(7/31例)であった9)。
日本人PFIC患者5例(4~11歳)を対象に、非盲検下、4週間(最長6週間)の用量漸増後、マラリキシバット塩化物600μg/kgを1日2回経口投与した。PFIC2※患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量(主要評価項目)及びベースラインから26週までの空腹時血清総胆汁酸濃度の変化量は下表のとおりであった10)。
3
-149.90±165.65[-561.40, 261.60]
-1.51±0.86[-3.65, 0.63]
MRX:マラリキシバット塩化物平均値±標準偏差、[ ]は両側95%信頼区間※PFIC2:BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。
本試験に組み入れられた全PFIC※患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量及びベースラインから26週までの空腹時血清総胆汁酸濃度の変化量は下表のとおりであった10)。
-97.24±137.82[-268.37, 73.89]
-0.99±0.96[-2.18, 0.20]
MRX:マラリキシバット塩化物平均値±標準偏差、[ ]は両側95%信頼区間※全PFIC:PFIC1(FIC1欠損)、PFIC2(BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く)注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。
副作用発現頻度(48週まで)は20.0%(1/5例)であり、認められた副作用は下痢、皮膚炎であった10)。
1歳以上のPFIC患者93例を対象に二重盲検下、4週間(最長6週間)の用量漸増後、プラセボ又はマラリキシバット塩化物600μg/kgを1日2回経口投与した。本試験に組み入れられたPFIC2※患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量及び空腹時血清総胆汁酸濃度の18週、22週及び26週の平均値を用いたベースラインからの変化量は下表のとおりであり、主要評価項目であるItchRO(Obs)スコアでプラセボに対するマラリキシバットの優越性が認められた11)。
そう痒ItchRO(Obs)スコア注1)
群間差注2)
群間差注3)
17
11.19±33.74[-58.07, 80.45]
-186.72±51.95[-293.45, -79.99]
-0.63±0.25[-1.14, -0.12]
-1.09±0.37[-1.85, -0.33]p=0.0063
14
-175.54±39.49[-256.72, -94.36]
-1.72±0.27[-2.27, -1.16]
PBO:プラセボ、MRX:マラリキシバット塩化物最小二乗平均値±標準誤差、[ ]は両側95%信頼区間※PFIC2:BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く注1)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。注2)投与群、時点、投与群と時点の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と時点の交互作用を説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3時点(18週、22週、26週)の各推定値を平均することにより算出注3)投与群、期間、投与群と期間の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と期間の交互作用を説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3期間(15~18週、19~22週、23~26週)の各推定値を平均することにより算出、両側有意水準5%
本試験に組み入れられた全PFIC※患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量及び空腹時血清総胆汁酸濃度の18週、22週及び26週の平均値を用いたベースラインからの変化量は、下表のとおりであった11)。
31
2.91±22.63[-42.32, 48.15]
-160.40±30.18[-220.84, -99.97]
-0.61±0.19[-1.00, -0.22]
-1.20±0.26[-1.73, -0.67]
33
-157.49±21.36[-200.28, -114.70]
-1.81±0.18[-2.18, -1.44]
PBO:プラセボ、MRX:マラリキシバット塩化物最小二乗平均値±標準誤差、[ ]は両側95%信頼区間※全PFIC:PFIC1(FIC1欠損)、PFIC2(BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く)、PFIC3(MDR3欠損)、PFIC4(ZO-2欠損)、PFIC10(MyosinVB欠損)注1)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。注2)投与群、時点、投与群と時点の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と時点の交互作用、PFICタイプを説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3時点(18週、22週、26週)の各推定値を平均することにより算出注3)投与群、期間、投与群と期間の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と期間の交互作用、PFICタイプを説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3期間(15~18週、19~22週、23~26週)の各推定値を平均することにより算出
副作用発現頻度は本剤群では38.3%(18/47例)であり、主な副作用は下痢27.7%(13/47例)、腹痛6.4%(3/47例)及び血中ビリルビン増加6.4%(3/47例)であった12)。
マラリキシバットは、可逆的かつ選択的な回腸胆汁酸トランスポーター(IBAT)の阻害剤である。マラリキシバットは回腸末端部の管腔内で作用し、IBATを介した胆汁酸の再吸収を阻害することで胆汁酸の腸肝循環を阻害する13)。
マラリキシバットは[14C]タウロコール酸の取込みを阻害した(IC50=0.28nM)(in vitro)13)。
胆管を部分結紮することで胆汁うっ滞を誘発する胆汁うっ滞モデルラットにおいて、マラリキシバットは反復経口投与により糞便中への胆汁酸排泄を増加させ、血清中の総胆汁酸濃度を低下させた。また、血清中のAST、ALT、ALP、GGT及び総ビリルビン値を低下させた13)。
マラリキシバット塩化物(Maralixibat Chloride)〔JAN〕
1-{[4-({4-[(4R,5R)-3,3-Dibutyl-7-(dimethylamino)-4-hydroxy-1,1-dioxo-2,3,4,5-tetrahydro-1H-1λ6-benzothiepin-5-yl]phenoxy}methyl)phenyl]methyl}-1,4-diazabicyclo[2.2.2]octan-1-ium chloride
C40H56ClN3O4S
710.41
白色~淡黄色の固体
285℃
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
30mL[1瓶]
1) マラリキシバットの薬物動態試験成績①(2025年3月27日承認、CTD 2.7.2.2.2.1)
2) マラリキシバットの薬物動態試験成績②(2025年3月27日承認、CTD 2.7.2.2.2.2)
3) マラリキシバットの薬物動態試験成績③(2025年3月27日承認、CTD 2.7.1.2.1.1)
4) マラリキシバットの薬物動態試験成績④(2025年3月27日承認、CTD 2.7.2.3.1.2)
5) マラリキシバットの薬物動態試験成績⑤(2025年3月27日承認、CTD 2.6.4.7.2.2)
6) マラリキシバットの国内第Ⅲ相臨床試験成績(ALGS)(2025年3月27日承認、CTD 2.7.6.17)
7) マラリキシバットの海外第Ⅱ相臨床試験成績(ALGS)①(2025年3月27日承認、CTD 2.7.3.2.2)
8) マラリキシバットの海外第Ⅱ相臨床試験成績(ALGS)②(社内資料)
9) マラリキシバットの海外第Ⅱ相臨床試験成績(ALGS)③(2025年3月27日承認、CTD 2.7.4.2.1.3)
10) マラリキシバットの国内第Ⅲ相臨床試験成績(PFIC)(2025年3月27日承認、CTD 2.7.6.21)
11) マラリキシバットの海外第Ⅲ相臨床試験成績(PFIC)①(2025年3月27日承認、CTD 2.7.3.2.2)
12) マラリキシバットの海外第Ⅲ相臨床試験成績(PFIC)②(2025年3月27日承認、CTD 2.7.4.2.1.3)
13) マラリキシバットの薬理試験成績(2025年3月27日承認、CTD 2.6.2.2)
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