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リブマーリ内用液10mg/mL

処方せん医薬品

添付文書番号
企業コード
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
一般的名称
2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
3.組成・性状
3.1組成
3.2製剤の性状
4.効能又は効果
5.効能又は効果に関連する注意
6.用法及び用量
7.用法及び用量に関連する注意
8.重要な基本的注意
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.5妊婦
9.6授乳婦
9.7小児等
11.副作用
11.2その他の副作用
14.適用上の注意
16.薬物動態
16.1血中濃度
16.2吸収
16.3分布
16.4代謝
16.5排泄
16.7薬物相互作用
17.臨床成績
17.1有効性及び安全性に関する試験
18.薬効薬理
18.1作用機序
18.2薬理作用
19.有効成分に関する理化学的知見
21.承認条件
22.包装
23.主要文献
24.文献請求先及び問い合わせ先
26.製造販売業者等

リブマーリ内用液10mg/mL

添付文書番号

3919008S1025_1_01

企業コード

400256

作成又は改訂年月

2025年6月改訂(第2版)
2025年3月作成

日本標準商品分類番号

873919

薬効分類名

回腸胆汁酸トランスポーター阻害剤

承認等

リブマーリ内用液10mg/mL

販売名コード

YJコード

3919008S1025

販売名英語表記

Livmarli oral solution 10mg/mL

販売名ひらがな

りぶまーりないようえき10mg/mL

承認番号等

承認番号

30700AMX00081

販売開始年月

2025年6月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

30ヵ月

一般的名称

マラリキシバット塩化物

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

リブマーリ内用液10mg/mL

有効成分1mL中
マラリキシバット塩化物   10mg
(マラリキシバットとして   9.5mg )
添加剤プロピレングリコール、エデト酸ナトリウム水和物、スクラロース、香料

3.2 製剤の性状

リブマーリ内用液10mg/mL

pH3.8~4.8
性状・剤形無色~黄色澄明の液剤

4. 効能又は効果

次の疾患における胆汁うっ滞に伴うそう痒

  • アラジール症候群
  • 進行性家族性肝内胆汁うっ滞症

5. 効能又は効果に関連する注意

  • 〈進行性家族性肝内胆汁うっ滞症〉

    ABCB11遺伝子変異を有する患者のうち、胆汁酸塩排出ポンプ蛋白質(BSEP)の機能を完全に喪失する変異を有する患者では、本剤の効果は期待できない。

6. 用法及び用量

  • 〈アラジール症候群〉

    通常、マラリキシバット塩化物として、200μg/kgを1日1回食前に経口投与する。1週間後、400μg/kg 1日1回に増量する。

  • 〈進行性家族性肝内胆汁うっ滞症〉

    通常、マラリキシバット塩化物として、300μg/kgを1日1回食前に経口投与する。1週間後、1回300μg/kg 1日2回に増量する。さらに、1週間後、1回600μg/kg 1日2回に増量する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 7.1 本剤を3ヵ月間投与しても効果が認められない場合には、投与継続の是非を検討すること。
  • 〈アラジール症候群〉
    1. 7.2 本剤投与に際しては、下記の体重別投与量表を参考にすること。

      体重

      200μg/kg

      400μg/kg

      1回投与量

      1回投与量

      4kg

      0.1mL

      0.15mL

      5~6kg

      0.1mL

      0.2mL

      7~9kg

      0.15mL

      0.3mL

      10~12kg

      0.2mL

      0.45mL

      13~15kg

      0.3mL

      0.6mL

      16~19kg

      0.35mL

      0.7mL

      20~24kg

      0.45mL

      0.9mL

      25~29kg

      0.5mL

      1mL

      30~34kg

      0.6mL

      1.25mL

      35~39kg

      0.7mL

      1.5mL

      40~49kg

      0.9mL

      1.75mL

      50~59kg

      1mL

      2.25mL

      60~69kg

      1.25mL

      2.5mL

      70kg以上

      1.5mL

      3mL

  • 〈進行性家族性肝内胆汁うっ滞症〉
    1. 7.3 本剤投与に際しては、下記の体重別投与量表を参考にすること。

      体重

      300μg/kg

      600μg/kg

      1回投与量

      1回投与量

      3kg

      0.1mL

      0.2mL

      4kg

      0.1mL

      0.25mL

      5kg

      0.15mL

      0.3mL

      6~7kg

      0.2mL

      0.4mL

      8~9kg

      0.25mL

      0.5mL

      10~12kg

      0.35mL

      0.6mL

      13~15kg

      0.4mL

      0.8mL

      16~19kg

      0.5mL

      1mL

      20~24kg

      0.6mL

      1.25mL

      25~29kg

      0.8mL

      1.5mL

      30~34kg

      0.9mL

      2mL

      35~39kg

      1.25mL

      2.25mL

      40~49kg

      1.25mL

      2.75mL

      50~59kg

      1.5mL

      3mL

      60~69kg

      2mL

      3mL

      70~79kg

      2.25mL

      3mL

      80kg以上

      2.5mL

      3mL

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤投与中に腹痛や下痢が持続し、他の原因が認められない場合は、減量又は休薬を検討すること。下痢による脱水に注意し、異常が認められた場合には速やかに適切な処置を行うこと。
  2. 8.2 本剤の投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。
  3. 8.3 本剤の投与開始前及び投与中は定期的に血中脂溶性ビタミン(A、D、E、K)濃度及びプロトロンビン時間国際標準比(PT-INR)を測定して患者の状態について十分に観察を行い、必要に応じて脂溶性ビタミンの補給を考慮すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

1ヵ月齢未満の新生児を対象とした臨床試験は実施されていない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

5%以上

消化器

下痢(23.3%)、腹痛(13.3%)

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

  1. 14.1.1 患者又は保護者に対し、使用説明書及び投与量に応じた専用の経口投与用ディスペンサーを渡し、服用方法を指導すること。
  2. 14.1.2 小児の手の届かない所に保管するよう指導すること。
  3. 14.1.3 開封後は室温(1~30℃)で保管するよう指導すること。
  4. 14.1.4 開封後は130日以内に使用し、使用されなかった薬液は廃棄するよう指導すること。

14.2 薬剤投与時の注意

内服用にのみ使用させること。

16. 薬物動態

16.1 血中濃度

  1. 16.1.1 単回投与

    健康成人12例を対象に、マラリキシバット塩化物30mg注)を空腹時に単回経口投与したときのTmaxの中央値は0.75時間、Cmax及びAUClastの平均値(標準偏差)はそれぞれ1.65(1.10)ng/mL及び3.43(2.13)ng·hr/mLであった。t1/2の平均値は1.8時間であった1)(外国人データ)。

  2. 16.1.2 反復投与
    1. (1) 日本人のアラジール症候群患者7例(4ヵ月齢~10歳)及び進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC)患者5例(4~11歳)にマラリキシバット塩化物をそれぞれ400μg/kgを1日1回、600μg/kgを1日2回反復経口投与した場合の血漿中濃度の平均値は、400μg/kgを1日1回経口投与での投与4時間後では0.96ng/mL、600μg/kgを1日2回経口投与での投与2.5時間後では0.39ng/mLであり、日本人のアラジール症候群患者2例及びPFIC患者2例で定量下限(0.250ng/mL)未満であった2)
    2. (2) 健康成人8例を対象に、マラリキシバット塩化物100mg注)を食直前に1日1回反復経口投与したとき、血漿中での蓄積は認められなかった1)(外国人データ)。

16.2 吸収

  1. 16.2.1 食事の影響

    健康成人各群12例を対象に、マラリキシバット塩化物30mg又は45mg注)を高脂肪食摂取後に単回経口投与したときのAUClast及びCmaxは、空腹時投与と比較して、69.3%~85.8%及び64.8%~73.2%減少した3)(外国人データ)。

16.3 分布

In vitro試験において、マラリキシバットのヒト血漿タンパク結合率は91%であった4)

16.4 代謝

健康成人8例を対象に、[14C]マラリキシバット塩化物5mg注)を空腹時に単回経口投与したとき、血漿中に代謝物は認められなかった1)(外国人データ)。

16.5 排泄

健康成人8例を対象に、[14C]マラリキシバット塩化物5mg注)を空腹時に単回経口投与したとき、投与放射能量の72%が糞中に、0.066%が尿中に排泄され、糞中の放射能の94%が未変化体であった1)(外国人データ)。

16.7 薬物相互作用

  1. 16.7.1 In vitro試験

    マラリキシバットはOATP2B1に対する阻害作用を示した5)
    注)本剤の承認用量(最大投与量)は、アラジール症候群患者に対しては400µg/kg 1日1回、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症患者に対しては1回600µg/kg 1日2回、経口投与である。

17. 臨床成績

17.1 有効性及び安全性に関する試験

  • 〈アラジール症候群〉
    1. 17.1.1 国内第Ⅲ相試験(非盲検非対照試験)

      日本人アラジール症候群患者7例(4ヵ月齢~10歳)を対象に、非盲検下、2週間の用量漸増後、マラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回経口投与した。18週から22週までの空腹時血清総胆汁酸濃度(主要評価項目)及びItch Reported Outcome(Observer)[ItchRO(Obs)]スコアで測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は下表のとおりであった6)

      ITT解析対象集団における18週から22週までの変化量

      例数

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注)

      MRX

      7

      17.64±53.29
      [-31.64, 66.92]

      -0.28±0.43
      [-0.68, 0.12]

      MRX:マラリキシバット塩化物
      平均値±標準偏差、[  ]は両側95%信頼区間
      注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。

      ベースラインから18週までの空腹時血清総胆汁酸濃度及びItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は下表のとおりであった6)

      ITT解析対象集団におけるベースラインから18週までの変化量

      例数

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注)

      MRX

      7

      8.30±49.43
      [-37.41, 54.01]

      -1.33±0.84
      [-2.11, -0.55]

      MRX:マラリキシバット塩化物
      平均値±標準偏差、[  ]は両側95%信頼区間
      注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。

      副作用発現頻度(48週まで)は14.3%(1/7例)であり、認められた副作用は便意切迫であった6)

    2. 17.1.2 海外第Ⅱ相試験(プラセボ対照二重盲検比較試験)

      1歳以上のアラジール症候群患者31例を対象に、非盲検下、6週間の用量漸増後、マラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回12週間経口投与し、二重盲検下、プラセボ又はマラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回4週間経口投与した。なお、その後、すべての患者に非盲検下でマラリキシバット塩化物400μg/kgを1日1回投与した。18週から22週までの空腹時血清総胆汁酸濃度(主要評価項目)及びItchRO(Obs)で測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は、下表のとおりであった7),8)

      Modified ITT解析対象集団注1)における18週から22週までの変化量

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注2)

      例数

      変化量

      群間差

      変化量

      群間差

      PBO

      10

      95.55±30.49
      [29.12, 161.97]

      -117.28±52.83
      [-232.38, -2.18]

      2.11±0.20
      [1.69, 2.54]

      -2.05±0.35
      [-2.80, -1.29]

      MRX

      5

      -21.73±43.13
      [-115.69, 72.23]

      0.07±0.28
      [-0.54, 0.68]

      PBO:プラセボ、MRX:マラリキシバット塩化物
      最小二乗平均値±標準誤差、[  ]は両側95%信頼区間
      注1)治験薬を18週間投与され、12週又は18週の時点で空腹時血清総胆汁酸濃度がベースラインから50%以上低下したすべての被験者をModified ITT解析対象集団に含めた。
      注2)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。

      ベースラインから18週までの空腹時血清総胆汁酸濃度及びItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の週平均重症度スコアの変化量は下表のとおりであった7)

      ITT解析対象集団におけるベースラインから18週までの変化量

      例数

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注)

      MRX

      29

      -87.73±119.98
      [-133.37, -42.09]

      -1.70±0.91
      [-2.05, -1.36]

      MRX:マラリキシバット塩化物
      平均値±標準偏差、[  ]は両側95%信頼区間
      注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。

      副作用発現頻度(48週まで)は、本剤投与において38.7%(12/31例)であり、主な副作用は腹痛29.0%(9/31例)、下痢22.6%(7/31例)であった9)

  • 〈進行性家族性肝内胆汁うっ滞症〉
    1. 17.1.3 国内第Ⅲ相試験(非盲検非対照試験)

      日本人PFIC患者5例(4~11歳)を対象に、非盲検下、4週間(最長6週間)の用量漸増後、マラリキシバット塩化物600μg/kgを1日2回経口投与した。PFIC2患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量(主要評価項目)及びベースラインから26週までの空腹時血清総胆汁酸濃度の変化量は下表のとおりであった10)

      PFIC2患者における変化量

      例数

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注)

      MRX

      3

      -149.90±165.65
      [-561.40, 261.60]

      -1.51±0.86
      [-3.65, 0.63]

      MRX:マラリキシバット塩化物
      平均値±標準偏差、[  ]は両側95%信頼区間
      ※PFIC2:BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く
      注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。

      本試験に組み入れられた全PFIC患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量及びベースラインから26週までの空腹時血清総胆汁酸濃度の変化量は下表のとおりであった10)

      全PFIC患者における変化量

      例数

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注)

      MRX

      5

      -97.24±137.82
      [-268.37, 73.89]

      -0.99±0.96
      [-2.18, 0.20]

      MRX:マラリキシバット塩化物
      平均値±標準偏差、[  ]は両側95%信頼区間
      ※全PFIC:PFIC1(FIC1欠損)、PFIC2(BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く)
      注)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。

      副作用発現頻度(48週まで)は20.0%(1/5例)であり、認められた副作用は下痢、皮膚炎であった10)

    2. 17.1.4 海外第Ⅲ相試験(プラセボ対照二重盲検比較試験)

      1歳以上のPFIC患者93例を対象に二重盲検下、4週間(最長6週間)の用量漸増後、プラセボ又はマラリキシバット塩化物600μg/kgを1日2回経口投与した。本試験に組み入れられたPFIC2患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量及び空腹時血清総胆汁酸濃度の18週、22週及び26週の平均値を用いたベースラインからの変化量は下表のとおりであり、主要評価項目であるItchRO(Obs)スコアでプラセボに対するマラリキシバットの優越性が認められた11)

      PFIC2患者における変化量

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注1)

      例数

      変化量

      群間差注2)

      変化量

      群間差注3)

      PBO

      17

      11.19±33.74
      [-58.07, 80.45]

      -186.72±51.95
      [-293.45, -79.99]

      -0.63±0.25
      [-1.14, -0.12]

      -1.09±0.37
      [-1.85, -0.33]
      p=0.0063

      MRX

      14

      -175.54±39.49
      [-256.72, -94.36]

      -1.72±0.27
      [-2.27, -1.16]

      PBO:プラセボ、MRX:マラリキシバット塩化物
      最小二乗平均値±標準誤差、[  ]は両側95%信頼区間
      ※PFIC2:BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く
      注1)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。
      注2)投与群、時点、投与群と時点の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と時点の交互作用を説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3時点(18週、22週、26週)の各推定値を平均することにより算出
      注3)投与群、期間、投与群と期間の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と期間の交互作用を説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3期間(15~18週、19~22週、23~26週)の各推定値を平均することにより算出、両側有意水準5%

      本試験に組み入れられた全PFIC患者において、ItchRO(Obs)スコアで測定した朝のそう痒の重症度スコアの15週から26週までの平均値を用いたベースラインからの変化量及び空腹時血清総胆汁酸濃度の18週、22週及び26週の平均値を用いたベースラインからの変化量は、下表のとおりであった11)

      全PFIC患者における変化量

      空腹時血清総胆汁酸濃度
      (μmol/L)

      そう痒
      ItchRO(Obs)スコア注1)

      例数

      変化量

      群間差注2)

      変化量

      群間差注3)

      PBO

      31

      2.91±22.63
      [-42.32, 48.15]

      -160.40±30.18
      [-220.84, -99.97]

      -0.61±0.19
      [-1.00, -0.22]

      -1.20±0.26
      [-1.73, -0.67]

      MRX

      33

      -157.49±21.36
      [-200.28, -114.70]

      -1.81±0.18
      [-2.18, -1.44]

      PBO:プラセボ、MRX:マラリキシバット塩化物
      最小二乗平均値±標準誤差、[  ]は両側95%信頼区間
      ※全PFIC:PFIC1(FIC1欠損)、PFIC2(BSEP欠損、ただしBSEP機能の完全喪失を除く)、PFIC3(MDR3欠損)、PFIC4(ZO-2欠損)、PFIC10(MyosinVB欠損)
      注1)そう痒の評価尺度で、介護者が0点(無症状)~4点(非常に重度)の5段階で評価する。
      注2)投与群、時点、投与群と時点の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と時点の交互作用、PFICタイプを説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3時点(18週、22週、26週)の各推定値を平均することにより算出
      注3)投与群、期間、投与群と期間の交互作用、ベースライン値、ベースライン値と期間の交互作用、PFICタイプを説明変数とし、被験者内誤差の分散共分散構造に無構造を仮定したMixed-effects model for repeated measuresによる推定を行った後、3期間(15~18週、19~22週、23~26週)の各推定値を平均することにより算出

      副作用発現頻度は本剤群では38.3%(18/47例)であり、主な副作用は下痢27.7%(13/47例)、腹痛6.4%(3/47例)及び血中ビリルビン増加6.4%(3/47例)であった12)

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

マラリキシバットは、可逆的かつ選択的な回腸胆汁酸トランスポーター(IBAT)の阻害剤である。マラリキシバットは回腸末端部の管腔内で作用し、IBATを介した胆汁酸の再吸収を阻害することで胆汁酸の腸肝循環を阻害する13)

18.2 薬理作用

  1. 18.2.1 タウロコール酸の取込みに対する阻害作用

    マラリキシバットは[14C]タウロコール酸の取込みを阻害した(IC50=0.28nM)(in vitro13)

  2. 18.2.2 胆汁うっ滞モデルラットにおける薬力学的作用

    胆管を部分結紮することで胆汁うっ滞を誘発する胆汁うっ滞モデルラットにおいて、マラリキシバットは反復経口投与により糞便中への胆汁酸排泄を増加させ、血清中の総胆汁酸濃度を低下させた。また、血清中のAST、ALT、ALP、GGT及び総ビリルビン値を低下させた13)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

マラリキシバット塩化物(Maralixibat Chloride)〔JAN〕

化学名

1-{[4-({4-[(4R,5R)-3,3-Dibutyl-7-(dimethylamino)-4-hydroxy-1,1-dioxo-2,3,4,5-tetrahydro-1H-1λ6-benzothiepin-5-yl]phenoxy}methyl)phenyl]methyl}-1,4-diazabicyclo[2.2.2]octan-1-ium chloride

分子式

C40H56ClN3O4S

分子量

710.41

性状

白色~淡黄色の固体

化学構造式

融点

285℃

21. 承認条件

医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。

22. 包装

30mL[1瓶]

24. 文献請求先及び問い合わせ先

武田薬品工業株式会社 くすり相談室

〒103-8668 東京都中央区日本橋本町二丁目1番1号

フリーダイヤル 0120-566-587
受付時間 9:00~17:30(土日祝日・弊社休業日を除く)

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

武田薬品工業株式会社

〒540-8645 大阪市中央区道修町四丁目1番1号

26.2 提携

mirum

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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