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生物学的製剤基準
乾燥抗D(Rho)人免疫グロブリン
処方箋医薬品注)
特定生物由来製品
D(Rho)陰性で以前にD(Rho)因子で感作を受けていない女性に対し、以下の場合に投与することにより、D(Rho)因子による感作を抑制する。
本剤は、1瓶を添付の溶解液(日本薬局方 注射用水)2mLに溶解し、効能・効果に応じて以下のとおり投与する。
72時間以内に本剤1瓶を筋肉内に注射する。
本剤1瓶を筋肉内に注射する。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。
本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない。感染した場合には胎児への障害(流産、胎児水腫、胎児死亡)が起こる可能性がある。
非経口用生ワクチン
本剤の投与を受けた者は、生ワクチンの効果が得られないおそれがあるので、生ワクチンの接種は本剤投与後3カ月以上延期すること。
本剤の主成分は免疫抗体であるため、中和反応により生ワクチンの効果が減弱されるおそれがある。
悪心、嘔吐、発汗、四肢冷感、血圧低下等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発熱、発疹等
注射部位
疼痛、腫脹、硬結
本剤はチメロサールその他の保存剤を含有していないので、一度溶解したものは1時間以内に使用し、残液は再使用しないこと。
胎児又は新生児のD(Rho)陽性赤血球抗原がD(Rho)陰性の母体に移行し、抗D(Rho)抗体が産生される前に本剤を筋肉内投与することにより、D(Rho)陰性妊産婦の母体血中に移行したD(Rho)陽性赤血球を破壊しD(Rho)感作を防止する。これにより、次回妊娠時の新生児溶血性疾患の発症を防ぐことができる1),2),3)。
乾燥抗D(Rho)人免疫グロブリン(Freeze-dried Human Anti-D(Rho)Immunoglobulin)
156,000~161,000(IgGの分子量)
本剤は特定生物由来製品に該当することから、本剤を投与した場合は、医薬品の名称(販売名)、製造番号、投与日、投与を受けた患者の氏名、住所等を記録し、少なくとも20年間保存すること。
1瓶〔抗D(Rho)抗体1,000倍(2mL相当量)含有〕、溶解液(日本薬局方 注射用水)2mL 1管添付、患者血液型カード(患者携帯用)1枚添付※添付の「患者血液型カード」に必要事項を記入の上、今後の妊娠時に担当の医師へ提示できるように、妊産婦へお渡しください。
1) 白川光一:免疫と疾患. 1984;8:243-251.
2) 白川光一:産婦人科の世界. 1969;21:873-879.
3) 遠山博, 編:輸血学. 改訂第2版. 中外医学社. 1989;466-470.
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