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生物学的製剤基準
人血清アルブミン
処方箋医薬品注)
特定生物由来製品
本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者
アルブミンの喪失(熱傷、ネフローゼ症候群など)及びアルブミン合成低下(肝硬変症など)による低アルブミン血症、出血性ショック
通常成人1回20~50mL(人血清アルブミンとして5~12.5g)を緩徐に静脈内注射又は点滴静脈内注射する。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
過敏反応を起こすおそれがある。
循環血漿量の増加により心負荷増大の可能性がある。
急速に注射すると、心過負荷等の循環障害及び肺浮腫を起こすことがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない。感染した場合には胎児への障害(流産、胎児水腫、胎児死亡)が起こる可能性がある。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
呼吸困難、喘鳴、胸内苦悶、血圧低下、脈拍微弱、チアノーゼ等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発熱、顔面紅潮、じん麻疹等
その他
悪寒、腰痛
混濁しているものは投与しないこと。
アルブミンは正常人血漿たん白のうち約60%を占める量的に最も多いたん白で、血漿膠質浸透圧の約80%を担い、水分を保持する(1gのアルブミンは約20mLの血漿量を増加させる)ことにより循環血液量を調節している2),3)。本剤は、正常血漿のアルブミン濃度を約40mg/mLとすると、約6倍の高濃度(25%)溶液で、本剤の投与により血漿膠質浸透圧を維持し、循環血漿量を確保する1)。また、アルブミンは脂肪酸やホルモン、薬物など様々な物質と結合し、運搬する作用がある4)。
本剤は特定生物由来製品に該当することから、本剤を投与した場合は、医薬品の名称(販売名)、製造番号、投与日、投与を受けた患者の氏名、住所等を記録し、少なくとも20年間保存すること。
1瓶
1) 血液製剤の使用指針(改定版)〔薬生発0331第15号:平成29年3月31日付〕
2) 河合忠:血漿蛋白−その基礎と臨床.1977:131-132.
3) Tullis J.L.:JAMA.1977;237(4):355-359.
4) 小田切優樹:YAKUGAKU ZASSHI.2009;129(4):413-425.
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