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カンジダに起因する腟炎及び外陰腟炎
1日1回1錠を腟深部に挿入し、6日間継続使用する。なお、真菌学的効果(一次効果)が得られない場合は、オキナゾール腟錠100mgを更に1日1回1錠6日間継続使用する。
1週1回1錠を腟深部に挿入する。なお、真菌学的効果(一次効果)が得られない場合は、オキナゾール腟錠600mgを更に1回1錠使用する。
妊娠12週未満の妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹等
腟・外陰
発赤
刺激感、ひりひり感、そう痒感、疼痛等
腟にのみ使用し、経口投与しないこと。
14C-オキシコナゾール硝酸塩5mg/kgをラット(n=3)に腟内投与した時の組織内濃度は、血漿中濃度に比べて副腎、卵巣、肝、小腸、腎及び脂肪では高く、大脳、小脳、胸腺、骨格筋、羊水では低かった。投与後の組織内濃度は血漿中濃度と同様に推移し、特定の組織に残留する傾向はみられなかった。また、同様に妊娠ラットに腟内投与した時の胎児の組織内濃度は母獣の血漿中濃度とほぼ同程度であった。
14C-オキシコナゾール硝酸塩5mg/kgをラット(n=3)に腟内投与したとき、投与後336時間までに尿中に8.1%及び糞中に36.5%が排泄された。
外陰腟カンジダ症患者を対象とした二重盲検比較試験において、本剤100mgを1日1回6日間使用したときの有効以上の有効率(1週)は95.7%(90/94例)であった。副作用は認められなかった2),3),4),5),6),7),8)。
外陰腟カンジダ症患者を対象とした二重盲検比較試験において、本剤600mgを1回使用したときの有効以上の有効率(1週)は89.7%(96/107例)であった。副作用は認められなかった2),3),4),5),6),7),8)。
オキシコナゾール硝酸塩の抗真菌活性は、直接的細胞膜障害作用により発揮される。また、低濃度域での部分的発育阻止効果には、エルゴステロール合成阻害作用が関与している9),10)。
オキシコナゾール硝酸塩は皮膚糸状菌、酵母状真菌、二形性真菌(臨床分離株)等に対して広範囲な抗菌スペクトルを有し、そのMICは10μg/mL以下であった。また、好気性、通性嫌気性のグラム陽性球菌及び桿菌に対しても抗菌活性を示すことが認められた9)(in vitro)。
菌種
MIC(μg/mL)
Trichophyton mentagrophytes
0.08~0.31
Trichophyton rubrum
<0.04
Epidermophyton floccosum
Microsporum canis
<0.04~0.31
Candida albicans
<0.04~10
Cryptococcus neoformans
<0.04~0.16
Candida glabrata
Aspergillus niger
0.63~1.25
Blastomyces dermatitidis
培地:Sabouraud dextrose agar
オキシコナゾール硝酸塩(Oxiconazole Nitrate)
2',4'-Dichloro-2-imidazol-1-ylacetophenone(Z)-[O-(2,4-dichlorobenzyl)oxime]mononitrate
C18H13Cl4N3O・HNO3
492.14
白色~微黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、僅かに特異なにおいがある。N, N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(95)、無水酢酸又は酢酸(100)にやや溶けにくく、水に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
約142℃(分解).
アルミピロー開封後は遮光保存すること。
120錠[6錠(PTP)×20]
30錠[6錠(PTP)×5]
1) 高田道夫, 他: 産婦人科の世界. 1989; 41(5): 471-479
2) 林 博章, 他: 基礎と臨床. 1989; 23(7): 2863-2869
3) 三輪 是, 他: 基礎と臨床. 1989; 23(7): 2871-2877
4) 松原穣介, 他: 薬理と治療. 1989; 17(6): 2949-2958
5) 曽我賢次, 他: 基礎と臨床. 1989; 23(8): 3309-3319
6) 辰田一郎, 他: 薬理と治療. 1989; 17(6): 2959-2966
7) 内藤博之, 他: 薬理と治療. 1989; 17(7): 3643-3653
8) 松井和夫, 他: 基礎と臨床. 1989; 23(8): 3320-3330
9) 平谷民雄, 他: CHEMOTHERAPY. 1984; 32(9): 568-584
10) 平谷民雄, 他: CHEMOTHERAPY. 1985; 33(3): 215-226
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