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劇薬
1日1~3回、適量を患部に塗布する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては、大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。動物実験(ラット、マウス:連日皮下投与)で催奇形作用(外形異常)があらわれたとの報告がある。
長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害を来すおそれがある。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること。一般に副作用があらわれやすい。
眼瞼皮膚へ使用した際に起こることがある。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある。
0.1~5%未満
頻度不明
皮膚の感染症注1)
皮膚の真菌性(カンジダ症、白癬等)及び細菌性(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)感染症注2)
その他の皮膚症状注3)
魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、色素脱失、刺激感、乾燥
ざ瘡疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(口囲、顔面全体に紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗屑を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)
過敏症
紅斑、丘疹、腫脹
接触皮膚炎
下垂体・副腎皮質系機能
大量又は長期にわたる広範囲の使用又は密封法(ODT)による下垂体・副腎皮質系機能の抑制
化粧下やひげそり後等に使用しないよう、患者に指導すること。
眼科用として使用しないこと。
湿潤型湿疹・皮膚炎、アトピー性皮膚炎、老人性皮膚炎167例を対象としたトプシムクリーム0.05%との二重盲検比較試験において、本剤又はトプシムクリーム0.05%を1日2~3回、1~3週間単純塗布擦したとき、両剤間に同等の有用性が認められた。副作用発現頻度は、本剤で16.8%(28/167例)、トプシムクリームで21.6%(36/167例)であった。主な副作用は、乾燥化(本剤で10.2%(17/167例)、トプシムクリームで15.0%(25/167例))、刺激感(いずれも8.4%(14/167例))であった1)。
湿疹・皮膚炎群、乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑等190例を対象とした一般臨床試験で有効率は84.2%(160/190例)であった2),3),4),5),6)。
コルチコステロイドは、標的細胞の細胞質内に入り、そこに存在するレセプターと結合後、核内に移行して遺伝子を活性化し、合成されたメッセンジャーRNAが細胞質内に特異的蛋白リポコルチンを合成する。細胞膜を形成するリン脂質に含まれるアラキドン酸は、ホスホリパーゼA2(PLA2)により遊離後、代謝を受けて各種のプロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンとなり炎症に関与するが、リポコルチンはこのPLA2を阻害することにより、抗炎症作用を発現するものと考えられている7)。
抗炎症作用のスクリーニングテストとしての胸腺退縮試験(ラット)8)、抗肉芽試験(ラット)8)、抗ACTH試験(ラット)8)、in vitroにおける線維芽細胞抑制試験9)、ライソゾーム膜安定試験10)等のほか、クロトン油皮膚炎(ラット、ヒト)8),11),12)、灯油皮膚炎(ヒト)12)等の実験皮膚炎抑制試験、毛細血管収縮試験(ヒト)13),14)及び病巣皮膚を用いた乾癬試験(ヒト)15)において、優れた生物活性を有することが認められている。
フルオシノニド(Fluocinonide)
6α,9-Difluoro-11β,21-dihydroxy-16α,17-(1-methylethylidenedioxy)pregna-1,4-diene-3,20-dione 21-acetate
C26H32F2O7
494.52
白色の結晶又は結晶性の粉末である。クロロホルムにやや溶けにくく、アセトニトリル、メタノール、エタノール(95)又は酢酸エチルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
50g[5g(チューブ)×10]
1) 渡辺 靖, 他:西日本皮膚科. 1981;43(4):632-642
2) 早川律子, 他:皮膚. 1983;25(1):72-78
3) 橋本 淳, 他:現代の診療. 1980;22(11):1497-1505
4) 川岸郁朗, 他:現代の診療. 1980;22(11):1515-1520
5) 昆 宰市, 他:現代の診療. 1980;22(11):1511-1513
6) 昆 宰市, 他:現代の診療. 1980;22(11):1507-1510
7) 鹿取 信:炎症とプロスタグランジン. 1986;74-93
8) Rooks WH.:Syntex Research資料(社内資料)
9) Ruhmann AG, et al.:Endocrinology. 1965;76:916-927
10) 木下 啓, 他:西日本皮膚科. 1974;36(5):680-687
11) Ortega E, et al.:Acta Derm Venereol Suppl(Stockh). 1971;52(67):95-97
12) Kaidbey KH, et al.:J Invest Dermatol. 1974;63(3):292-297
13) Stoughton RB.:Arch Dermatol. 1969;99(6):753-756
14) Place VA, et al.:Arch Dermatol. 1970;101(5):531-537
15) Dumas KJ, et al.:Acta Derm Venereol. 1972;52(1):43-48
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